Fate/Grand Order Arcade
ジャンル英霊召喚型チームバトル
トレーディングカードアーケードゲーム
開発元セガ・インタラクティブ→セガ→セガフェイブ
プロデューサー吉野慎一
ディレクター伊神公博
美術武内崇 ほか
人数1人 - 6人(最大3対3)
稼働時期2018年7月26日
デバイスタッチパネル
グリップ型スティック
ボタン×4
カードリーダー
オンデマンド印刷ユニット
システム基板ALLS UX
その他ALL.Net対応
Aime・バナパスポート
Amusement IC対応
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『Fate/Grand Order Arcade』は、2018年7月26日より稼働しているアーケードゲームであり、スマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(以下:アプリ版)を原作としている。略称は「FGOAC」。
開発・発売元は2020年3月までセガ・インタラクティブ、4月よりセガ。トレーディングカードアーケードゲームである本作は、カードプリントによるクラスカードの印刷が可能である。システム基板はALLS UXを採用している。 この世界において、カルデアと人類最後のマスターは一人ではなく、正義も主張も一つではない。 本作は、2人のプレイヤーとチームを組んで3体1組のサーヴァントを駆使しで相手チームと戦う「グレイルウォー」を主体としている一方、一人用のモードである「グランドオーダー」も収録されている[1][2]。また、本作は「マスターになりきる」というコンセプトがたてられており、サーヴァントの動きを強化するために3DCGが導入されている[1]。一方で、アクションが不慣れなユーザーでも楽しめるよう、操作体系はシンプルなものが取り入れられた[1]。また、血飛沫などの残虐表現はカットされている。 本作における基本的な操作体系は、敵をロックオンしてアタックボタンを連打するというものであり、攻撃と防御もアタックボタン1つで行われる。また、これとは別にコマンドも存在する[2]。アーケード版の独自システムとして、「魔力ゲージ」があり、ダッシュや回避で消費されるが、時間経過によって回復する[3]。これとは別に、スキルや礼装などで付与される回避もあり、その場合は魔力ゲージが消費されないものの、強化解除スキルで無効化される。礼装やスキルによる無敵も同様に強化解除スキルで無効化される。 本作の物語は、アプリ版『Fate/Grand Order』の初期案をもとにしており、アプリ版とは内容の一部が異なる[4]。たとえば、第五特異点からはアプリ版との差異が明確になりタイトルは「北米神話侵食」に変更されたほか、アプリ版ではNPCとして登場したシータがラーマの代わりに実装されるなどの独自の展開が行われている[5]。また第六特異点は当初「神聖円卓領域 キャメロット」だったが、2021年2月24日にタイトルが塗り潰され、同28日に配信された「Fate/Grand Order ウィンターキャラバンオンライン 2021 Vol.3」の中で「騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム」に改名した[6]。また、原作者の奈須きのこは2021年10月のファミ通とのインタビューの中で、アーケード版の第7章の内容がアプリ版とは全く異なることを明言している[4]。 このほかにも以下のような差異がある。 電子マネー類(PASERI・楽天Edy・nanaco・WAON・交通系ICカード[注 1]に対応(店舗によって異なる)しキャッシュレスでもプレイ可能。 全120騎が登場し、基本的にアプリ版に準拠している。召喚時の台詞は一部変更されたのもある。 サーヴァントの召還は呼符による1回召喚、10クレジットによる10連召喚、フレンドポイント召喚の3種類である。マナプリズム10連召喚は回数制限はないが、マナプリズム入手から5か月後に消滅する。召喚されるサーヴァントはスマートフォン版とは異なりICカードに記録された再臨段階に応じてカードイラストが変化された状態で排出されることがある。 本作独自の仕様としてホログラム加工が施された「Fatalカード」が低確率でレアカードとして排出される[7]。サーヴァントのFatalカードをカードリーダーで読み込むことでHPおよびATKが各400加算され、最大2000まで上昇する。 排出されるサーヴァントカードは三国志大戦(第2期)の仕様に準じており、サーヴァントの所持、育成および宝具レベルは全てICカードで管理および紐付けされる。 レア度真名声優イラスト
ストーリー
第五特異点 北米神話侵食 イ・プルーリバス・ウナム「鋼鉄の白衣」
第六特異点 騎勲渇仰遠征 ロスト・エルサレム「終わりなき巡礼の騎士」
第七/模倣特異点 臨界繁栄都市 バビロン「悪食の英雄王」
主人公たちは紀元前2655年に移動する。その地には神代の最古の英雄王ギルガメッシュが治めるウルクがあると思われたが、到着した主人公たちが目にしたのは、ウルクではなく繁栄絶頂都市バビロンだった。戸惑いながらも、一行は謎の少女との出会いを果たす。
収束特異点 背徳果実都市 リリムハーロット 「流刑の願望妃」
七つの魔獣赫を打ち破った主人公一行は、最後の特異点となる場所にて、ビーストVI/Sと対決する。
システム
シナリオにおける差異
本作は編纂事象『黙示記録帯』という別の時空が舞台。
黒幕は人理焼却を参考に人類掃討の実行と7つの模倣特異点を構築した。
本作のカルデアは区別のため彼方のカルデアと呼ばれている。
彼方のカルデアにロマニ・アーキマンは存在しないが、ダ・ヴィンチはいる。
特異点Fは模倣した「炎上汚染都市」であり、冬木市ではない。
第一特異点から魔神柱が登場、第四特異点より魔神柱のバリエーションが増える。その後、第六特異点にて獅子王の発言から「魔神柱を別の獣が再現したもの」として魔獣赫(まじゅうかく)と名称を改める。
ネモはトリトンではなくノアの要素が混ざっている。
収束特異点でマーリン〔プロトタイプ〕に同行する形で参戦した"山の翁"はグランドアサシンの霊基を保持している。
システムにおける差異
ゲームバランスの調整のため「カレイドスコープ」、「2030年の欠片」など一部の礼装の効果が異なる。
スキルの再使用については時間で管理され、スキルは効果範囲が設定されている。Revision 15より一部のスキルは遮蔽物越しに発動することはできなくなった。
アーツチェイン、カレイドスコープなどのNPチャージ礼装、サーヴァントの一部スキルで獲得するNPはスマートフォン版に対して一律半減。
本作独自の仕様である待機中かつ同一のサーヴァントカードを3枚選択することで発動するサポートチェインで獲得するNP獲得量はさらに低い。
強化クエストが存在しないため、アプリ版初期サーヴァントの第3スキルは第3再臨を行うと解禁される。スキル強化はバージョンアップのパラメータ修正に合わせて行われているが、2020年以降の追加サーヴァントはアプリ版で既に強化されている場合は強化後のスキルで使用が解禁される。
アーケード独自のスキル効果として「移動速度」に関する効果がある。
プリテンダーは存在しない。
登場キャラクター
セイバー
SSRアルトリア・ペンドラゴン川澄綾子武内崇
SRジークフリート諏訪部順一近衛乙嗣
Rガイウス・ユリウス・カエサル置鮎龍太郎しまどりる
SRアルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕川澄綾子武内崇
Rジル・ド・レェ鶴岡聡真じろう
SRシュヴァリエ・デオン斎藤千和森山大輔
SRネロ・クラウディウス丹下桜ワダアルコ
SSRアルテラ能登麻美子huke
SSR両儀式坂本真綾武内崇
SSR沖田総司悠木碧武内崇
SSRネロ・クラウディウス〔ブライド〕丹下桜ワダアルコ
SSRモードレッド沢城みゆき近衛乙嗣
SSRアーサー・ペンドラゴン〔プロトタイプ〕櫻井孝宏中原
SR葛飾北斎ゆかな黒星紅白
SR女王メイヴ佐倉綾音高山箕犀
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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