Fallout_4
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Fallout4ジャンルオープンワールドアクションRPG
対応機種Microsoft Windows
PlayStation 4
Xbox One
開発元Bethesda Game Studio
発売元ベセスダ・ソフトワークス
ゼニマックス・アジア
シリーズFallout シリーズ
発売日 2015年11月10日
2015年12月17日[1][※ 1]
対象年齢CERO:Z(18才以上のみ対象)
ESRBM(17歳以上)
PEGI:18
売上本数1200万(2015年11月時点)[2]
その他PC、XBOne版は日本語版も含めMOD導入可
PS4版はゲーム内のアセットのみMOD導入可[3]
PS4 Proはチェッカーボード4K、XBOneX、Xbox Series X/Sはネイティブ4K対応
XBOne版は後方互換機能でプレイ可能なFallout3プロダクトコードが同梱
日本語・中国語・ロシア語版等はコンパニオンアプリが連動しない
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『Fallout 4』(フォールアウト4)は、ベセスダ・ソフトワークスが開発したコンピュータRPG。対応ハードはMicrosoft WindowsPlayStation 4Xbox Oneの3機種。日本では2015年12月17日に発売。
概要

核戦争後の荒廃した世界を描くFallout シリーズの7作目。広大なマップと高い自由度を持ったロールプレイングゲームである。

本作ではゲーム内で2077年に発生した大戦「資源戦争」の210年後に当たる2287年(Fallout 3の10年後、Fallout: New Vegasの6年後)、マサチューセッツ州ボストンを舞台とする。

Xbox One版はユーザーが作成したいわゆるMODを導入できるが、導入に際してはbethesda.netのアカウントを作成する必要があり、合計2GB分のMODを自由に導入できる。PS4版のMOD対応もアナウンスされ、2016年9月9日に一度ソニーからMOD導入を拒否されたが、後に承認されゲーム内のアセットに限りMODが導入できる事になった(スカイリムリマスター版も同様)。また、PS4 Proはチェッカーボード4K、Xbox One Xはネイティブ4Kに対応している。Falloutシリーズ恒例の白黒映像を使ったデモシーンが今作にも存在する。
ストーリー

2077年10月23日、ボストンのサンクチュアリ・ヒルズに住む若いエンジニア夫婦の元にVault-Tec社からの使者が現れる。付近に設置された地下シェルターVault 111への入居が一家全員に認められたという通知であった。その通知を受け取った直後、アメリカ本土に核が落とされているというニュースが流れ、夫婦は赤子を連れ、核爆発の爆風を受ける直前に何とかVault111に避難して事なきを得る。Vault-Tecのスタッフから身体検査という名目でそれぞれにカプセルへ入るよう指示を受け、赤子は主人公ではないパートナーと共にカプセルに入る。カプセルに入ると装置が起動し、そこで意識を失う。後にそれが冷凍冬眠装置であったことを知る。

核が落とされどのくらい過ぎたのかがわからないくらいの時間が過ぎたある日、外部からの操作によって一時的に冷凍冬眠が解除される。カプセル越しに見える謎の男が率いるグループは主人公のパートナーと共にいる赤子を強引に奪おうとし、それに抵抗したパートナーを銃殺。赤子は奪われ、再び冷凍冬眠に入る。謎の男は再び意識を失う前に主人公を見て「少なくともバックアップはまだある」と意味深長な言葉を呟くのであった。

核戦争からちょうど210年後の2287年10月23日、冷凍冬眠装置のエラーによって主人公はカプセルから脱出、パートナーの遺体の前で仇討ちと赤子を連れ戻すことを誓い、唯一の生存者(Sole Survivor)としてVault 111から脱出する。目覚めた後の荒廃したボストンを人々は「連邦」[※ 2]と呼んでいた。
システム

Fallout 3』からのゲームシステムを踏襲しつつ、一部に変更や簡略化が施されている。
Skillsの廃止とPerk取得方式の変更
『NV』までのようにレベルアップ時にスキルポイントを割り振ることでキャラクターを強化していくシステムが廃止され、S.P.E.C.I.A.L.の各ステータスに付随する合計70個のPerkをレベルアップ時に取得していく方式に変更された。取得できるPerkはキャラクターのレベルとS.P.E.C.I.A.L.の値とで決まり、ランク1のPerkはどのレベルでも取得できるがランク2以降の取得については指定されたレベルに到達する必要がある。また、レベルアップ時にS.P.E.C.I.A.L.の各パラメータも上昇することができ、本作ではMODを導入しない限りレベルキャップが存在しない仕様のためS.P.E.C.I.A.L.値が全て10で全てのPerkを取得したキャラクターも作成可能。
クラフト
本作から追加されたシステム。 拠点となるサンクチュアリ・ヒルズをはじめ連邦内にある居住地となる土地で様々なアイテムの製造やインフラ管理を行うものである(ゲームを進めないと開放できない拠点もある)。拠点内では武器・防具・消費アイテムに加えて、建物などの構造物から水資源確保用の浄水器・発電機、拠点防衛施設まで、各種インフラ設備が製造できる。 製造には材料を必要とし、拠点内や各地に存在しているガラクタ等の廃棄物を回収し、拠点で解体する事で確保できる。これにより武器・防具の強化や、消費アイテムの製造、また拠点内の住民の生活改善を図っていく。 新規でクラフトすると経験値が増加する。一部のクラフトには特定のPerkを要求される事もある。拠点内の生活改善を行うと住民が増加していき、商業施設を設置して取引を行えるようになる、商業施設の利益(の一部)を得られるようになる、余剰農産物を入手できるようになる、などの特典を得ることができる。なおクラフトはゲームのメインクエストのクリアには必須ではなく、利用有無はプレイヤーに委ねられている。
武器・防具の細分化および強化と修理の廃止
『NV』において一部の武器に限り改造が行われていたが、今作ではクラフトの機能の一つとして全ての武器に対して強化が可能となる。強化に際しては特定のPerkを取得した上で材料を消費する必要がある。強化によってはセミオートからフルオートへの変更や消費する弾丸の変更等があるが、2つのPerkを要求される事もある。防具は細分化が施され、服と頭・胴・左腕・右腕・左足・右足の防具に分けられた。防具は武器と同じく特定のPerkと材料の消費で強化される。全ての服が防具を装備できるわけではなく、服に防御力が指定されているものは防具を装備できない。ある勢力のクエストを一定数こなす事で防御力がない服を強化するシステムが解禁されるが、防御が存在する服と一部の帽子以外は対象外となる。本作では上記仕様のためCND値と修理が廃止されている。敵の所持する武器防具はレベルに合わせて強化され、高レベルのPerkを要求される強化部品を装備したものを持っている事もある。
パワーアーマー[4]
本作におけるパワーアーマーは乗り込み式に変更されており、従来作以上のスペックを誇る。ただし、動力源であるフュージョンコアの入手ルートが限られている関係で稼働時間に制限がある。また、パーツごとに耐久度が設定されており、故障した際は修理材料である金属や電子パーツと一緒に「パワーアーマーステーション」に持ち込む必要がある。
汚染
これまでのシリーズでは汚染度と体力値は別々で管理されていたため、汚染度が一定量になって初めて身体に影響が出るという形をとっていたのに対し、本作では同一のステータスで管理されているため汚染度が少しでもあがると体力の消耗[※ 3]につながる[4]。また、放射能汚染されたクリーチャーが近づくだけでもプレイヤーは放射能に汚染されてしまう[4]。汚染度の回復は「RADアウェイ」といった放射能除染アイテムの使用や、街(もしくは拠点内のクラフトで作り上げた)に点在する診療所にて有料で治療してもらう必要がある。
コンパニオン
各コンパニオンに不死属性が追加され、前作とは異なり同行するコンパニオンの体力が0になっても死亡せず、その場で蹲って一時的に行動不能になる仕様に変更された[※ 4]。一定以下の難易度ならば時間経過で体力が回復して再び行動が可能になるが、スティムパックを与えるとその場で回復してより早く行動の再開が可能になる。なお対象の勢力と敵対するようになった場合、その勢力に所属しているコンパニオンには不死属性が解除される。『3』のカルマ制はなくなり、代わりに同行している(もしくはその周辺にいる)コンパニオンの傍で主人公が善行または悪行を行うと親密度が増減するシステムに変化している。親密度が最大になるとそのコンパニオンからプレイ時に役立つ特殊Perkを伝授してもらえる。逆に親密度が最低になったコンパニオンは同行が出来なくなる。なおコンパニオンによっては特定のクエストを行わないと親密度が最大にすることができない。
人種
ウェイストランド人(Wastelander)人間に近い外見をしており連邦の大半を占める人種。放射線の影響で純粋な人間からわずかに変異しており放射能に汚染された世界に適応している。放射線に対する抵抗は低く極端な放射線には耐えられない。
グール(Ghoul)放射線の影響で皮膚が焼けただれたり鼻が陥没しており、ゾンビのように変異してしまった人間。変異の影響で放射線に対して完全な抵抗を持つばかりか放射線で栄養補給ができる。また非常に長命であり戦前からの生き残りも存在する。放射能が脳まで到達した影響で理性を失った存在「フェラル・グール」と混同視されて連邦では迫害の対象とされることもある。
スーパーミュータント(Super mutant)インスティチュートが製造した強制進化ウイルス(FEV)の影響を受けた人間。ウイルスの影響により皮膚は緑色に変色し、体は筋肉質で巨大化し寿命も無限である。その代わり性別は失い知能は低下している。言語を扱ったり原始的なコミュニティを形成する知性はあるが、ウェイストランド人も食料とみなしているため対話可能な者はわずかである。
人造人間(Synth)インスティチュートが製造している人間。第一世代、第二世代は完全なロボットでひと目で見分けがつく。第三世代は人の遺伝子を元に作ったクローンを電脳化したサイボーグであり、呼吸や代謝を行い、感情すら持っているため人と区別がつかない。連邦では2229年にインスティチュートが起こした「壊れた仮面事件」以降大きな偏見を持たれており、迫害を恐れて自分が人造人間だと知っていても隠すものが多い。
勢力
連邦
ミニッツメン
ウェイストランドの過酷な環境に晒されながら生きる力無き人々を救うべく、有志が集って結成された民兵組織。最高指導者は「将軍」と呼ばれる。流民の保護から町の防衛まで広汎に活躍し、かつては連邦に住まう人々から「希望の象徴」とまで謳われるほどの一大勢力であった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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