Fate/Grand_Orderの登場キャラクター
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この項目では、アプリゲームの登場人物について説明しています。アーケードゲームオリジナルの登場人物については「Fate/Grand Order Arcade」をご覧ください。
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本項では、ゲームブランドTYPE-MOONによるスマートフォン向けRPG『Fate/Grand Order』(フェイト・グランドオーダー、以下:アプリ版)に登場するキャラクターについて解説する。
人理継続保障機関・カルデア
メインキャラクター
藤丸立香(ふじまる りつか)
- 島ア信長(男性)[1]関根明良(女性)[2][注 1] / イラスト - 武内崇 / 属性 - 中立・善本作の主人公。プレイヤーが名前や性別を随時任意で設定・変更できる。「カルデア」の48人のマスター候補の10人の一般人枠のひとりとしてスカウトされた。魔術回路を起動したことさえない完全な「素人」であり、配属前の訓練も数時間しか受けていない。候補の中では数合わせとされてはいるが、同時にレフは「2015年で霊子ダイブが可能な適性者全てを集めた」とも語っている。「カルデア」のレイシフト実験のためのオルガマリーの説明会の際に、直前にやっつけで受けたシミュレーションによる脳への負荷のために居眠りして説明会から叩き出され、レイシフト実験から外れることになる。だがそれによって「カルデア」へ仕掛けられた破壊工作を偶然にも免れ、ただ一人の活動可能なマスター候補となった結果、マシュと契約を結び共に人類史を巡る旅を始める。年齢については未成年[3]である事以外は不明だが、見た目から高校生くらいと推察されている。ゲーム内ではボイスがない上に、テキストとしてもセリフは少なく、各所の選択肢で一部の心情が出る程度だが、絶望的な状況においても前向きに進んでいこうとする性向で、天運に恵まれていることと、有事の際の決断力に卓越していることを指摘されている。その一方で「成果や結果を得るために冷酷になる」というスタンスがスタンダードな作品世界の魔術師とは違って優しい心根を持っているため、第2部における「異聞帯に根付いた空想樹を切除することは、剪定事象から生まれた異聞帯に住む人々全員を見殺しにすること」という事実を知った際には戦意喪失をしたり、妖精國ブリテンでバーヴァン・シーがモルガンには内緒で持ち出してきた「失意の庭」に巻き込まれた時には心が折れる一歩手前まで追い詰められたこともある。また、召喚したあらゆるサーヴァントと友誼を結び、個別に適度な距離感を保ちながら共に戦うことのできるコミュニケーション能力について、たびたび称賛を受けている。物語の中では、様々な潜在能力は度々ほのめかされており、奈須きのこによって「脅威のレイシフト適正100%持ち」という設定が明らかにされている[4]。また、呪いを帯びていない毒物や病原菌・通常の人間には毒になるレベルの濃い魔力を含んだ空間・空気などに耐性があり、サーヴァントであるマシュとの契約の恩恵と周囲には理解されているが、当初マシュには該当するスキルがなく、不可解な状況にある。真名判明後は彼女の中の英霊、ギャラハッドの加護による浄化の作用ではないかとロマニは見解しているものの、第2部で彼の力を失ってなおこの作用は持続している。
キャラクター設定
奈須は、『Fate Extra』と同様に、物語のテーマに合わせて主人公のキャラクター性に関する方針は立てているものの、それがユーザのノイズにならないようにしていると、2023年に行われた新納一哉石川夏子との対談の中で話している[5]「藤丸立香」という名前は、アニメ版が初出であり、以降の関連作品で主人公の名前として設定され、男女兼用できる名という意図の元に名付けられている[6]。他に公式の愛称として、それまでも使用されていた「ぐだ男」・「ぐだ子」がある[6]。ただし、1.5部「セイレム」編コミカライズ版の女性主人公の呼び方は「りっか」である。キャラクターデザインは『Fate/stay night』のメインキャラクターである衛宮士郎遠坂凛をそれぞれ性別逆転させたイメージとなっている[7]
マシュ・キリエライト / シールダー
声 - 種田梨沙高橋李依[注 2] / イラスト - 武内崇 / レア度 - R → SR / 属性 - 秩序・善「カルデア」局員で、エリートマスター候補生で構成された特異点観測の先鋭隊となる「Aチーム」の所属。チームの証でもある大令呪は与えられていない。身長158cm、体重46kg。薄紫色のボブカット。普段は眼鏡をかけ、ジャンパースカートの上にパーカーのようなものを羽織っている。あまり自分の心情を表に出してこなかったが、「カルデア」を訪れた主人公を「今まで出会った人間の中で最も人間らしい人間」「無害な人」と感じて積極的に友好関係を結びたがったため、色々と世話を焼くようになり、「先輩」と呼んで親近感を表現している。「先輩」という呼び方は彼女にとって同年代だが自分より年上の人間に対する敬称である。主人公に好意を抱いており、異性として積極的なアプローチを主人公へと行うサーヴァントに対し嫉妬を見せる事もある。最初のレイシフト実験に立ち会うため中央管制室にいたところ、「カルデア」を襲った破壊工作による爆発に巻き込まれ致命傷を負うが、自分を助けに来た主人公だけでも何とか救おうと、己の中に潜むシールダーのサーヴァント・ギャラハッド(声 - 堀江瞬[注 1])と取り引きを交わして人間とサーヴァントの融合体「デミ・サーヴァント」となり、契約を結び主人公のサーヴァントとなる。「シールダー」となった後は、眼鏡が不要となり(これ以降の眼鏡はファッションのための伊達眼鏡)、軽装鎧を纏い身の丈ほどもある巨大な盾をもつ姿へと変化する。装備の盾は実は盾の形をした円卓という概念であり、彼女の武器・宝具であると同時にサーヴァントや概念礼装を召喚するための装置としても使用されている。ギャラハッドはマシュに能力を引き渡した段階で消滅しており、第6章直前までの間はマシュ自身にも自分の真名が分からない状態が続いたため、仮の宝具を用いていた。また、第6章でシールダーの真名がギャラハッドであると判明した後は、彼の実父にあたるランスロットとは疑似的な親子関係にある一方、ランスロットの不貞行為並びにそれに近い言動が露見するとギャラハッドの影響で反抗的な言動をとることがあるが、その態度はセイバークラスにのみ向けられており、バーサーカークラスの彼とはむしろ良好関係にある。その正体は「デミ・サーヴァント」となるためにカルデアが設計したデザイナーベビーであり、人と英霊の融合のために人為的に遺伝子を改良されている。このため、細胞の劣化が早いため寿命が短く、本編開始前の段階で残り1、2年の命しかない状況である。実験によりサーヴァントとの契約自体は行われていたが、宿ったギャラハッドがマシュの生命維持を優先していたためにストーリー開始直前まではその力を十分に発揮できなかった。終章にて、宝具で魔神王ゲーティアの攻撃を防ぐが、その代償として彼女自身の肉体は耐えきれず消滅する。その後フォウの力によって復活し、残り僅かだった寿命も人並みのものにまでなっている。しかし、人理修復後の時点でギャラハッドの加護が失われたことにより、サーヴァントとしての力を発揮できなくなったため、しばらくの間、一部の例外を除き、カルデアにて主人公のバックアップに専念していた。第2部では、異聞帯からの襲撃に対処するための緊急措置として、失った力を補うための霊基外骨骼「オルテナウス」を装着する形で戦線に復帰する。さらに、大西洋異聞帯よりゼウスを始めとしたオリュンポスの神々を倒すため、シオンがアトラス院から持ち出した「ブラックバレル」のレプリカをオルテナウスの追加兵装として装備し、妖精國ブリテン以降はハベトロットのサポートも得ている。第2部での「オルテナウス」獲得後、ストーリークエスト上に限り以前の状態での運用はできないようになっていたが、妖精國ブリテンにおいてギャラハッドの宿主という素性と妖精騎士という要素(円卓の騎士の名を使ってギフトを与える仕組み)が合致したため、この異聞帯での活動に限り一時的にかつての力を取り戻した。元々シールダーの設定とキャラクターデザインは『Fate/stay night』の没となった第4ルートに登場予定だったサーヴァントで、スタジオディーン版テレビアニメとその後の劇場版に登場予定だったキャラクターのタチエのリデザインである[9]
フォウ
声 - 川澄綾子 / イラスト - タイキマシュと共に主人公と出会う動物。白い毛むくじゃらのリスのような大きさの四足歩行動物で、に似た長い耳を持ちケープを羽織っている。主に「フォウ」と鳴くことから、マシュにフォウと名付けられた。主人公が来るまではマシュ以外の誰にも懐かなかった。普段はカルデア内を気ままに徘徊しているが、オーダー遂行時は主人公やマシュに勝手に同行し各時代へレイシフトする。本当の飼い主はマーリンであり、「本当に美しいものに触れてきなさい」と言われアヴァロンの塔の上から放り出された[10]事から飼い主とは全く思ってはおらず、よく罵倒する。正体は人類悪「プライミッツ・マーダー」であり、詳細は#人類悪を参照。
ロマニ・アーキマン
声 - 鈴村健一[注 1] / イラスト - 武内崇「カルデア」の医師。主にレイシフトに備えて霊子筐体に入ったマスター候補たちのバイタルサインチェックを任務としている男性。職員からは「Dr.ロマン」と略されて呼ばれる。「カルデア」を襲った破壊工作で「カルデア」の8割が壊滅し、主人公とマシュとオルガマリーが2004年の過去へレイシフトした時点で生き残っていた職員の中で一番階級が上であったために指揮を執ることになった。各時代へレイシフトした主人公とマシュを、通信機を通して「カルデア」からオペレーティングする。普段はいい加減な態度をしているため、主人公やマシュにぞんざいな扱いをされるほか、レイシフト先のサーヴァントからは悪印象を持たれやすい傾向がある。一方で、「カルデア」に残された者としての重責は承知しており、シビアな事実も臆することなく告げる事が出来る。また、医療だけではなく様々な分野の知識も豊富であり、様々な場面でダ・ヴィンチと共に解説や考察でサポートしているだけでなく、カルデアの様々な仕事や問題を責任者として片付けるなど寝る間も惜しんで激務に身を投じている。「マギ☆マリ」というネットアイドルの大ファンで、何かとマギ☆マリの発言を引き合いに出している。小説『DDD』に同じ愛称のキャラクターが登場しているが、同一人物ではない。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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