音源制作は、同じ部門内にある新人発掘育成セクションのAD ROOMと協業で担当している。ビクターエンタテインメントは、avexやSony Music等のように傘下レーベルを子会社として分社化していないため、本レーベルに関しても、オリコンチャートや日本レコード協会では、発売元を本社であるビクターエンタテインメントとして一貫して扱われていた[2]。 FlyingStar Recordsでは、ロックを主体としたレーベル運営方針を採っている[1]。BabeStarとFlyingStarの2レーベルの性質が内包されており、単発契約あるいは包括契約で所属するアーティストが綯い交ぜとなっている。 BabeStarレーベルでは、アーティストは通常のメジャーレーベルで行われるような期間単位での包括契約を行わず、1作品ごとに契約を行うのが大きな特徴である[3]。なお、基本方針としては、本レーベルで作品を発表した後にビクターレーベルやSPEEDSTAR RECORDSなどの主要レーベルへ移籍という過程を踏むようになっており[4]、ビクターエンタテインメントのレーベルの中では新人アーティストの登竜門的な位置付けとされている[5][6]。この方針に伴い、2005年に本レーベルからデビューしたSPECIAL OTHERSは、2006年に本レーベルからデビューしたアーティストとして初めて主要レーベルへ移籍した。また、CD価格を見直し、経費削減によってメインアイテムとなるフルアルバムを2,000円に設定するという価格破壊に成功している[3]。 BabeStarというレーベル名には、スナック菓子のベビースターラーメンに由来[4]しており、赤ちゃんと黒星を組み合わせたロゴマークとなっている。 FlyingStarレーベルでは、BabeStarとは異なり、通常のメジャー・レーベルで行う包括契約を行っている[1]。BabeStarレーベルにおけるアーティストの飽和状態を解消し、アーティストが大きく出て行くレーベル作りを目指して設立された[1]。 発売日タイトル規格品番
レーベルの運営
BabeStar
FlyingStar
来歴
2004年
10月、ビクターエンタテインメント内のレーベルとして、当時常務取締役の高垣健が中心となって、前身となるBabeStar Labelを設立。
2005年
1月、ANATAKIKOUがBabeStar Label第1弾アーティストとしてデビュー。
2009年
4月1日、FlyingStarレーベルを設立。Babestar Labelを合併、FlyingStar Recordsを新設。つしまみれがFlyingStar Records第1弾アーティストとしてデビュー。
2015年
DのDVD「D 47都道府県ツアー ファイナル at 舞浜アンフィシアター」を最後に消滅。
かつて所属したアーティスト
shango comedown above me(2005年、単発契約終了)
SPECIAL OTHERS(2005年?2006年、ビクターに移籍)
ガガーリン
倉橋ヨエコ(2005年?2008年、活動終了)
マキ凛花
POMERANIANS(2005年?2009年、解散)
堀下さゆり(2005年?2009年、lemonbird Laboratoryに移籍)
ANATAKIKOU(2005年?2011年、P-VINEに移籍)
エレクトリックギュインズ(2006年)
ChesterCopperpot(2006年、単発契約終了)
BAMBOO
yolis(2006年?2007年、単発契約終了)
オトナモード(2006年?2008年、ビクターに移籍)
サクラメリーメン(2006年?2012年)
ハマザキコミネ(浜崎貴司・コミネリサ、2007年?2008年、活動終了)
Dew(2007年?2008年、ビクターに移籍)
サカナクション(2007年?2009年、ビクターに移籍)
山口リサ(2007年?2009年、plusGROUNDに移籍)
9nine(2007年?2010年、SME Recordsに移籍)
竹内電気(2008年?2010年)
シュリスペイロフ(2009年?2010年、十一recordsに移籍)
D.L.P.(2009年、単発契約終了)
LAZYgunsBRISKY(2009年、解散)
坂上弘(2009年?2010年、契約終了)
つしまみれ(2009年?2010年、インディーズに移籍)
cali≠gari(2009年?2012年)
GOATBED(2005年?2009年、活動終了)
XA-VAT(2010年?2011年)
木箱 (2010年)
坂本龍馬(ALL THAT JAZZ)(2010年)
Lovers Electro(2010年)
児玉奈央(2010年?2011年)
児玉奈央と青柳拓次(2011年)
Bahashishi(2010年?2011年)
ソノダバンド(2010年?2011年、EMI MUSIC・UK.Projectに移籍後解散)
GO!GO!7188(2010年?2012年解散)
チリヌルヲワカ(2011年)
LUNKHEAD(2010年?2013年)
DJ 保坂壮彦(2011年)
THEラブ人間(2011年、SPEEDSTAR RECORDSに移籍)
DadaD(2011年?2012年)
アシガルユース(2011年?2012年)
アンド(2011年?2012年)
アルカラ(2012年)
MERRY(2012年)
すたーふらわー(2012年)
トーンジュエル(2012年)
エビメタ・バンド(2012年)
BUZZ THE BEARS(2012年?2013年)
瑠奈(2012年?2013年)
Plastic Tree(2012年?2014年)
BLUE BIRD BEACH(2013年)
福と花音(2013年)
FAT CAT(2013年)
EDEN(2013年?2014年)
横山ルリカ(2013年?2014年、CJビクターに移籍)
D(2013年?2015年)
コンピレーション・アルバム
2006年03月24日SUPER TRANCE BABE?gorgeous?VICB-60013
2010年07月07日TOKYO NEW WAVE 2010VICB-60058
2011年03月16日GO!GO!7188 Tribute - GO!GO! A GO!GO!VICB-60069
2013年03月27日TREASON THE CUTTING EDGE OF ROCK PRESSVICB-60102
脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c d “ ⇒Musicman-NET SPECIAL REPORT ビクター新レーベル「FlyingStar Records」設立インタビュー”. F.B.Communications Inc. & Magnet Co.,Ltd.. 2009年6月4日閲覧。
^ 現在でもSPEEDSTAR RECORDS、flying DOG、Invitation等のビクターエンタテインメント傘下のレーベルは、全て社内分社状態となっている。
^ a b “Musicman-NET SPECIAL REPORT 「音楽の中身」以外の要素、ジャンル、年齢、一切関係なく音楽そのもので評価する
^ a b “Musicman-NET SPECIAL REPORT あくまでメジャー流通でヒットを狙いたい”. F.B.Communications Inc. & Magnet Co.,Ltd.. 2009年1月4日閲覧。
^ ふくりゅう. “ ⇒Yahoo!ミュージック - ミュージックマガジン - 「MINAMI WHEEL 2005」に注目!”. Yahoo!ミュージック. 2009年1月5日閲覧。
^ ビクターエンタテインメントでは同様の指針でこの他にも、配信専用レーベルとして、2006年にrookiestar labelを全社プロジェクトとして発足した。