この項目では、テレビドラマについて説明しています。その他の用法については「ファイナル・カット」をご覧ください。
FINAL CUT
ジャンルサスペンスドラマ
脚本金子ありさ
演出三宅喜重
日暮謙
監修倉科孝靖(警察)
岩井博樹(サイバー)
守屋俊介(医療)
出演者亀梨和也
藤木直人
栗山千明
橋本環奈
林遣都
木雄也(Hey! Say! JUMP)
やついいちろう
杉本哲太
裕木奈江
鶴見辰吾
升毅
水野美紀
佐々木蔵之介
音楽菅野祐悟
エンディングKAT-TUN「Ask Yourself」
国・地域 日本
言語日本語
製作
プロデュース豊福陽子
制作ジニアス(協力)
製作カンテレ
放送
放送チャンネルフジテレビ系
映像形式文字多重放送
番組連動データ放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2018年1月9日 - 3月13日
放送時間火曜 21:00 - 21:54
放送枠火曜21時枠
放送分54分
回数9
公式サイト
『FINAL CUT』(ファイナル・カット)は、2018年1月9日から3月13日まで毎週火曜21時 - 21時54分にカンテレ制作・フジテレビ系の「火曜21時枠」で放送されたテレビドラマ。主演は亀梨和也[1]。新聞番組表ではカタカナで『ファイナルカット』とクレジットされていた。本編終了後、本編につながる重要な物語が描かれるチェインストーリーがGYAO!で独占配信された[2]。
キャッチコピーは「お前らから、真実を切り撮ってやる。」。 WEBサイト「MP.info.net」の管理人で警察官の中村慶介には、12年前・2006年3月12日、母・早川恭子が経営する保育園「ルミナスキッズ」に通う女児が死体で発見され、マスコミによって、あたかも母が殺人犯であるかのように報道され、母が自殺に追い込まれたという過去があった。しかし、女児の死体が発見された現場付近では保育園の上階で法律事務所を営む弁護士・小河原達夫の息子、 祥太が目撃されていた。しかし、マスコミは祥太のことは全く報道せず、恭子を一方的に犯人に決めつけたのである。 慶介は12年前の事件の真相を知るため、警察官となって事件に関する書類に近づく機会をうかがうと同時に、報道被害者のためのサイトを開設し、恭子を犯人として取り上げた東都テレビワイドショー番組「ザ・プレミアワイド」のスタッフに復讐するための情報を収集していた。そして、サイトに寄せられた情報をもとに「ザ・プレミアワイド」のプロデューサー・井出正弥の本性を映した映像を作成すると、それを使って、井出を操り人形に仕立てることに成功する。さらに、井出以外の番組スタッフたちにも不正の証拠をつきつけ、彼らを自らの復讐の駒としていった。一方、慶介は祥太に関する情報を収集するため、素性を隠して祥太の姉妹・雪子と若葉に接近する。 やがて、慶介は12年前の事件に関する書類を管理する新宿中央署総務課に配属されるが、書類の一部が何者かによって抜き取られていることに気づく。 ※登場人物の役名、読みがなはとれたてフジテレビ[3]と番組公式サイト[4]より
あらすじ
キャスト
主人公
中村慶介(なかむら けいすけ)〈30〉
演 - 亀梨和也[5](幼少期:遠藤颯
ワイドショー番組「ザ・プレミアワイド」
百々瀬塁(ももせ るい)〈45〉
演 - 藤木直人[1]司会者。「OFFICE 100」経営。趣味はクロスワードパズル。時間さえあれば、常に解いている。家族構成は若年性アルツハイマーを患い入院中の妻とシンガポールに留学中の息子。12年前に慶介の母の事件を取り扱っており、芳賀からの情報をもとに恭子を犯人扱いし、あたかも恭子が犯人であるかのように世論を誘導した。不都合が起きても要領良く対応する手腕を持っているが、自分の能力を超える不都合[注釈 1]が起こった際にはヒステリックに荒れる一面を持つ。ワイドショーの司会者を江戸時代の瓦版売りのようなものだと考えており、大衆を熱狂させる情報を常に提供する義務が自分にあるという自負を持っているが、それだけに顔を隠していた瓦版売りとは異なり、常に顔をさらしているため、絶対に自分に恥をかかせない番組を作るよう、スタッフに圧力をかけている。警視庁刑事部長の芳賀とは癒着しており、情報を提供してもらう一方で、警察に不都合なニュースをもみ消すなど、互いに貸し借りをする関係である。また、警視庁新宿中央署副署長の高田ともお互い情報を共有する関係にある。慶介に、ある女性に金銭を払って妻の代役を頼んでいることや警察と癒着していることをつかまれるが、慶介が盗撮した映像をフェイクニュース特集のために制作した映像として番組中に流すことで、慶介の映像の信用度を失わせることに成功する。慶介が小河原祥太の行方を追っていることを知ると、慶介に復讐するより、祥太の疑惑を追及したほうが話題性があると考え、独自に祥太の行方を追っている。さらに、慶介をテレビ局に呼び出し、自分たちと一緒に12年前の事件の真相を追うよう言いくるめようとするも、彼に一蹴されたことで逆上し、独自で真相を追っていくうちに自滅すると思い、その様子を放送し慶介を陥れようと目論んだ。しかし、慶介の計略で、祥太が帰国し、慶介も祥太もテレビ出演を受け入れたため、両者の対決をセッティングし、自らは司会を務めた。慶介に12年前の誤報の謝罪を求められたときは「その時点では正しいと信じた情報を流しただけだ」と謝罪を拒否したが、放送直前に心を入れ替え、本番では12年前に早川恭子を自殺に追い込んだことを謝罪した。このことでテレビ局上層部の心証を悪化させ、「ザ・プレミアワイド」は打ち切りとなり、自らは司会を降板[注釈 2]した。しかし、スポーツジムで高田と会ったときには、復帰の意気込みを見せた。
小池悠人(こいけ ゆうと)〈32〉
演 - 林遣都[1]若手ディレクター。目黒区西目黒3-2-6在住。実家は祖父:小池礼町、祖母:小池タエ、父:小池克哉、母:小池優子。もともとは報道志望だったが、現在はネットで収集したネタを担当しており、同業者達からミスター暇ネタと呼ばれている。