Flower_(L'Arc?en?Cielの曲)
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「flower」
L'Arc?en?Cielシングル
初出アルバム『True
B面さようなら
リリース1996年10月17日(8cmCD)
2006年8月30日(12cmCD)
2006年9月20日(配信)
2019年12月11日(定額配信)
規格8cmシングル
12cmシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンルポップス
ロック
時間14分26秒
レーベルKi/oon Sony Records
作詞・作曲hyde
プロデュースL'Arc?en?Ciel
小西貴雄
ゴールドディスク


プラチナ(CD[1]

プラチナ(シングルトラック[2]
※ いずれも日本レコード協会認定
チャート最高順位


週間5位(オリコン[3]

週間14位(12cmCD再発盤・オリコン)

1996年10月度月間20位(オリコン)

1996年11月度月間16位(オリコン)

登場回数25回(オリコン)[3]

L'Arc?en?Ciel シングル 年表

風にきえないで
(1996年)flower
(1996年)Lies and Truth
(1996年)

『True』 収録曲

Round and Round
(3)flower
(4)"good-morning Hide"
(5)

ミュージックビデオ
L'Arc?en?Ciel「flower」-Music Clip- - YouTube
(※) 2019年12月11日から2022年4月7日まではYouTube Music Premium限定有料公開
(※) 2022年4月8日から無料公開

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「flower」(フラワー)は、日本のロックバンドL'Arc?en?Cielの5作目のシングル1996年10月17日発売。発売元はKi/oon Sony Records
解説

前作「風にきえないで」以来約3ヶ月ぶりとなる1996年第2弾シングル。また、本作のレコーディングは、1996年7月から開始されたアルバム『True』の録音作業の期間中に行われている[4]

本作の表題曲「flower」は、アコースティック・ギターブルースハープのナチュラルな響きが開放的な気分を誘うナンバーで[5]1990年代初頭に日本で流行したネオアコを彷彿とさせるポップなサウンドが印象的な楽曲となっている。また、本作は、hydeが作曲した楽曲が初めてCDシングルの表題曲となった作品である。ちなみに、本作のプロデュースおよびアレンジ作業には、小西貴雄が参加している。なお、本作の収録曲は、1996年8月26日から同年9月4日にかけて開催したライヴツアー「BIG CITY NIGHTS ROUND AROUND '96」で先行披露されている。

hydeは本作発売時のインタビューで、表題曲ついて「"自分が作曲してシングルを出すならこういう曲がいい"っていうイメージは昔からあったんだけど、そういう曲ができなくて。で、去年(1995年)のライヴハウス・ツアーの時にAメロの部分が頭に浮かんであっ、これイメージに近いなと。そこからずっとあたためてた[5]」と語っており、曲の断片が出来た段階で、この曲をシングル表題曲として制作しようと思っていたという。また、この曲をシングル表題曲として制作したことについて、hydeは「シングルってどこかキャッチーな部分っていうのが必要だとは思ってるんです。でも僕の書く曲って、あまりキャッチーじゃないっていうか。でも、僕はふだん洋楽ばかり聴いてるけど、決してみんなが聴けないような曲ばかり聴いてるわけじゃないし、みんなの好きそうな曲も聴いてるつもりなんですよ。そういう俺も大好きなんだけど、みんなも好きなはずだっていうメロディーが、俺の書きたいシングル曲のイメージ[5]」「シングルはみんなも好きで俺も好きになれる曲っていうのが大前提で。それでいて媚びていない。ほら、こんなにポップだろ。聴いてくれよっていうんじゃなくて、明るすぎず暗すぎず、切ない感じのメロディーっていうか。要するに、基本的なL'Arc?en?Cielの今までの流れとそんなに変わらないんだけど、俺なりにそういう切ない曲がずっとイメージにあって、そういう曲を作りたいなぁとずっと思っていて。で、やっとできたんです[6]」と本作発売当時に語っている。また、この曲を制作するうえでhydeは「今、この国はすごくアコースティックな匂いを欲してる[7]」と感じていたといい、hydeの思うメインストリームの雰囲気を反映させたアレンジを施している。この曲の出来栄えについて、本作発売当時にhydeは「理想のシングルとして、妥協せずにダルマの目玉を塗りつぶしたような、悔いの残らない達成感のある楽曲[8]」と語っている。

上記のように、マスにもアプローチできるような音楽を意識し、表題曲の楽曲制作を行ったことから、本作発売当時にhydeは「この曲が売れなきゃ俺か世の中どちらかが間違えてる」と発言していたこともあった。結果的に、本作のフィジカルの売上枚数と、表題曲のダウンロード数を合わせると50万ポイント以上を売り上げており[1][2]、L'Arc?en?Cielの活動初期を代表する楽曲の一つとなった。活動初期の代表曲ということもあり、バンド名の日本語訳でありバンドにとっての代表曲でもある「」、バンドとしてフィジカル最高売上枚数を記録した「HONEY」の2曲とならび、この曲はこれまでに6作のL'Arc?en?Ciel名義のアルバムに収録されており、アルバム作品に収録された回数が一番多いシングル表題曲となっている。また、リスナーからの人気が非常に高い楽曲となっており、投票により収録曲を決定した2001年発表のベストアルバム『Clicked Singles Best 13』では、この曲が最多得票数を記録している。さらに、2006年11月25日26日東京ドームで行ったバンド結成15周年ライヴ「15th L'Anniversary Live」の開催前には、 ⇒公式サイトで「演奏曲目リクエスト投票」が実施され、この曲は2位を記録している。

また、表題曲は本作発売の約2週間前の1996年10月1日から翌1997年3月31日にかけて、フジテレビ系番組『プロ野球ニュース』のテーマソングに使用されている。本作のリリースプロモーションでは、前述のタイアップにちなみ、メンバー4人が野球のユニフォーム姿となった広告が全国紙で展開されている。

表題曲のミュージック・ビデオは、2003年3月19日に発表したベストアルバムThe Best of L'Arc?en?Ciel c/w』の初回限定盤特典DVDに初収録され、2007年2月14日に発表したクリップ集『CHRONICLE 0 -ZERO-』にも収められている。また、2019年12月11日に、公式YouTubeアーティストチャンネルにおいてYouTube Music Premium限定で映像の有料公開が開始されている。前述のYouTubeチャンネルでの有料公開開始から約2年4ヶ月後となる2022年4月8日からは、同サイトで映像の無料公開が開始されている。ちなみにこの映像のディレクターは竹内スグルが務めている。

カップリングには、未発表楽曲の「さようなら」に加え、表題曲からhydeのボーカルトラックを抜き取ったインストバージョンが前作に引き続き収録されている。このインストバージョンは、前作まで「Voiceless Version」という副題がついていたが、本作収録版から「hydeless version」という表記に変更されている。

フィジカルは当時8cmシングルで発表されていたが、2006年のシングル14作品再発企画において12cmシングルとして再発売されている。

発売初週となる1996年10月28日付のオリコン週間シングルチャートでは週間5位を記録したが、前作「風にきえないで」よりもランクを下げている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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