スタジオ内にあるテレビカメラは、一部のスタジオを除きハイビジョン対応(1997年3月10日の運用開始当初から4:3と16:9に切り替え可能な多目的カメラを使用)。しかし、サブ周りの機器は一部河田町からの移設やSD対応機材だったため、その「HD非対応」スタジオについては段階的にHD対応に移行させた。
報道センターには『BSフジNEWS』専用のブースを併設。そして緊急報道やセット改装・年末年始時の際にはセンター内にある顔出しブースから放送する。運用開始から2020年ごろまではセンター内に円卓テーブルが存在しており、顔出し用のリモコンカメラがテーブル中央部に常設され、緊急報道やV9スタジオのセット改装の際にはそこから放送されていた。2020年からは可動壁からは見えない報道センターの右側に小規模な顔出しブースが設置され、2023年現在は週末夜の『S-PARK』のニュースパート、2020年以降の年末年始時のミニニュースなどもこのブースから放送している。かつての円卓テーブルと現在の顔出しブースは共に緊急時以外は番組キャスターの打ち合わせ用スペースとして用いられている(河田町本社時代の報道センターも同様に打ち合わせ用のスペースを緊急時の顔出しブースとして兼用していた)。V9スタジオが隣接しており、可動壁を上げることで報道センターと一体化させることができる。運用開始時はV9スタジオが『FNNニュース555ザ・ヒューマン』と『ニュースJAPAN』の専用セットで占められており、報道センターをバックに放送するのはそれ以外のニュース番組ならびに『めざましテレビ』の放送時のみだったためその時だけ可動壁を下ろしていたが、1998年の『FNNスーパーニュース』開始時から一時期を除いて2018年3月の『みんなのニュース』終了までは、報道センターが見えるガラス壁を用いたスタジオセットだったため可動壁は常に上げていた。2018年?2023年9月までは報道センターをバックに放送する事が一切なくなったため可動壁は常に下ろされていたが、2023年10月からは再度可動壁を上げて報道センターと一体型になる。
カメラなどスタジオ機材にはフジテレビのロゴラベルが貼られているが、報道専用のV9スタジオのみ「FNN」ロゴラベルが貼られている(河田町本社時代の第9スタジオ→第7スタジオも同様)。
フジテレビでは、FCGビル(台場本社)近くの江東区青海(あおみ)に、ドラマやバラエティ番組などの収録拠点となる湾岸スタジオがある。同所開設前までは、FCGビルや東京メディアシティ、渋谷ビデオスタジオといった複数の拠点で収録などを行っていたが、本社との距離や一部スタジオの老朽化などの問題もあり、それらの問題点を解消すべく建設された。2023年現在、FCGビルでのスタジオ運用は地上波・衛星問わず生放送番組での使用を主軸に、一部の収録番組と関西テレビ制作番組の収録に使用されている。
8つのテレビスタジオの中には、床面積がV4スタジオ以上の場所もある。本社とは光ケーブルで相互接続されているが、主調整室とは直接接続されていないことから、生放送する際には本社側に制御用の副調整室(所謂『受けサブ』)を必要とする。 この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2021年1月) かつてFCGビルには、当時フジテレビの親会社であったラジオ局・ニッポン放送の本社も入居しており、1997年3月24日から2004年9月5日までの8年間に亘って放送を行っていた[34]。メディアタワー22階から24階にラジオスタジオ、24階にマスター設備(主調整室)が設置されていた。なおテレビスタジオとは違い、事務フロアとして設計されていた場所にラジオスタジオ設備を設置した。台場本社時代は千代田区有楽町に入居していた糖業会館建て替え問題が進展中であったが、現在の社屋落成(糖業会館・ニッポン放送本社ビル)を機にスタジオ・本社機能を有楽町に戻した。なお、FCGビルには旧社屋の「ラジオハウス銀河」、現社屋の「イマジンスタジオ」にあたる公開放送などに用いるための大型スタジオが無いため、旧糖業会館が解体される2001年8月までは「ラジオハウス銀河」が引き続き使用された。
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