この項目では、光文社の写真週刊誌について説明しています。その他の用法については「フラッシュ」をご覧ください。
フラッシュ
FLASH
ジャンル写真週刊誌
読者対象一般
刊行頻度毎週火曜日
発売国 日本
言語日本語
出版社光文社
発行人城戸卓也(2023年1月現在)
編集人田尾登志治(2023年1月現在)
刊行期間1986年11月5日 -
ウェブサイトhttps://smart-flash.jp/
『FLASH』(フラッシュ)は、光文社発行の写真週刊誌。毎週火曜日発売(合併号を除く)。創刊は1986年11月5日。当項目では、『FLASH』が主催する「ミスFLASH」についても扱う。 1986年の創刊当初は「きちんと喜ぶ」、「きちんと怒る」、「きちんと哀しむ」、「きちんと楽しむ」といったキャッチコピーを掲げ、萩原健一をイメージキャラクターに起用。当時の創刊を告知したテレビスポットCMでは、萩原が上述のコピーに加え「わたしは、この手の雑誌に、きちんとしてほしい」と語りかけていた[1]。 2000年春、電子書籍販売サイト「Bitway-books」でインターネットの事業展開を開始。2005年から表紙デザインを一新しイメージチェンジを図る。『FLASH』のロゴをポップなものに変え、担当の写真家を篠山紀信から松田忠雄
概要
公式のマスコットキャラクターは「写写丸(しゃしゃまる)」。ちなみに2000年には、写写丸も登場するパズルゲーム「FLASH 恋人クン」がワンダースワン用ソフトとして発売されている[3]。
以前は記事・グラビアでは、30歳未満の女性タレントを「クン」(30歳以上は「サン」)付け表記がされていたが、2022年現在はそのような表記はされていない。 年6回不定期に発売された増刊号『FLASH EXCITING』(フラッシュ・エキサイティング)は、2000年代に入り、コラムや発掘写真など内容の濃さで人気を博した。しかし、他社がこぞって「EX系雑誌」と呼ばれる類似誌を発行するようになったことでシェア拡大が困難となり、2008年に休刊となった[4]。 『FLASH EXCITING』の別系統の増刊号『FLASHスペシャル』も2008年1月から不定期に発売。『FLASH増刊号』『FLASHスペシャル グラビアBEST』『FLASH+』などと誌名を変えることもある。また、2011年以降の表紙または巻頭はAKB48グループ、坂道シリーズのメンバーが飾っていたが、2021年10月10日増刊号ではグラビアアイドルの沢口愛華が飾り、以降はAKB48グループ、坂道シリーズ以外のグラビアアイドル(菊地姫奈、伊織もえ)が表紙または巻頭を飾ることもある。 「写写丸」(しゃしゃまる)は、創刊当初から紙面に登場する忍者装束に身を包んだマスコットキャラクター。『FLASH』の各記事の文末に写写丸のマークが入るなどの形が見られる[注 1]。巻末には「写写丸クイズ」があり、正解者の中から抽選でプレゼントを実施。また近年は、「写写丸世代」と銘打った記事もある[5]。 『FLASH』の記者が「写写丸」の名義で体験取材や突撃取材を行うことがある[6]。 ミスFLASH 『FLASH』が主催するミス・コンテスト。同誌の創刊20周年を記念して2006年に創設された。 回数年グランプリ
FLASH EXCITING
FLASH スペシャル
写写丸
ミスFLASH
Miss FLASH
受賞対象グラビアアイドル
国 日本
主催光文社
『ミスFLASH』実行委員会
初回2006年
最新回2023年
最新受賞者白石時
宮川みやび(グランプリ)
遠藤まめ(グランプリ)
公式サイトhttps://miss-flash.jp/
受賞者
(出身地)その他の賞エントリー
第1回2006年稲生美紀(東京都)準グランプリ:吉原夏紀、ますきあこ
審査員特別賞:山本由貴
第2回2007年辰巳奈都子(東京都)準グランプリ:谷麻紗美、吉田もも
第3回2008年澤田友美(北海道)準グランプリ:野田彩加
審査員特別賞:かの夏帆
第4回2009年柳本絵美(東京都)準グランプリ:平有紀子、村上友梨
第5回2011年仁藤みさき(神奈川県)
鈴木ふみ奈(埼玉県)
黒田有彩(兵庫県)
斎藤眞利奈(神奈川県)
第6回2012年遠野千夏(北海道)
小松美咲(静岡県)
葉加瀬マイ(静岡県)
第7回2013年池田裕子(神奈川県)
階戸瑠李(石川県)
永井里菜(埼玉県)ファイナリスト
秋谷綾乃、神山エリカ、幸野ゆりあ、坂ノ上朝美、佐藤夢、椎名えるな、中川静香、萌木七海、吉田ゆい
第8回2014年加藤智子(愛知県)
尾崎礼香(大阪府)
Kagami(東京都)ファイナリスト
糸山千恵、大蔵愛、渡辺万美、三輪晴香、光上せあら、林弓束、辺見玲菜、青木ゆみか、あべみほ
第9回2015年あべみほ(北海道)
為近あんな(奈良県)
星乃まおり(群馬県)ファイナリスト
橘さり、椎名香奈江、西永彩奈、松本ゆん、寺口智香、ソラ豆琴美、美沙玲奈、宮崎まこ、木下愛純
第10回2016年川崎あや(神奈川県)
豊田瀬里奈(愛知県)
中野杏(広島県)[7]ファイナリスト
吉沢さりぃ、後藤ちひろ、川口たか子、大沼采奈、大山ひかり、白川卯奈、浅香美咲、工藤夢、下村なつき、磯野未来、新庄千歳、樹智子
第11回2017年月城まゆ(兵庫県)
吉澤玲菜
池田ゆり
駒井まち、茜結、宮藤あどね、樋井紅陽、鈴原優美、森ちあき、南美羽、津田菜都美、藍田愛、星夢まりな、百武あい、吉田茉寿美
第12回2018年小島瑠那(千葉県)
保ア麗(東京都)
麻亜子(大阪府)[9]ファイナリスト
藍田麻利衣、岡田ちほ/加藤圭/南野きり、airi、中嶋魁、柚木えりな、月宮まどか、吉野七宝実、藤田あずさ、新宮里奈、二井カオ
第13回2019年沙倉しずか(北海道)
山岸奈津美(大阪府)
阿南萌花
水萌みず、結城亜美、水原乙、桜井みき、月元しょうこ、菅原彩理沙、川島愛里沙、ラク、沖名瑠美、江藤菜摘、開坂映美、街乃あかり
第14回2020年藤田いろは(千葉県)
崎川みずき(愛知県)
白宮奈々(兵庫県)審査員特別賞:日野アリスファイナリスト
瀬戸ローズ、塚田綾佳、佐々木萌香、平崎里奈、河原桃子、東坂みゆ、早川みゆき、山口紗矢佳、エリス瑛菜、ヲヲタリンリン、梶谷唯
第15回2021年霧島聖子(大阪府)
益田アンナ(大阪府)
名取くるみ(千葉県)[11]審査員特別賞:高槻実穂
マシェバラ敢闘賞:天野紗也加[11]ファイナリスト
高橋みお、奥村美香、稲岡志織、水谷彩咲、孤々ちーりん、山之内優美、目黒りお、やのかえで、桃瀬こなつ、旭桃果
第16回2022年大塚杏奈(愛知県)
笹岡郁未(愛媛県)
missha(神奈川県)[12]ファイナリスト
桜井まい、朝比奈りる、山本紗愛、新海まき、中島由依子、まゆたゆま、神楽坂茜、後藤智香、藤原ひかり、山口穂花、知世、日里麻美
第17回2023年橘舞(愛知県)
弓川いち華(大阪府)
井上晴菜(大阪府)[13]ファイナリスト
宮地蘭来、青山泰菜、都丸亜華梨、阿部美月、心愛、石川舞華、福村萌衣、鈴川侑奈、雪野まどか、山本唯奈、日永はるか
第18回2024年白石時(大阪府)
宮川みやび(山梨県)
遠藤まめ(東京都)[14]ファイナリスト
磯貝花音、由利美桜、朝野ナツ、三葉ゆあ、永野蘭、つぶらあい、りん
特記
第1回 - 第4回大会は(ファイナリストの)10名がエントリーし、グランプリ1名、準グランプリ1 - 2名が選ばれた。回によっては審査員特別賞もあった。
第5回大会(2011年)は2年ぶりの開催(2010年は未開催)となり、「セミファイナリスト30名 → ファイナリスト10名 → 4名選出」という形式だったが、準グランプリ・審査員特別賞はなかった。グランプリの発表はニッポン放送のイマジンスタジオで行われ、その模様は『サタデーキューティナイト アイドルスタジオNo.1』で録音放送された。また、上記4名とこの回のエントリー者のうちの5名(椎名歩美、しづか、堀口アンナ、石原美優、大津琴子)がアイドルユニット「G☆Girls」(ジー・ガールズ)を結成。2011年9月にデビューシングルをリリースし、メンバーを変更しながら活動を続けていたが、2018年9月16日をもって解散した[15]。
第6回大会(2012年)は「セミファイナリスト30名 → ファイナリスト12名[注 2] → 3名選出」という形式だったが、第5回大会同様、準グランプリ・審査員特別賞はなかった。グランプリの発表は同じくイマジンスタジオで行われた。また、遠野や小松と共にグランプリを受賞した葉加瀬マイはそれまで本名である「袴田真衣」で活動していたが、これを機に芸名「葉加瀬マイ」と改名した[16][17]。
第7回大会(2013年)以降も準グランプリや特別賞の位置付けが行われておらず、グランプリが3名という体制が続いているが、2020年は2008年以来となる審査員特別賞が追加された。
第5回から第9回まで毎年2月上旬にグランプリが発表されていたが、第10回大会(2016年)以降は1月上旬 - 中旬に前倒しされ現在に至る。
初期の頃は漫画週刊誌系のミス・コンテスト(ミスマガジン、制コレ)と同様10代後半の受賞者が目立ち、平成生まれ初のグランプリが出た第4回(2009年)では応募者の平均年齢が18歳と若かった[18]。しかし第7回(2013年)の池田裕子[注 3]を境に20代後半以上の年齢でグランプリを受賞する者が多くなってきた反面、20歳未満のグランプリ受賞者は第12回(2018年)の保ア麗[注 4] を最後に出ていない(2024年1月時点)。
遠野千夏、あべみほ、川崎あや、沙倉しずか、藤田いろは、霧島聖子、益田アンナ、名取くるみといったレースクイーン経験者の受賞も目立つのが特徴で、2023年1月14日に東京オートサロン(幕張メッセ)内で発表された『日本レースクイーン大賞2022』では、第15回(2021年)グランプリだった名取くるみがRQ大賞グランプリを獲得。