FIA GT1世界選手権カテゴリグランドツーリングカー
国・地域国際
開始年2010年
終了年2012年
FIA GT1世界選手権(エフアイエー ジーティーワンせかいせんしゅけん、FIA GT1 World Championship)は、ステファン・ラテル・オーガニゼーション(SRO)が主催し、国際自動車連盟(FIA)が管轄する、FIA GTカーによるレースの名称。2010年より開催されていたが2012年にFIA GT1世界選手権としては終了した。翌年の2013年からFIA GTシリーズ、2014年からはブランパンスプリントシリーズとして開催されている。 2009年まで開催されていたFIA GT選手権の後継大会として行われていた。またGT3クラスのFIA GT3ヨーロッパ選手権、GT4ヨーロピアンカップも併催されることもある。 2010年は、マセラティ・MC12、アストンマーティン・DBR9、シボレー・コルベットC6R、ランボルギーニ・ムルシエラゴ R-GT、フォード・GTと、前年スポット参戦した日産・GT-Rが本年より本格的に参戦を開始した。 しかしGT1規定のコスト増大によりエントラントの減少を招いたため、 2012年からGT1の代わりに[1]FIA GT3規定車両を導入し[2]、シリーズは終了した。 セッションは週末の金、土、日曜日の3日間で行われる。但し、アブダビグランプリのみ、土、日曜日の2日間で全セッションが行われる。 60分のスケジュール内で行われる、ノックアウト方式予選。Q1 0:00?0:20 ファーストドライバーが出走。ラップタイム下位4台がノックアウトされ、順位確定となる。残り14台のタイムはリセットされ、Q2には継承されない。7分間のインターバルが挟まる。Q2 0:27?0:42 セカンドドライバーが出走。ラップタイム下位6台がノックアウトされ、順位確定。残り8台のタイムは再びリセットされ、Q3には継承されない。8分間のインターバルが挟まる。Q3 0:50?1:00 ファーストドライバーが出走。最速ラップ順に、予選レースのグリッドが確定する。 60分間で争われ、決勝レースのグリッドを争う。1位から6位までにはチャンピオンシップポイントが贈与される。 60分間で争われる。1位から10位までにチャンピオンシップポイントが贈与される。 各メーカーが1チームに2台ずつ供給するよう割り当てられている。マシンは、2010,2011年はFIA GT1規格に、2012年はGT3規格に適合したもので、且つ、シーズン前のテストでのタイム差等から性能差を確認し、バランス・オブ・パフォーマンスと呼ばれる性能調整が施される。これによって、各マシンの戦闘力をほぼ均一にし、迫力あるレースができるよう配慮されている。ドライバーは、1台に付き2名と規定されており、それぞれファーストドライバー、セカンドドライバーと呼称される。 ミシュランのワンメイク。レースウィーク中は6セットのタイヤが使用でき、前回イベントで使用したタイヤも使用することが可能。フレッシュタイヤは、金曜日のセッションで2セット、日曜日のウォームアップ時に2セットの合計4セットが各マシンに供給される。予選レース、決勝レースとも、4輪全てのタイヤ交換が義務付けられている。 予選レース、決勝レースの順位に応じて、サクセスバラストと呼ばれるウェイトハンデを負わなければならない。予選レースの結果が1位だったマシンには10kg、2位には5kgのバラストが加算される。逆に9位になると5kgの減算、10位以下は10kgの減算が施される。決勝レースに於いては、1位に30kg、2位20kg、3位10kg、4位5kgのバラスト加算、6位からは減算になり、6位5kg、7位10kg、8位20kg、9位以下30kgのバラスト減算となる。尚、サクセスバラストは、次回イベントにも引き継がれ、イベント毎やレース毎にリセットされることは無い。 予選レース、決勝レースともピットストップが義務付けられており、4輪のタイヤ交換とドライバー交代を必ずしなければならない。1時間の耐久レースという性質上、ピットストップのタイミングが明確に規定されており、レーススタートから25分以降35分までの間にピットインしなければならない。 年ドライバー所属チーム車両 年メーカー車両 年チーム
大会設立までの経緯
レース進行
金曜日
練習走行80分
予備予選80分
土曜日
予選セッション
ウォームアップ走行30分
予選レース
日曜日
決勝レース
レギュレーション2011年度の日産GT-Rとアストンマーティン
参戦マシン
タイヤ
サクセスバラスト
規定ピットストップ
チャンピオンシップポイント
予選レース:1位8ポイント、2位6ポイント、3位4ポイント、4位3ポイント、5位2ポイント、6位1ポイント
決勝レース:1位25ポイント、2位18ポイント、3位15ポイント、4位12ポイント、5位10ポイント、6位8ポイント、7位6ポイント、8位4ポイント、9位2ポイント、10位1ポイント
歴代チャンピオン
ドライバーズチャンピオン
2010 ミハエル・バルテルス
アンドレア・ベルトリーニ ビータフォン・レーシングマセラティ・MC12
2011 ミハエル・クルム
ルーカス・ルアー JRMレーシング日産・GT-R
2012 マルク・バッセン
マルクス・ヴィンケルホック ミュニッヒ・モータースポーツメルセデス・ベンツ・SLS AMG GT3
メイクスチャンピオン
2010 アストンマーティンDBR9
2011 アストンマーティンDBR9
2012 メルセデス・ベンツSLS AMG GT3
チームチャンピオン
2010 ビータフォン・レーシング
2011 Hexis アストンマーティン・レーシング
2012 ALL-INKL.com ミュニッヒ・モータースポーツ
脚注^ 日産GT-Rの場合GT1規定車両が6500万円なのに対し、GT3規定車両はおよそ半額の3200万円である。
^ “FIA GT1車両、2012年から世界選手権に参加できず
関連項目
モータースポーツ
グループGT1
FIA GT3ヨーロッパ選手権
シフト2 アンリーシュド
外部リンク
⇒FIA GT1世界選手権 公式サイト (英語)(ドイツ語)
表
話
編
歴
SROが主催するGTシリーズ
BPRグローバルGTシリーズ
1994
1995
1996
FIA GT選手権
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
FIA GT1世界選手権
2010
2011
2012
ブランパンGTシリーズ(2014-2019)
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(2020-)
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
FIA GTシリーズ (2013)
ブランパンスプリントシリーズ/GTシリーズスプリントカップ (2014-15,16-18)
ブランパン/GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・スプリントカップ(2019,20-)
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
ブランパン耐久シリーズ/GTシリーズ耐久カップ (2011?15,16-19)
GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップ(2020-)
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
ブランパンGTシリーズアジア(2017?2018)
ブランパン/GTワールドチャレンジアジア(2019,22-)
2017
2018
2019
2022
2023
2024
GTワールドチャレンジ・アメリカ
2019
2020
2021
2022
2023
2024
GTワールドチャレンジ・グレートブリテン
2023
2024
インターコンチネンタルGTチャレンジ
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
FIA GTワールドカップ
2015
2016
2017
2018
2019
フォーミュラカー
(オープンホイール)
F1
IndyCar
フォーミュラE