FOMA
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この項目では、NTTドコモの移動通信システムについて説明しています。その他の用法については「Foma」をご覧ください。

FOMA(フォーマ)は、NTTドコモIMT-2000 (W-CDMA) サービス。英語: Freedom Of Mobile multimedia Access(マルチメディアへの移動体のアクセスの自由)の略。第3世代移動通信システム(3G)である。2026年3月31日にサービス終了が予定されており、新規で契約することはできない。スキー場でのFOMAエリア表示板電柱に取り付けられたFOMAエリア表示板FOMA第1号TV電話,P2101VFOMA用ドコモUIMカード(FOMAカード)
実用化・普及までの経緯

NTTドコモは、旧社名であった「NTT移動通信網」時代の1994年頃から、IS-95cdmaOne)とは異なる方式として、大容量通信が可能な次世代携帯電話の技術研究開発に着手する。

1995年12月には、当時の郵政省から無線局免許状を得て、千葉県船橋市W-CDMA技術を用いた2Mbpsでの伝送に成功した。1996年からは、IMT-2000X(2GHz周波数帯を利用し、2001年頃のサービスインを目標とした新移動通信規格の意)策定と実用化に向けての開発が、エリクソン・松下通信工業(現:パナソニック モバイルコミュニケーションズ)・富士通NEC三菱電機東芝など複数の移動体設備機器関連メーカーや郵政省等公的機関と共同で進められ、1998年には大容量通信を活かしたテレビ電話機能などを搭載したモックアップ機がビジネスショーなどに登場した。

しかし、モノクロ液晶のmova(501iシリーズ)でiモードサービスが開始された時期に、高速通信や動画再生などの演算処理が行える高度な半導体が求められ、生産技術が未だ追いつかない状況だった。それでも1999年から既存のmovaによるiモードの成功や携帯電話端末の価格低下に伴う購入容易化から爆発的に回線数が増加し周波数帯が逼迫してきた状況から、「IMT-2000」計画による、2001年の実用化が求められた。

韓国勢など世界各国の関係企業・団体で構成された3GPPでのW-CDMA仕様決定前に、ドコモが自社と日欧パートナー企業で開発を推したDS-CDMA(IMT-DS)形式で次世代移動通信サービスの開始へ準備を進めた。3GPPが遅れて策定した、後に「UMTS」や「3G」の名称で世界的に普及するRelease99形式と互換性がなかった。結局J-フォンVGS)をはじめとして、その後にW-CDMA(UMTS)を採用したキャリアは、さらに新しいRelease4(別称:Release2000)を使用していたため、PDC方式に続き、世界で孤立した。
サービス開始へ

2000年11月にはこの次世代移動体通信サービスの名称を「FOMA」に決定し、2001年5月よりおおむね国道16号線内側の東京都内・横浜市川崎市をサービスエリアとして商用実用化することを発表した。しかし、サービススタートを急いだ余り、サービスエリアや携帯電話端末・交換機といった設備を検証する必要性から、2001年4月にドコモ(中央)インターネット公式サイトを中心に、サービスエリア内で端末を使える個人・法人モニターを4500人募集し、5月1日よりモニター試験の形でサービス運用を開始した。モニター端末は10月のサービス開始時に市販化されるN2001P2101Vデータ通信カード型のF2401が貸与された。そして同年10月1日に世界で初めて第3世代携帯電話の正式サービスを開始した。

宇多田ヒカルの新曲「traveling」を起用した宣伝活動を9月末より大々的に展開し、サービスが開始されたが、当初発売されたFOMA音声端末のN2001とP2101Vは、503iと同程度の機能+高速データ通信(P2101Vは内蔵カメラによる写真メールやテレビ電話)といった程度にもかかわらず、同時期に発売された503isシリーズと比べて厚みと重みがあり、一回り以上大きいサイズである上、連続待ち受け時間が公称55時間(新幹線などで遠距離を高速移動をするとハンドオーバの位置情報通知により2時間程度で消耗する)と極端に短かった。このため初期のシリーズは電池パックが2個付属していた。

サービスエリアについては、2GHzの周波数帯を使用するW-CDMA(DS-CDMA)の通信方式が未熟で、端末が前世代のmovaとのデュアル方式でなかったために、1995年に登場した初期のPHS並に「つながらない・圏外になる・切れる」などの不満が頻発した時期もあった。周波数の特性上、サービスエリア内でもアンテナが設置されていない地下街やトンネル・ビルの高層階などではほとんど圏外であった。このFOMA開始時の反省から後継サービスのXiの端末は、前世代のFOMAとのデュアル方式となりエリア問題に対処した(Xiエリア外ではデータ通信速度は低下するものの音声通話はほぼ全国で可能とした)。

コンテンツ関連ではmovaのiモードメニューと互換性が無く、40 - 60%程度のメニューサイトが未対応であった。これらの要素から一般市場に受け入れられなかったとされる。しかし、2001年11月にはサービスインから出遅れた形ではあるもののiモーションがスタートし、2004年に第2世代携帯電話からの乗換を狙って積極的に展開する900iシリーズが登場するまでは、FOMAは最先端の携帯電話であることを感じさせる製品群が揃っていた。
ドコモの主流はFOMAへ

2002年3月から着々とサービスエリアの拡大を続け、2004年2月にmovaよりソフト面で高性能となった900iシリーズが登場。2005年の901i/700iシリーズからはmovaと類似した型番ルールになり、movaからFOMAへの移行も進み始めた。

2004年に登場したiモードFelicaおサイフケータイ)のサービス開始当初は、P506iCSH506iCSO506iCがリリースされ、F900iC等と並行して展開された。901iシリーズではSH901iCN901iCF901iCP901iTVのみであったが、901iS以降の機種では標準装備されるようになる。また7xxiシリーズにも装備されるようになり、iモードFelicaの対象機種台数増加に拍車をかけた。

W-CDMA方式の特徴である海外ローミングへの対応は、FOMAのDS-CDMA形式から世界規格となっていたUMTS(Release99準拠)へアップデートを行わなければいけない問題があったが、2004年度に行われた大規模なFOMA基地局の改修工事によって急速にそれらが行われ、2005年6月にGSMやW-CDMAの国際的な相互接続認証団体のGlobal Certification Forum(GCF)の認定業者となることができた。これにより、ドコモの契約で海外渡航先でローミング利用が可能なWORLD WINGサービスが大幅に拡充した。なお、Release99という規格自体は、その後のRelease4などのバージョンとも互換性が取れるものであり、これによりローミングの受け入れ体制に関する問題は解決された。

2006年6月18日には契約数比率が50%を超え、2009年5月末時点では90%を超えている。2009年6月11日には契約数が5,000万件に達し[1]、NTTドコモの主流サービスとなった。movaは契約者数がFOMAの5分の1に満たないレベルまで減少したことから、2008年11月いっぱいで新規申し込みを終了することが同年8月に発表され、併せてmovaからFOMAへの変更事務手数料が廃止された。

また、2008年11月5日の発表で、端末のラインナップを一新。番号で種類を区別する方法を止め、明確なコンセプトシリーズを4つ打ち出した。

型番は音声端末、データ通信端末の区別なく、メーカー記号+年度内の販売順+年度(秋冬モデルを基準に変更)で表された。FOMA基地局
Xiへの世代交代

2010年7月29日には、FOMAに替わる第3.9世代のLTEサービス『Xi(クロッシィ)』が発表され、同年12月よりデータ通信サービス開始。

2011年の冬モデルからXiに対応したスマートフォンが投入開始。FOMAは今後エントリーモデルやフィーチャーフォンを中心としたラインナップとなる。同時にフィーチャーフォンは従来の4シリーズ構成からdocomo STYLE seriesに集約された。2013年夏モデル(N-01EとP-01Eの新色)からは「docomo STYLE series」から「ドコモ ケータイ」に名称が変更された(同時にNEXTやwithなどのスマートフォンも「ドコモスマートフォン」へと集約された)。

2011年12月末のFOMA契約数は約5796万契約でピークとなり、2012年1月以降減少している。また、テレビのアナログ放送終了に代表される周波数帯再編に併せ、FOMAが従前使っていた帯域の一部が段階的にXi用に転換されるなどしており、FOMAは徐々に“繋がりにくく”なっている。今後新規に割り当てられる周波数帯域については、全てがXi用に使用される方針であり、FOMAは2026年3月31日のサービス終了[2] に向け「音声通話」主体にシフトしつつある。
沿革
サービス

2001年5月 - 試験サービス開始。

2001年10月 - 正式サービス開始。

2003年6月 - 50万契約を超える。

2003年10月 - 100万契約を超える。

2003年11月 - ドコモ中央(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・長野県・新潟県)で人口カバー率99%となる。

2004年1月 - 200万契約を超える。

2004年3月 - 300万契約を超える。全国で人口カバー率99%となる。

2004年5月 - パケットパック値下げ。400万ユーザーを超える。

2004年6月 - 定額コース「パケ・ホーダイ」開始。

2004年7月 - 500万契約を超える。

2005年2月 - 1000万契約を超える。

2005年6月 - FOMAプラスエリア開始。

2005年8月 - 1500万契約を超える。

2005年11月 - FOMAおよびmovaサービス共通の新基本料金プラン導入。

2005年12月 - 2000万契約を超える。

2006年3月 - 「パケ・ホーダイ」が全ての新料金プランで使えるようになる。

2006年6月 - ユーザー数がmovaを上回る。

2006年8月 - HSDPAサービス「FOMAハイスピード」開始。

2006年9月 - FOMAデータプラン価格改定&LL導入。

2006年10月 - ドコモケータイdatalink提供開始

2006年11月 - 3000万契約を超える。

2007年3月 - 定額コース「パケ・ホーダイフル」開始。発売。沖縄県南大東村北大東村をカバーし、全国人口カバー率100%となる。3500万ユーザーを超える。FOMAサービス契約数が、携帯電話・自動車電話サービス契約数全体の3分の2を超える。

2007年4月 - 定額コース「Biz・ホーダイ」開始。

2007年5月 - 2in1直感ゲーム、定額コース「うた・ホーダイ」サービス開始。

2007年9月 - 4000万契約を超える。

2007年10月 - 定額制データ通信「定額データプランHIGH-SPEED」、「定額データプラン64K」サービス開始。

2007年11月 - 905iシリーズの発売に合わせて、料金体系を改定(バリューコースベーシックコースを導入)。

2008年4月 - FOMAハイスピードを受信時最大7.2Mbpsに向上。

2008年10月 - パケット料金体系を改定し、一部を除いて「パケ・ホーダイダブル」に移行。

2008年12月 - FOMAハイスピードエリアの人口カバー率が100%となる

2009年6月 - 5000万契約を超える。

2009年6月26日 - FOMAハイスピードを送信時最大5.7Mbpsに向上。

2009年7月1日 - お便りフォトサービス用の新プラン、定額ユビキタスプラン開始

2009年12月1日 - メール使いホーダイ(タイプシンプル・タイプシンプルバリュー開始)

2011年6月13日 - FOMAハイスピードを受信時最大14Mbpsに向上。

2011年12月 - FOMAサービス約5796万契約のピークに達し、2012年1月以降減少が始まる。

2012年8月1日 - らくらくスマートフォン(F-12D)用の新プラン、らくらくパケホーダイ開始


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