Fukushima_50_(映画)
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演 - 泉谷しげる[13]避難住民。
伊崎敬造
演 - 津嘉山正種[13]伊崎利夫の父。
竹丸吾郎
演 - 段田安則[13]東都電力 フェロー。モデルは武黒一郎[6]
スタッフ

製作代表:
角川歴彦

エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎

製作:堀内大示、大角正、布施信夫、井戸義郎、丸山伸一、安部順一、五阿弥宏安、飯塚浩彦、柴田建哉、岡畠鉄也、五十嵐淳之

原作:門田隆将『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)

脚本:前川洋一

音楽:岩代太郎

企画:水上繁雄

企画プロデュース:椿宜和

プロデューサー:二宮直彦

プロダクション統括:千綿英久

ラインプロデューサー:梶川信幸

撮影:江原祥二J.S.C.

照明:杉本崇

美術:瀬下幸治

サウンドデザイナー:柴崎憲治

録音:鶴巻仁

編集:?志良(中国語版)

特撮・VFX監督:三池敏夫

装飾:秋田谷宣博

セットデザイン:小林久之

スクリプター:幸縁栄子

操演:関山和昭

Bカメラ撮影:橋本桂二

衣裳:加藤哲也

ヘアメイク:齋藤恵理子

キャスティング:椛澤節子

助監督:村谷嘉則

制作担当:竹岡実

監督助手:五島陵、河野桜子、細川雄哉、前田宇海

撮影助手:藤本秀雄、岡村慶彦、尾上武、飯塚亜倫

照明助手:佐藤俊介、山下昌也、奥田祥平、山田貴也、長谷川明日香

録音助手:三木雄次郎、田辺正晴、下田諒太郎、渡辺直人

美術助手:高山雅子、田中涼

装飾助手:石田満美、北村陽一、高木理己、近藤新太郎

小道具:福田弥生、渡辺麗子

美術進行:志村大作

組付大道具:木村浩之

特機:渡会誠司、鈴木裕之

衣装助手:及川将司、池ノ上奈々

ヘアメイク助手:蜂須賀佳代

エキストラ担当:久保田崇文

DIT:渡辺卓人

ドローン撮影:松島考助

モニター画面:上田倫人

画コンテ:奥山潔

演技事務:河瀬知

制作主任:寺田淳

制作進行:武中唯、野口倹太

技術指導:平野勝昭

アソシエイトプロデューサー:浅野博貴

画コンテ・イメージボード:奥山潔

スタントコーディネーター:吉田浩之

特撮

撮影:高橋義仁

照明:田村文彦

美術:稲付正人

助監督:石井良和

撮影助手:鶴崎直樹、原伸也、岡村浩代

照明助手:二枝史子、原田大士、大嶋龍輔

美術助手:植原月美

操演助手:巻木良孝、河野拓満


音楽プロデューサー:小野寺重之

ヴァイオリン独奏:五嶋龍

チェロ独奏:長谷川陽子

演奏:東京フィルハーモニー交響楽団

宣伝プロデューサー:北原夏樹

協贊:東日本映画

特別協力:保険クリニックアメリカ合衆国国防総省アメリカ合衆国空軍省

企画協力:門田隆将事務所

制作協力:復興庁

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

「Fukushima 50」製作委員会:KADOKAWA松竹IMAGICA GROUP中日新聞社報知新聞社読売新聞グループ本社福島民友産業経済新聞社西日本新聞社中国新聞社ムービーウォーカー

制作プロダクション:角川大映スタジオ

配給:松竹、KADOKAWA

監督:若松節朗

製作

この節の加筆が望まれています。
主に: 原子力発電所シーンの撮影 (2020年1月)

「復興五輪」と銘打たれた「2020年東京オリンピックパラリンピック」の開催を控え、「今一度、震災の記憶と向き合い、復興への思いを新たにする作品を世に問う、それこそが映画人の使命である」として、東日本大震災における福島第一原発事故を描いた本作品が製作された[4]。撮影は長野県諏訪市の工場跡地(旧東洋バルヴ跡地)[14]に実際の現場を再現した巨大セットを用いて、2018年11月から2019年4月にかけて行われた[15]

原子力発電所以外の描写についてもリアリティを追求し、「トモダチ作戦(Operation Tomodachi)」を再現したシーンでは在日米軍横田基地にて撮影が行われた。米国大使館関係者の協力を得て前例のないアメリカ国防総省への撮影申請を行い、粘り強い交渉を経て撮影が実現。作戦会議の場面では施設内の作戦会議室を用いて、東北支援へ発進する場面では米軍のヘリコプターUH-1を実際に飛行させて撮影が行われ、また基地内で募集した本物の米兵が多数エキストラとして出演している[16][17]

本作品には在日米軍が撮影に協力しているが、これは日本の映画史上初の試みである[16][17]

さらに陸上自衛隊の協力の下、総理大臣が福島第一原発を緊急訪問した場面では要人移動用の輸送ヘリコプターES-225LP「スーパーピューマ」を用いて、空から原子炉建屋へ放水を行った場面では大型輸送用ヘリコプターCH-47を用いて撮影が行われ、放水シーンでは実際に作戦に従事した隊員らの協力により被曝を防ぐためのアクリル板や装備などが機体内部に忠実に再現されている[16][17]
評価

キネマ旬報社が運営するKINENOTEの「キネ旬Review」では、3人のレビュアーが全員星5つ中1つの最低評価としている。レビュアーのうち、映画評論家の川口敦子は「戦後日本への道をなぞり、迷いなく美化するような展開に呆然とした」、佐野亨は「この作品は検証や哀悼や連帯ではなく、動揺や怒りや対立を呼びおこす」、福間健二は「自然を甘く見ていたというだけの結論。何を隠蔽したいのか。若松監督、承知の上の職人仕事か」と、揃って厳しいコメントをつけた[18]

評論家・編集者の中川右介は、事故の事象は「事実」に即しているが、「総理大臣」の描き方は意図的に「事実」を歪曲、あるいは無視しており、なぜ吉田所長と同程度に描かなかったのかと疑問を呈している。作中では「総理が現地へ行くことになったのでベントが遅れ、被害が拡大した」というストーリーに仕立てているが、何種類も出た事故調査委員会の報告書で否定されており、東電側に不備があった事実が抜け落ちている。どんな事故だったのかを知るために多くの人に見てもらいたいとも思うだけに、政治的な「事実の加工」が残念でならないと批判している[6]

当時の首相だった菅直人自身は、本作品に関して「周囲の人は、描き方が戯画的だとか色々言ってくれるんですが、そんなに、ひどいとは感じていません。劇映画ですしね」と語り、事実と微妙に違う点はいくつかあるが非常に事故のリアリティがよく出ている映画だと好意的に評価している[19]


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