GANGSTA
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GANGSTA.
ジャンル
ハードボイルドアクション
漫画
作者コースケ
出版社新潮社
掲載誌月刊コミック@バンチ
月刊コミックバンチ
→コミックバンチKai
レーベルBUNCH COMICS
発表号2011年3月号 -
発表期間2011年1月21日[1] -
巻数既刊8巻(2018年5月9日現在)
漫画:GANGSTA:CURSED. EP_MARCO ADRIANO
原作・原案などコースケ
作画鴨修平
出版社新潮社
掲載誌GoGoバンチ
発表号vol.3 - vol.21
巻数全5巻
ドラマCD
制作フロンティアワークス
販売元フロンティアワークス
発表期間2014年8月27日 - 2016年5月25日
レイティング指定なし
その他全7巻
アニメ
原作コースケ
監督村瀬修功
シリーズディレクター初見浩一
シリーズ構成猪爪慎一
キャラクターデザイン植田羊一
音楽TSUTCHIE
アニメーション制作マングローブ
製作GANGSTA.製作委員会
放送局朝日放送TOKYO MXほか
放送期間2015年7月 - 9月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『GANGSTA.』(ギャングスタ)は、コースケによる日本漫画作品。『月刊コミック@バンチ』(新潮社)にて、2011年3月号(創刊号)より連載中[1]。2018年6月号以降は『月刊コミックバンチ』の誌名で連載し、同誌が最終号を迎えた後は『コミックバンチKai』へ移籍が発表されている[2][3]

2014年7月にアニメ化が発表された[4]。また同年8月から翌2015年6月にかけて、アニメと同じ声優によるドラマCDが全5巻で発売。2015年7月より9月までアニメが放送された。
ストーリー

マフィア売春婦・汚職警官…。あらゆる悪行がはびこる犯罪都市・エルガストルム。その街で汚れ仕事を請け負い生きるウォリックとニコラスはある日請け負った新興組織壊滅の依頼で、組織によって売春を強要され暴力を振るわれていたアレックスという名の女性と出会い、殲滅という依頼にも関わらず彼女を助け便利屋に引き取る。アレックスは電話番として居候する内、ウォリックとニコラスの抱えているものに気付き、興味を抱くようになる。

ウォリックとニコラスが共有する複雑な過去。人々に差別され、恐れられる「黄昏種(トワイライツ)」と呼ばれる者たち。過去と秘密が明らかになっていく中で便利屋は黄昏種に対する差別の激化と虐殺、マフィア間の抗争に巻き込まれていく。
登場キャラクター

声優はドラマCD・テレビアニメのもの。
便利屋

どこの組織にも属さない「中立」の立場だが、過去の経緯からモンロー・ファミリーとその系列、警察とのつながりが強い。受ける依頼はマフィア組織の壊滅から猫探しまで、範囲は広い。
ウォリック・アルカンジェロ
声 -
諏訪部順一村瀬歩(少年期)主人公。35歳、身長182センチメートル[5]。ニコラスの相棒にして契約主。便利屋の「営業担当」。上司でありながらも、部下のニコラスのことは「友人」と強調しており、主従関係となる言動を避けている一方、「アルカンジェロ一家惨殺事件」の主犯として複雑な心情を抱いている。日常はヘラヘラとした優男を装っているが、過去を含めてその本心はほとんど明かさない。便利屋を営んでいる一方、週末はジゴロとして客を取っている[6][注 1]。左目は少年期のとある事件によって眼球を失っており、黒い眼帯で隠されている。武器として拳銃を使用し、本人は「扱いが下手」と言っているが、チンピラ相手であれば複数名を倒すだけの技量がある。超記憶症候群であり、あらゆる情報を吸収し絶対に忘れないために「ストレイジ」という愛称を持っている。この能力のために「他の組織に裏切られた際、全ての情報を奪われる危険性」を危惧されダニエル・モンロー以外はウォリックを組織に近づけない。その存在の危険性、重要性はニコラスより上とも言われている。本名はウォレスであり、ウェストゲートの権力者であったアルカンジェロ家の次男。ウォリックと名乗り始めた時期は不明。妾腹であったために周囲から疎まれ、友人もなく孤独だった。実父からは日常的に虐待を受けていた。13歳のとき、ニコラスが自身の護衛役として付けられた。ニコラスが聾者であることを知り最初は反感を覚えるが、自分と同じく虐待を受けていることを知り、親近感を覚えるようになった。実父から凄惨な虐待を受ける現場をニコラスが目撃、アルカンジェロ一家惨殺事件の引き金となる。その後の経緯は不明ながらニコラスと共にエルガストルム入りした後は本編までの20数年間をエルガストルムで過ごす。14歳にはビッグママの娼館で働き始め、20歳ごろにはモンロー・ファミリーにニコラスと共に所属していた。組を離脱して便利屋を立ち上げた時期と経緯は不明。
ニコラス・ブラウン
声 - 津田健次郎花江夏樹(少年期)準主人公。34歳、身長169センチメートル[5]。ウォリックの相棒にして従者。アジア系。常に腰に日本刀を挿しており、幼いころから得物として戦闘で使用している。便利屋の荒事を主に担当する。便利屋の食事当番は、彼がまともに調理ができず包丁で指を切るばかりでウォリックが担当している[7]。A/0級の「黄昏種(トワイライツ)」であり、その代償として聴力を失っているために手話読唇術で相手とのコミュニケーションを取る。話すことはできるが、聴覚性の構音障害のため発声は安定せず、本人も疲れるからと面倒臭がってあまり喋ろうとはしない。従者とはいえ日常的にはウォリックに対して横柄な言動も見せるが、時折発せられる「命令」に対しては素直に服従する。ウォリックとは一見すると対等な友人のような態度で接しているが、一緒に食事をすることはほとんど無いなど、一線を引いていることが見受けられる。ウォリックは普段は愛称である「ニック」と呼ぶが、他の登場人物がこの愛称で呼ぶことはない。原作コミックではウォリックが「ニコラス」と呼ぶときには主従関係を示す特別な含みがあるが、アニメでは特に区別されていない。日頃から表情を変えたり自身の心情を吐露することがあまりなく、戦闘以外のことについては面倒くさがりで厭世的ですらある。暇なときは階下にこもって筋トレをするか、二階の窓際で読書をしており物静かであるが、強敵相手には非常に好戦的である上に己の傷を全く顧みずに無茶をするので生傷が絶えない。また周囲から一様に止めるよう言われているセレブレの過剰摂取(オーバードーズ)を頻繁に行っている。ニコラスの級はセレブレの過剰摂取によって身体能力を無理矢理高めた上で格上を倒して奪い取った物であり、本来なら精々がB/5級止まりとされ、そのことを指してガラハッドから「偽者(フェイカー)」とも呼ばれている。幼少期から父親の傭兵隊に所属し、傭兵隊がアルカンジェロ家に雇われた際ウォレスの護衛となる。当時は読み書きもできなかったが、ウォレスから文字や手話を教わるうちに友情が深まり、ウォレスから貰った本を大事にするなど情緒表現も徐々に豊かになっていった。ウォレスが金と引き換えに引き取り、それ以来ウォレスの従者となる。12歳で「アルカンジェロ一家惨殺事件」を起こす。その後の経緯は不明ながらウォリックと共にエルガストルム入りした。14歳で「モンロー邸襲撃事件」を起こす。当時はC/3級。17歳でエルガストルム警察に指名手配される。当時はC/0級。19歳ごろにはモンロー・ファミリーにウォリックと共に所属していた。当時はB/5級。作者であるコースケ曰く、中華系タイ人とアメリカ人のハーフをイメージしてニコラスを作ったとのこと[要出典]。
アレックス・ベネデット
声 - 能登麻美子ヒロイン。褐色の肌の元娼婦の女性。24歳、身長167センチメートル[5]。かつては古参マフィアの縄張りを荒らす新興組織に飼われており、禁止区域での売春を強要されていた。その組織を壊滅させるように依頼を受けたウォリックとニコラスが「戦利品」として引き取り、便利屋での電話番として便利屋に居候している。家事全般や配達の手伝いなど簡単な仕事も行っている。寝るときは、ウォリックとソファーとベッドを交代で使っている。美しい歌声を持ち、ウォリックの紹介でクリスチアーノ・ファミリーの娼館「Bastard」で歌を披露しており、それ以降度々、歌を披露している。娼婦を大人しくさせるために使われるドラッグ「TB(トアブ)」を投与されていたため、幻覚症状や記憶障害を起こしていたが徐々に回復しつつあり、それにより忘れていた自分の過去や弟の存在を思い出しつつある。戻っている記憶によれば、イーストゲート出身で、少女時代に母は死亡しており、その死には黄昏種が関与していた模様。母の死後酒に溺れた父に代わって幼い弟と一家の生活を支えるため、新興組織に騙されてエルガストルム入りし、娼婦として使われていた。便利屋に引き取られるきっかけとなった新興組織の壊滅より以前に、瀕死のニコラスと邂逅しているような描写がある。
ベロニカ
かつて便利屋でニコラスとウォリックと同居していた黄昏種の女性。現在はビッグママの娼館に預けられているが、自力で起き上がれないほど衰弱しており、「もう長くはない」。右腕を切断されて失っており、ヨエルは「(ニコラスが)殺しかけた」と言っている。だが、チャドは「ベロニカと同じにしてしまう前に(アレックスを便利屋から)追い出せ」と話している。また、セレブレの過剰摂取を行うニコラスに対してジーナが「ベロニカと同じになりたいか」と語っているため、セレブレの過剰摂取を行っていた模様。
中央警察署捜査一課

四大父の機嫌を損ねないように常に中立であることを意識して行っている。
チャド・アトキンス
声 -
金尾哲夫男性。56歳、身長176センチメートル[5]。階級は警部。喫煙家。便利屋を署に連れてくるため、署内では変わり者として扱われている。古参マフィアからの新興組織壊滅の便利屋への依頼を仲介するなど、必ずしも正義の刑事とは言えないが彼なりの信念を持つ。三原則のことを昔から毛嫌いしており、自分の前でその話をしないようにコーディに釘を刺している[8]。便利屋の2人がエルガストルムに住み着いた少年時代から陰ながら世話を焼いており、もっとも付き合いが長い。少年時代のウォリックは、チャドに対してニコラスに対する複雑な心情を吐露しており、便利屋の過去やウォリックの生母の消息を把握している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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