GANTZ_(映画)
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GANTZ
GANTZ PERFECT ANSWER
監督佐藤信介
脚本渡辺雄介
製作総指揮奥田誠治
出演者二宮和也
松山ケンイチ
吉高由里子
本郷奏多
夏菜
千阪健介
白石隼也
水沢奈子
戸田菜穂
綾野剛
伊藤歩
田口トモロヲ
山田孝之
音楽川井憲次
撮影河津太郎
編集今井剛
製作会社「GANTZ」FILM PARTNERS
配給 東宝
公開GANTZ
2011年1月7日
2011年1月29日
2011年3月18日
2011年4月14日
2011年4月21日
GANTZ PERFECT ANSWER
2011年4月23日
2011年7月15日
2011年5月12日
2011年5月20日
上映時間GANTZ:130分
GANTZ PERFECT ANSWER:141分
製作国 日本
言語日本語
製作費40億円(2作合計)
興行収入34.5億円/28.2億円[1]
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『GANTZ』(ガンツ)は、同名漫画『GANTZ』を原作とする2011年公開の日本のSFアクション映画。

日本公開日はPART1『GANTZ』が2011年1月29日、PART2『GANTZ PERFECT ANSWER』(ガンツ・パーフェクトアンサー)が2011年4月23日。全2部作で前編・後編共にPG12指定を受けた。
ストーリー
前編『GANTZ』
就職活動中の大学生・玄野計と正義感の強い加藤勝の2人は、ある日電車に轢かれて命を落とす。死んだはずの2人が、黒い謎の球体「GANTZ」に召喚され、異形の星人たちとの戦いを強いられる。血で血を洗う戦いを加藤は嫌悪するが、玄野は戦いを通じて明らかになる自分の秘められた力に自らの存在を見出すなど、二人の感覚は対極となる。戦いに目覚め、生き抜くことを選択する玄野。一方、暴力に支配された世界を嫌悪し、戦いを否定する加藤は死闘の末に命を落としてしまう。
後編『GANTZ PERFECT ANSWER』
身近にある生と死を実感した玄野は、100点めにゅ?で加藤を生き返らせるために戦いを続けていく。過去に100点を取り、ガンツを卒業していたメンバーの鮎川たちも復活し、心強い仲間たちとともに得点を積み重ね、順調かに見えた玄野たち。しかし、加藤の不可解な復活と、ガンツメンバーの周囲をかぎまわる謎の男と最強の敵が出現し、ガンツの何かが狂い始める。そして、異変が起き始めたGANTZが次のターゲットに選んだのは、星人ではなく玄野のことを想い続ける多恵だった。
キャスト登場人物の詳細については「GANTZの登場人物」を参照

<>内にはあだ名を表記する。
玄野 計<くろの> - 二宮和也
本作品の主人公。東京都内の私立大学に通う就職活動中の4年生。大学では目立たない存在。人生に目標が持てないまま漠然と面接を受け続けており、同級生たちからも顰蹙を買っている。事実、面接官からの基本的な質問にさえ答えられず、面接に落ちてしまうことも。ある日、幼馴染の加藤を助けようとして電車に轢かれ、ガンツに召喚される。当初は困惑するも、田中星人を倒したことで得点を獲得し、自分が成果を上げ、評価されたことに初めて喜びを得る。ガンツスーツの力にも気付き、次第にガンツ世界での戦いに目覚め、自分自身の存在意義を見出すようになっていく。だがそれによって増長し始めて加藤を見下し、殺人罪で少年院に収監されていた過去を罵ったりもするようになった。その後、千手観音ミッションで加藤を失い、初めてその存在の大きさに気づいた玄野は深い悲しみに暮れ、生きる気力さえ失いかける。そんな中、多恵の想いを受け再び立ち上がる決意をする。
加藤 勝<かとう> - 松山ケンイチ
玄野とは小学校の同級生。22歳。小学生の弟・歩との2人暮らしの生活を支えるため、高校進学を断念して働き始める。幼いころの歩を酒に酔っては毎日殴っていた父親を殺害してしまい、少年院に収監されていた過去を持つ[注 1]。加藤は小学生のころよくいじめられており、そのたび玄野に助けられていたため、当時から加藤は玄野に憧れている。正義感が強く、貧しいながらも必死に生きている。地下鉄で線路に誤って落ちた酔っ払いを助けて電車に轢かれ、玄野と共にガンツに召喚される。暴力に支配されるガンツ世界を嫌悪し、敵を殺さずに仲間を失わない戦いを選ぼうとするが、それは単に自分が死にたくないだけの口実であることを玄野に看破され、動揺する[注 2]。おこりんぼう星人ミッションにて、強大な千手観音に果敢に立ち向かうも、最期は刺殺される。その後、黒服星人ミッションで100点をとった鈴木の100点めにゅ?によって生き返る。
"もう一人の加藤" - 通称:『加藤星人』
本稿では便宜上「千手(加藤勝体)」で統一する。加藤に擬態した千手観音。「黒いボール」を手に入れるためにミッション外の玄野らと接触する。殺害した人物に擬態し、記憶も取り込む能力があり、加藤に擬態した際に加藤の父親殺しやガンツでの記憶を得る。後編では敵の中で黒服星人以上の主体であり、ガンツはこの星人に極度の脅威を抱いている。事実、その戦闘力はスピード、パワー、剣術、体術、スタミナ、回復力、そして知能と全てにおいて最強であり、ガンツスーツを全開にした玄野と加藤が二人がかりで挑んでもほとんど敵わない。
小島 多恵<こじま たえ> - 吉高由里子
玄野に秘かに想いを寄せる大学の同級生。ガンツに召喚された後の玄野の変化に気付き、不安を覚える。絵が得意で、玄野を主人公のモデルにしたヒーロー漫画を描いており(主人公の名は玄野ならぬ「草野」)、画のタッチは女性としては珍しくダイナミックである。 加藤の死後、弟の歩の勉強を玄野と共に見てあげており、歩も多恵を慕っている。後編ではミッションのターゲットにされ、ガンツメンバーだけでなく、千手からも命を狙われる。 
西 丈一郎<にしくん> - 本郷奏多
玄野たちが初めてガンツに召喚される前からガンツ世界でミッションを経験している高校生。ガンツ卒業生でさえ彼の後輩である。端正な顔立ちであるが、他人の命を軽視する冷酷な性格。死亡したのは12歳のころであり死因は事故死(転落死)とされているが、実際は飛び降り自殺である[注 3]。奸知に長け、仲間を囮にして敵と戦う作戦を得意とする。常に他人を「愚民ども」と言って見下しており、ゆえに学校でも虐められている。長年ガンツ世界にいるだけあってその知識は豊富であり、星人の習性も熟知している。格闘戦は苦手のようで正々堂々と星人と戦うシーンは見られないが、後編における桜井との撃ち合いでは、中距離以上での命中率が低いXガンであっさり桜井を葬っており、射撃の腕は高い。
"もう一人の西" - 通称:『西星人』
本稿では便宜上「千手(西丈一郎体)」で統一する。加藤に擬態していた千手観音が、ガンツの部屋へ侵入するべく西に擬態した姿。瞬きは星人のそれである。
岸本 恵<きしもと> - 夏菜
リストカットで自殺し、ガンツに召喚される。20歳。以前に心を病み、心療内科に通院していたことがある。その時のカルテには「他人から嫌われることを極端に嫌う八方美人。会話が苦手で、感情を表すのが得意ではない。ただし、感情が露になったときは、予想もしない行動を取りがちである」と記載されている。リストカットの理由も男に振られたショックからの衝動であり、入浴中に行っている。洗面所に立つとその時の記憶がフラッシュバックすることがある。カルテの通りに内気な性格でありながら、ねぎ星人(親)を体当たりで突き飛ばすという自分でも驚くような大胆な行動に出る。仲間思いで優しい加藤に強く魅かれていく。なお、岸本の名は「めぐみ」ではなく「けい」であり、玄野と同じ読みである。映画版ではこのことに触れる描写はない。
鮎川 映莉子 - 伊藤歩
ガンツに再び召喚(召還)された卒業生(前編ではポスターのみ登場)。10代のころから雑誌のモデルとして活躍している。かつての芸名は『エリコ・鮎川もも』であり、後編の4年前に「鮎川映莉子」と改名し女優デビューする。その後に主演女優賞を受賞しており、国民的女優としての地位を獲得する。トップモデルおよび女優として活躍するが、突如理由を公表せずに休業。このころ何らかの原因により死亡し、ガンツ世界で戦っていた。後編にて、ある日、彼女のもとに「黒いボール」が届く。ガンツでの記憶が戻らないままガンツに操られ、かつての同胞であり、同じ卒業生である小林、山本、中村を(そうだったとは忘れたまま)次々に殺害し、ガンツの部屋へ転送させる。4つ目の鍵である小島多恵を殺害しようとするが、多恵の乗る電車が黒服星人ミッションの場と交錯してしまい、黒服星人に銃撃され目的を果たせぬまま千手(加藤勝体)に射殺され、自身もガンツの部屋へ転送される。この時、ガンツの部屋への鍵である黒いボールを千手に奪われてしまう。
鈴木 良一<すずき> - 田口トモロヲ
20年間皆勤で勤めた会社をリストラされたサラリーマン。車の事故に遭い、病院へ運び込まれるも死亡し、ガンツに召喚される。玄野と加藤を信頼し、共に戦う。穏やかな優しい性格で、常に相手を立てる。ミッションではいつもビビッて戦いもせず、何かと逃げ惑っている印象を受けがちだが、実際には黒服星人ミッションで黒服星人を2体倒しており、玄野と同日に100点超えを果たし、千手との最終決戦まで生き残るなど、戦闘力は非常に高い。この強さは100点を取り、亡くした妻を生き返らせるという揺るぎない目的を持っているからである。千手との最終決戦では初めて激情し、千手に斬りかかる。
重田 正光 - 山田孝之[注 4]
死んだはずの人間と黒い玉の部屋の真相を追う謎の男。その正体は公安の刑事。死者の遺体消失事件と、東京で繰り返される謎の破壊活動に関連があると確信し、捜査を開始する。捜査のため黒服星人と接触し、何らかの取引をしたと思われる描写がある。彼の行動が直接ガンツ世界に影響することはないが、終盤にて彼が動かした機動隊が千手(西丈一郎体)を射殺したことで千手をガンツの部屋への到達を許してしまう。なお、彼が得たガンツに関する重要な資料とデータの大部分は菊地が収集し、作成したものである。
北倉 玲子 - 戸田菜穂
重田の同僚である刑事。
加藤 歩 - 千阪健介
加藤の弟。料理が得意で、玄野や多恵に自慢の料理を振舞ったりもしている。口の利き方は小生意気だが、これは親しい相手に対しての裏返しであり、実は普通に礼儀正しい。気丈な性格であるが、兄・勝が自分のために少年院に収監されたことで心に傷を負っており、後編では再び勝が帰宅しなくなったことで非常にナーバスになっている。彼の帰宅に備え、ケーキの作り方を覚え、用意もしていた。千手(加藤勝体)が家を訪れた時このケーキを差し出すも、直後に殺害される。
桜井 弘<さくらい> - 白石隼也


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