「ラジオニセコ」とは異なります。
FMニセコ放送
愛称FMニセコ
コールサインJOZZ1AW-FM
周波数/送信出力83.5 MHz/20 W
本社・所在地〒044-0051北海道虻田郡倶知安町北1条西1丁目
設立日2005年8月
開局日2006年12月18日
廃局日2008年3月21日
(放送終了は2007年9月22日)
演奏所所在地に同じ
送信所虻田郡倶知安町樺山
放送区域倶知安町の一部
公式サイト ⇒http://fmniseko835.web.fc2.com/
FMニセコ放送株式会社(エフエムニセコほうそう、FM NISEKO Broadcasting)は、かつて存在した民間の一般放送事業者(旧放送法施行規則上の枠組み。のちの特定地上基幹放送事業者に相当)である。
北海道虻田郡倶知安町の一部地域を放送区域とする超短波放送(FM放送)のコミュニティ放送を行っていた。北海道では初めての町を対象としたコミュニティ放送であった。放送局の愛称はFMニセコ。
2012年に隣町ニセコ町に開局したラジオニセコとは無関係。 放送局のコールサインはJOZZ1AW-FM、呼出名称は「くっちゃんエフエムニセコ」。 倶知安町樺山の送信所から、周波数83.5メガヘルツ、空中線電力20ワット(実効放射電力37ワット)で送信していた。 演奏所(スタジオ)は北1条の駅前通りにあった。マスコットキャラクターは「ラジーモ」。 開局から3か月後の2007年3月、報道によって経営危機が明るみに出た。この時点で毎月約190万円の赤字額が出ており、前月分の給与も未払い状態であった。6月30日には当時の社長が同社役員に対する暴行の容疑で逮捕された[4]。 7月から給与の支払いが完全になくなり、8月末には社員は全員解雇されボランティアによる運営となった。このあと代表取締役による謝罪があり、経営難の最大の要因を「ほとんど営業活動を行っていなかったこと」とした。 9月16日の株主総会で経営困難による会社解散が決議された。このときの報道によると、初年度(5か月)売上が約640万円であったのに対し、負債は未払金だけでも約4,600万円あった[4]。 同局の番組「駅前金曜日」のパーソナリティ(当時)のブログによると、9月17日の11時頃に、これまでの自社サイトのサーバーが停止するとして、レンタルサーバーによる新サイトへの移転が告知され[6]、同日17時ごろには北海道電力からスタジオへの送電が止められ[7]、翌18日からは樺山送信所へスタッフが出向き、そこから音楽を放送していた[8]。 9月22日の15時から1時間の生放送を行ったあと、放送を停止した。スタジオは30日までに撤収を完了した。 廃局後の一時期、出演者らによりインターネットラジオ「ニセコラジオ」が運営されていた[9]。 オーストラリア人観光客らをターゲットに[4]、一部の番組で、英語あるいは日本語と英語の二ヶ国語によるアナウンスを行っていた。 自社番組の時間帯以外は東京都のJ-WAVEの再送信を行うことで、24時間放送を実施していた。 番組表は、開局日から2007年9月17日まで北海道新聞の小樽・後志版(朝刊)に掲載されていた。倶知安町の広報誌「広報くっちゃん」には、自社制作番組紹介欄「FMニセコ 83.5」が2007年1月 - 7月号まで掲載されていた。
概要
沿革
2006年(平成18年)
8月 - FMニセコ放送株式会社設立。
8月30日 - 免許申請書が受理される[1]。
11月16日 - 放送局の予備免許取得[2]。
12月2日 - 試験放送開始。
12月12日 - 放送局の免許取得[3]。
12月18日 - 本放送開始。
2007年(平成19年)
3月10日 - 臨時株主総会が開催されるも、流会[4]。
9月16日 - 株主総会において会社解散を決議[4]。
9月22日 - この日の16時をもって放送終了。
2008年(平成20年)
3月21日 - 廃止届が受理される[5]。
閉局に至る経過
編成
放送されていた番組
毎日
モーニングブリーズ(月曜 - 金曜7時00分 - 9時00分、土曜・日曜7時00分 - 8時00分) - 番組は2ヶ国語で進行。
Global Information(月曜 - 金曜11時30分 - 12時00分、土曜12時00分 - 12時30分、日曜11時30分 - 12時00分)
道路情報(月曜 - 金曜16時20分 - 16時30分、土曜16時20分 - 16時30分、日曜11時50分 - 12時00分)
平日帯
朝のPOPS(洋楽)(9時10分 - 10時00分)
おはようMUSIC(邦楽)(10時00分 - 12時00分)
山麓インフォメーション(11時30分 - 12時00分)
午後のカントリーロード(12時00分 - 14時30分)
午後のカントリーロード2(セカンドシーズン)(月曜 - 木曜12時00分 - 14時00分、金曜12時00分 - 13時00分)
ミニ カントリー(リクエストタイム)(14時30分 - 15時00分)
イノセントコーヒー(14時30分 - 16時30分) - 番組は2ヶ国語で進行。
邦楽セレクション(15時00分 - 16時00分)
午後のPOPS(16時00分 - 16時20分)
月曜
MART835(11時00分 - 12時00分)
MUSH UP REGGAE TIME(22時00分 - 23時00分)
再放送 日曜14時00分 - 15時00分
ENAGY TIME(22時00分 - 23時00分)
再放送 日曜14時00分 - 15時00分
火曜
ガイジンシル(22時00分 - 23時00分) - 英語放送
お笑いナイト(22時00分 - 23時00分)
水曜
お気楽じゅうくぼっくす(22時00分 - 23時00分)
再放送 木曜14時00分 - 15時00分
木曜
zappu soulful Raido(22時00分 - 23時00分)
再放送 日曜15時00分 - 16時00分
ミュージックフィールズ(22時00分 - 23時00分)
再放送 金曜15時00分 - 16時00分
Another Party(23時00分 - 24時00分)
金曜
MART835(11時00分 - 11時45分)
more by way(11時45分 - 12時00分) - 北海道開発局の提供番組
駅前金曜日(15時00分 - 16時20分)
ミュージックアンソロジー(22時00分 - 23時00分)
再放送 火曜14時00分 - 15時00分
トリオ ザ マダムスのオールナイトくっちゃん→ローズとりんのオールナイトくっちゃん(23時00分 - 24時00分)
再放送 木曜23時00分 - 24時00分
土曜
結城モイラのハッピートーク(11時00分 - 11時30分)
シーニック宝島(11時30分 - 12時00分)
マコトのムービーライフ(11時30分 - 12時00分)
再放送 月曜14時00分 - 15時00分
ザッツ!北海道(仮)(12時00分 - 14時00分)
ハローサタデー(12時00分 - 15時00分)
ゲームをやる番組(仮)(15時00分 - 16時30分)
アニメ・ソング(16時30分 - 17時00分)
ひろこの音部屋(16時30分 - 17時00分)
ザ・演歌(17時00分 - 18時00分)
再放送 金曜13時00分 - 14時00分、土曜・日曜5時00分 - 6時00分)
ワインを飲まナイト(18時00分 - 19時00分)
再放送 火曜22時00分 - 23時00分
エンジョイクラシック(22時00分 - 23時00分)
再放送 火曜15時00分 - 16時00分
日曜
ナイス!ファイターズチャンネル(9時00分 - 9時30分) - 三角山放送局の制作による、北海道日本ハムファイターズ協力番組
日曜落語(9時30分 - 10時30分)
再放送 水曜14時00分 - 15時00分
邦楽セレクション(10時30分 - 11時50分)
The Good Life(12時00分 - 14時00分)
サンデーリクエスト(12時00分 - 14時00分)
WEEKDAYダイジェスト それいけカントリーキッズ(17時00分 - 18時00分)
WEEKDAYダイジェスト ペンション物語(18時00分 - 19時00分)
Mt.niseko JAZZ STORY(22時00分 - 23時00分)
再放送 水曜15時00分 - 16時00分
特別番組
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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