Gメン'75
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Gメン?75
ジャンル刑事ドラマ
出演者丹波哲郎
原田大二郎
倉田保昭
岡本富士太
藤田美保子
藤木悠
夏木陽介
若林豪
伊吹剛
森マリア
夏木マリ
有希俊彦
千葉裕
宮内洋
川津祐介
中島はるみ
鹿賀丈史
セーラ・ロウエル
范文雀
江波杏子
谷村昌彦
藤川清彦
ナレーター芥川隆行
オープニング『Gメン75のテーマ』
『アゲイン?Again?Mille Vagues D'or』(インストゥルメンタル)
エンディング『面影
『追想』
『.mw-parser-output ruby.large{font-size:250%}.mw-parser-output ruby.large>rt,.mw-parser-output ruby.large>rtc{font-size:.3em}.mw-parser-output ruby>rt,.mw-parser-output ruby>rtc{font-feature-settings:"ruby"1}.mw-parser-output ruby.yomigana>rt{font-feature-settings:"ruby"0}蜉蝣(かげろう)』
『道』
『漂泊(さすらい)』
『レクィエム』
『ウィング』
『遥かなる旅路』
『アゲイン』
製作
プロデューサー近藤照男
原弘男[注 1]
樋口祐三[注 2]
制作TBS
東映

放送
放送国・地域 日本
放送期間1975年5月24日?1982年4月3日
放送時間土曜日21:00?21:54
放送枠TBS土曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数355回
特記事項:
最終回のみ制作は近藤照男プロダクションで、東映は制作協力として入っている(ノンクレジット)。
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『Gメン?75』(ジーメンななじゅうご)は、1975年5月24日から1982年4月3日まで毎週土曜日21:00 - 21:54にTBSで放送されていた刑事ドラマ。全355話。

映像上の題名はGMEN?75。
番組ができるまで

本作は国際警察の秘密捜査官グループが主役のキイハンターに端を発し、探偵学校の校長とその生徒たちが主役のアイフル大作戦、探偵社メンバーが主役のバーディー大作戦と続いたTBS系土曜夜9時枠・東映製作によるアクションドラマ路線の4作目に当たる。

キイハンター、アイフル大作戦、バーディー大作戦までの3作と違い、登場人物の葛藤や悲哀、緊張感に満ちた心理描写や、社会性を強調した重厚かつ先の読めない人間ドラマをコンセプトとしたハードボイルド刑事ドラマとして製作された。路線変更の中心となったのはキイハンター以降、TBS土曜夜9時枠のアクションドラマを手掛けてきた東映のプロデューサー・近藤照男であった。近藤はもともとシリアスで社会派のハードボイルド志向が高く、単なるアクションドラマではなく重厚かつ完成度の高いドラマ性を加味した作品を作ることを目指しており、キイハンターからバーディー大作戦までは本来近藤が求める路線ではなかった。キイハンターは当初半年間(26回)放映予定のはずが、爆発的なヒットを飛ばして5年間のロングランとなり、続くアイフル大作戦もキイハンターほどではないが安定した人気と視聴率を獲得した。しかし次のバーディー大作戦が視聴率的に苦戦していたことが転機となり、バーディー大作戦の問題点を含めて、次回作の方向性などについて、スタッフと議論を重ねたという。そればかりでなく、オイルショックに伴う1970年代中期の世情不安を反映した登場人物の苦悩や悲哀、重厚かつ陰惨な社会派の人間ドラマを求められるようになったことが、本作の企画に大きく影響し、当時の世相や状況も近藤をはじめとするスタッフを奮い立てる要因となった。事実、バーディー大作戦も終盤の頃になると前半のようなコミカルタッチなエピソードはほとんど無くなり、シリアスなエピソードが連作され、作風もGメンに近いものになっていった。「75」は放送当時1975年だったため付けられた。

企画書を書いた脚本家・高久進の証言では、バーディー大作戦』終了後に残されたTBSとの契約期間(1975年5月 - 9月までの19話分)を埋める目的で本作の企画は開始しており、高久は短期間での終了を逆手にとって当時愛読していたフレデリック・フォーサイス風の企画書や脚本を執筆したところ、予想外の高視聴率を得て1975年10月以降の延長が決まるほどの人気番組になった[1]1970年代後半には、同じTBS系列の8時だョ!全員集合の次番組として高視聴率を獲得し、また裏番組の大江戸捜査網テレビ東京系列)と並んで土曜21時台を代表する番組となった。
内容

警視庁本部から独立した特別潜入捜査班 Gメン(正式部署名は警視庁Gメン本部で黒木警視(後に警視正)を本部長として、5人から6人が所属している。Gメンとのパイプ役として、警視庁側に小田切警視、南雲警視や津村冴子警部補がいる)が国内犯罪から国際犯罪まで様々な事件を解決していくハードボイルドドラマである。

Gメン設立の発端は、アメリカのシンジケートコーザ・ノストラが絡む密輸事件に警視庁の現職警部が絡んでいたこと。警察庁は自衛と対国民PRのため警察の中の警察ともいえるスペシャリスト捜査グループ設立を計画。密輸事件を解決した捜査一課の黒木警視をはじめとする警視庁捜査員に再度試練を与え、事件を解決できたことを持って正式発令とした。

一切の個人的感情を捨てて非情な捜査に命を懸けるGメンたちの宿命や、さまざまな凶悪犯罪に虐げられる力なき市民の悲劇を、陰惨かつ悲惨に描く。

潜入捜査に始まり、沖縄米軍基地問題、交通遺児、江川事件安楽死成田空港問題200海里問題ロッキード事件など世相を絡ませた社会派の話や、些細な偶然から転落した犯罪者の話などバラエティーに富んでいたが、次第に警察官が関与する犯罪を扱うことが多くなり、不当捜査・でっち上げなど警察署内の腐敗に挑むなど、警察の中の警察というカラーが強くなっていった。また、香港を根城に置く犯罪組織との対決を描いた香港カラテシリーズに代表される海外ロケ編やアクションを前面に押し出したハードアクションシリーズ、スカイアクションシリーズ、長野県の架空の町「黒谷町」を舞台としたホラー色の強い黒谷町シリーズなどがあり、視聴者を飽きさせないイベント性も効果的に打ち出していた。

Gメンの組織もデスクワークなど警察らしい日常要素はなく、取調べも地下室の射撃場という徹底ぶりであった。題名の75は番組が開始した1975年に因んだ。
タイトルバック

陽炎が立ちこめる中、メンバーが滑走路を横一列に歩く構図と各人のアップを映したタイトルバック(なお、この“75番滑走路”は実際には存在しない。詳しくは滑走路#滑走路の命名法を参照)、バックに流れる菊池俊輔作曲の「Gメン'75のテーマ」(後述の通り後に変更)、そして芥川隆行による、ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たちのナレーションは視聴者に強烈な印象を与えた(市販のサントラにはこのナレーションは収録されていない)。

タイトルバックで有名なシーンは、当初は羽田空港での撮影が予定されていたが、撮影許可が下りなかったため、東京都品川区八潮5丁目の道路や海上自衛隊館山航空基地の滑走路で行われた[2]。また丹波哲郎は「この撮影で一番多かったのは木更津だった」と話している[3]。路上の白文字は、白く塗ったベニヤ板を並べることで作られていた。

なお、本作の新番組予告編では、次のようなこの時限りのナレーションが使われ、7人が75滑走路をオープニングとは異なる衣装で談笑しながら歩行するシーンにあわせ、レギュラー出演者がそれぞれのキャッチフレーズと共に紹介されていた。

ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち

ビッグな男・ゴッドファザー・丹波哲郎

ガッツな男・原田大二郎

ハッスルする男・岡本富士太

パッショナブルな女[4]・藤田美保子

ハードな男・倉田保昭

コミカルな男・藤木悠

クールな男・夏木陽介

俺達は都会の狼だ。狙う獲物は太った虎・腐りきったライオンだ。俺達は都会の食肉獣を追い詰める。俺達はコンクリートジャングルをのさばる悪をつぶす。俺達は夜の掟の下に戦う狼なのだ。Gメン'75

このオープニングタイトルは、当時東映の社員監督だった小林義明が演出。以後、メンバーチェンジごとに新しくオープニング映像が撮影されるとともに、75滑走路のデザインも下記の通り順次変化している。
滑走路のデザイン

3車線の道路・75の左側に↑
[注 3]


滑走路・75の左側に↑[注 4]


滑走路・75の上側に↓[注 5]


滑走路・75の下側に↑[注 6]


滑走路・75の左側に↑[注 7]


滑走路・75の下側に↑[注 8]


滑走路・75の下側に↑[注 9]

出演者

黒木警視→警視正
[注 10]丹波哲郎[注 11]

関屋警部補:原田大二郎[注 12]

草野刑事:倉田保昭[注 13]

津坂刑事:岡本富士太[注 14]

響圭子刑事:藤田美保子[注 15]

山田刑事:藤木悠[注 16]

小田切警視:夏木陽介[注 17]

立花警部補→警部[注 18]若林豪[注 19]

中屋刑事→警部補[注 20]伊吹剛[注 21]

速水涼子刑事:森マリア[注 22]

津川螢子警部補:夏木マリ[注 23]

村井刑事:有希俊彦[注 24]

田口刑事:千葉裕[注 25]

島谷刑事:宮内洋[注 26]

南雲警視:川津祐介[注 27]

吹雪杏子刑事:中島はるみ[注 28]

草鹿刑事:鹿賀丈史[注 29]

マリコ・寺岡刑事:セーラ・ロウエル[注 30]

賀川陽子刑事:范文雀[注 31]

津村冴子警部補:江波杏子[注 32]

古田刑事:谷村昌彦[注 33]

風間刑事:藤川清彦[注 34]

登場人物の詳細

レギュラーの役名について、女性はフルネームがオープニングなどに表示されるが、男性は名字のみ表示される。そのため、2名の男性(草鹿、古田)についてはフルネームが判明していない。
黒木警視→警視正
[注 35]
(演:丹波哲郎)
フルネームは黒木哲也。警視庁のエリート。スチュワーデス殺しに端を発した国際犯罪組織の捜査にあたっていた4人の刑事と偶然鉢合わせとなった2人の刑事を集め、Gメンを編成。その指揮官となる。戦時中は海軍航空隊戦闘機零戦)乗りで、終戦後警察官になる。彼はキャリアの小田切警視とは違い、ノンキャリアで現場一筋のたたき上げだが、数々の難事件を解決した功績が認められて警視警視正に昇進しGメンのボスとなった。めったに現場に出ることはないが、的確な指示で、メンバーたちをまとめる。普段は温厚な人格者であるが、凶悪犯には容赦がなく、特に地下取調室に現れると被疑者への殴打、防弾チョッキを着させての心臓めがけての発砲、脅迫など、かなり過激な捜査思想の持ち主でもある。最後は、過去にパリの娼婦殺しで逮捕した譲治(演:谷隼人)とリサ(演:岡まゆみ)の父田宮寅松(演:梅津栄)が10年後に誤認逮捕だったことが分かり窮地に立たされたが、「人を裁く者はいつか自分も裁かれる」という信念を抱いて、事実から目を背けずに決着をつけた。


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