Falloutシリーズ
ジャンルRPG
1作目Fallout
Fallout シリーズ(フォールアウト シリーズ)は、ビデオゲームのシリーズ。インタープレイ・エンターテインメント(英語版)傘下のブラックアイル・スタジオ(英語版)およびベセスダ・ソフトワークスによって作られた、核戦争後の世界を舞台にしたロールプレイングゲームである。 「Fallout」とは、放射性降下物を意味する。主に、22世紀から23世紀にかけての時代を舞台としており、そのレトロフューチャーな舞台設定は、冷戦時のテクノロジーの発展による希望と、核による破滅の隠された恐怖が入り混じった1950年代のアメリカに影響を受けている。 エレクトロニック・アーツが発売した、核戦争後の地球を舞台にした1988年のコンピューターRPG『Wasteland』にインスピレーションを受けている。ゲーム世界自体は異なるものの、背景にあるストーリーや住民、場所、登場人物には、この歴史的なゲームと多くの類似点が見られ、Wastelandの精神的な続編であるとも言われている。 Interplay がPCゲームとして1997年に『Fallout』を、翌1998年に『Fallout 2』を発売。その後、経営破綻から資産の整理を行い、2007年にベセスダ・ソフトワークスにFalloutシリーズの知的財産権を売却。ベセスダは2008年に『Fallout 3』を Windows・Xbox 360・プレイステーション3で発売し、続いてかつてのブラックアイル・スタジオ元社員が多く在籍するオブシディアン・エンターテインメント
概要
2023年8月、Amazonは本作の実写ドラマを製作することを発表した(後述)。ロサンゼルスのVault 33を舞台に物語が展開していくとしており、同社傘下の定額制動画配信サービスであるAmazon Prime Videoで2024年4月11日に配信開始された[1][2][3][4]。
作品
ゲームシリーズ
Fallout(英語版) (1997)
Fallout Extreme(PlayStation版、キャンセル)
Fallout 2(英語版) (1998)
Fallout Tactics: Brotherhood of Steel(英語版) (2001)
Van Buren (InterplayとBlack Isle Studiosによるオリジナル版Fallout3。2003年にキャンセルされたものの設定の一部がFallout: New Vegasに引き継がれている)
Fallout: Brotherhood of Steel (2004)
Fallout: Brotherhood of Steel 2 (キャンセル)
Fallout 3 (2008)
Fallout: New Vegas (2010)
Fallout Online (キャンセル)
Fallout 4 (2015)
Fallout Shelter (2015)
Fallout 76 (2018)
Fallout Shelter Online (2020)
テレビドラマ「フォールアウト (ドラマ)」も参照
2023年10月24日、Prime VideoにてFalloutの実写ドラマが2024年4月12日に配信されることが発表された。2023年12月3日、ティーザートレイラーが公開[5]。
2024年4月8日に配信日を当初の予定から1日前倒しすることが報じられ[6]、日本では同月11日に全8話が公開された[4]。
エラ・パーネル演じるルーシー(日本語吹き替え沢城みゆき)、アーロン・モートン演じるマキシマス(同吹き替えあべそういち)、ウォルトン・ゴギンズ演じるグールの賞金稼ぎ(同吹き替え堀内賢雄)の三者が主人公となる。
本作はシリーズの正史に含まれており、Vaultボーイの起源も描かれる[7]。
日本語版の字幕並びに吹き替えにおける用語監修はYouTuberのきんたんが担当した[8]。
シーズン1の配信開始から8日後となる、2024年4月19日にシーズン2の製作が発表された[9]。
Fallout 略史
16世紀頃
日本の武士であるトシロー・カゴがゼータ星人によって拉致される。
19世紀頃
アメリカのカウボーイであるポールソンが妻子と共にゼータ星人によって拉致される。
カボット家の当主、ロレンゾ・カボットがアラビア半島の古代遺跡を調査中、古代の王冠を発見する。
20世紀
1918年 - サンセット・サルサパリラが発売される。
1945年 - 8月6日に広島、8月9日に長崎にて人類史上初の核兵器が使用される。その後、第二次世界大戦は連合国の勝利で幕を下ろす[10]。
1948年 - ラスベガスの東にあるミード湖にB-29が墜落する。
1969年 - アメリカ合衆国の地方に「13州連邦 (Commonwealth)」 が成立。それに伴いアメリカ合衆国の国旗は、連邦政府と地方の連邦を合わせた14の星が描かれたものに変更される。