FANATIC◇CRISIS
[Wikipedia|▼Menu]
本名:長江 徹1971年11月17日生まれ。身長174cm。岐阜県多治見市出身。愛称は「徹ちゃん」「りっとる」など。最年長だが、ちゃん付けで呼ばれる。メンバー中、地味でシンプルな衣装だった。初期のPVでは二重瞼(アイプチ)だが、実際は一重瞼。趣味は読書、FC会報に短編小説を連載。前所属「Of-J」から黒の短髪であったが、メンバーの助言から金髪に染め、解散まで通した。(「アンデス山脈の種馬」を歌う際はオレンジ色)。
バンド内の役割
ミックス、マニピュレート、レコーディング、石月の歌詞校正の担当。メンバーで唯一の普通自動車免許取得者のため、車移動でのツアーでは運転を担当した。インディーズ時代はプレイのみだったが、メジャー後、初めてマイク越し喋って以来、トークで客を楽しませた。
解散後の動向
本名でサポートドラマー、エンジニアとして活動をしていたが、後にメンバーのインタビューにて、現在は音楽活動を退いていることが語られており「FANTASTIC◇CIRCUS」には不参加[8]。だが、2022年5月17日、19日に自身のnoteに書かれた内容によると、2017年の1月に元メンバー5人が集まって「一夜限りの再結成をしないか」という話をしたが個人的な事情等によって断ったことや、プライベートでは十数年前に既婚者になったこと、現在は元WAWAWAのメンバーだった中野みやびのプロデュースを行ってる等、バンドの解散から現在までの近況、再結成に対する想い等が記されていた[9][10]
来歴

1992年、名古屋で当時15歳のVo.石月が高校中退後にGu.和也、Ba.RYUJIの三人で結成。

1993年、Dr.?タツヤ?、Gu.Shunが加入。

1995年、ツアー中にDr.?タツヤ?が、方向性の相違を理由に突然脱退。2代目ドラマーとして「Of-J」で活動していた徹が、以前から知り合いいうこともあり急遽加入。同時に公式ファンクラブ「truth」が発足する。

1997年8月6日、
フォーライフ・レコードと契約を結び、シングル「SUPER SOUL」でメジャーデビュー。

1999年、契約満了を理由にフォーライフ・レコードを離れ、インディーズレーベルからリリースをスタート。契約更改を行わなかった理由はメンバーも正式に語らなかった為不明。

2000年、アルバム「EAS」リリース後、自主レーベル「STOIC STONE」を設立し、シングル「LIFE」でメジャー・レーベルに回帰する。

解散

2005年5月14日、
東京ベイNKホールにて解散ライブを行い、FANATIC◇CRISISとしての活動を終了させる。解散発表後の全国ツアーはファンクラブ会員限定。後にFC会員限定のフイルムギグを開催した為、一般向けのコンサートはこの日が最後である。解散の時点では、再結成については全く考えてなかったとのことで、和也は「つい最近まで名前も聞きたくなかった」と語っている[11]。以降は各自個人での活動に移った。

2011年1月16日に渋谷Live hallで通算三回目となるフイルムギグを、KAZUYAとSHUNをゲストに迎えて開催することを発表した。

2011年2月12日、和也とShunを中心としたロックバンド「LASTLIP」の初となるワンマンライブを、新宿RUIDO K4で開催することが、オフィシャルサイト上で発表された。オープニングアクト砂月(ex.RENTRER EN SOI)が行う。

FANTASTIC◇CIRCUS

2019年11月9日、石月努とKAZUYAとShun、そしてサポートメンバーを迎え入れ「FANTASTIC◇CIRCUS」(ファンタスティック◇サーカス)として、
京王プラザホテルにてディナーショーを行った[12][13]。ただ、メンバーの徹のnoteによれば、再結成については2017年の1月に元メンバー5人で集まって話し合いをしたとのこと[9]。またShunは、2023年のインタビューで「FANATIC◇CRISISはあの5人でFANATIC◇CRISISだと僕は思っている」と語っており、FANTASTIC◇CIRCUSについては「気持ちとか魂とか、そういったものを引き継いだ上で、新しいバンドを始めた」と述べている[11]

2022年1月、FANATIC◇CRISIS結成30周年を記念し、FANTASTIC◇CIRCUSワンマンライブ『転生-TENSEISM- FtC 30th ANNIVERSARY』を同年5月14日、東京・日比谷野外音大楽堂にて開催することを発表。また同ライブにサポートミュージシャンとして、NATCHINベース、ex.SIAM SHADE)、LEVINドラムLa'cryma Christi)が参加することも発表された[14][15][16][17]。当公演のチケットは完売、無事に開催された[18][19][20]。同年9月4日に品川インターシティホールでの追加公演も決定した[21][22][23]

2023年3月29日にセルフカバーアルバム「TENSEISM BEST SINGLES【1997-2000】」をリリース、同年5月には東京・昭和女子大学人見記念講堂でFANATIC◇CRISISの結成30周年イヤーを締めくくるライブ「THE END OF 30th BOYS」を開催した[24]

2024年2月28日にセルフカバーアルバム「TENSEISM BEST SINGLES 【2001-2004】」リリース、3月10日に東京Zepp Shinjyukuでのライブを開催予定。



概説

インディーズ時代は主に中京圏で活動し、黒夢LaputaROUAGEらと共に名古屋系バンドの代表格であった。インディーズ1stアルバム「太陽の虜」のクレジットではギターShunがギターシンセサイザーであり、ドラムが初代ドラマーの?タツヤ?であった。メジャー・デビューはフォーライフ・レコードから。事務所はSPEED HOUSE MUSIC COMPANY。

1997年から1998年頃にはMALICE MIZERLa'cryma ChristiSHAZNAと共に「ヴィジュアル四天王」と呼ばれていた[25]。なお当時の本人たちは「四天王」扱いされることについて「他人ごと」と捉えていたそうで、石月は2023年のインタビューで「僕は未だに、そう呼ばれたくないですよ」と語っている[11]。一方で和也は「ヴィジュアル系」という括りで覚えてもらえる側面もあったことを認め、「大人になってみて、『ビジュアル系』ってナイスなネーミング」「いい意味で考えると、キャッチーだったんだろうな?って思います」とも語っている[11]

SPEED HOUSE MUSIC COMPANYは、ビーイング系アーティストのマネージメントを行ってきたケンプファーのスタッフが立ち上げた事務所であり、社長の神林義弘はのちに演歌系の大手芸能事務所長良プロダクションの社長に就任した。

火の鳥」で初のオリコンシングル週間チャートトップ10入りを果たし、ヒットを連発するが、シングル「7 [SEVEN]」リリース後、フォーライフを離れ自社レーベルSTOICSTONEを設立。その後もリリース間隔も短く精力的な活動を続ける。

ESPからは、メンバーそれぞれがオーダーしたギター、ベースが発売されていたが、現在は全て生産が打ち切られている。

ヴィジュアル系四天王のバンドで唯一、横浜アリーナでの単独公演を敢行していない。また、日本武道館でも、1997年、1998年のイベント「Break out祭」へのゲスト出演のみで、単独公演を行わなかった。メンバーの「ライブハウスでの観客の一体感を大事にしたい」という意図のもとである。しかし、当時福岡のRKBラジオMIDNIGHT SPARKSの番組を持っていた関係で、RKBの新年イベントの放送の際に福岡ドームでライブを行った。

音楽性についてはインディーズ時代初期は名古屋系バンド特有のダークで退廃的な世界観や人間の内なる狂気等を歌詞のテーマにした重く激しい曲が多かったが、1996年の『MASK』以降はLove Me等のポップでメロディアスな曲が増えていき、メジャー・デビュー以降はポップ・ミュージック色の強い明るい曲調にファンタジーや現代を生きる若者の日常や青春、苦悩、恋愛、人生観を主に扱った歌詞がテーマの作品がメインとなっていった。
MV

ドラムスの徹が行うコスチュームプレイが、隠れポイントである。

「ゆらぎ」→掃除をする駅員

「BLUE ROSE」→ジャズピアニスト

「ドラキラ」→バンパイア(全員)

「everlove」→花嫁(オフショット)

また、衣装デザインは全て石月努の担当だった。
ディスコグラフィ
デモテープ

タイトル発売日収録内容
カルマ
1994年9月01.黒い太陽(作詞:石月努、作曲:KAZUYA)
02.メビウスと哀星(作詞:石月努、作曲:KAZUYA)

シングル

タイトル発売日規格備考JP
インディーズ
1stTruth1995年8月21日VHS 
2ndMemories in White1995年11月25日8cmCDX'mas限定盤と通常盤が存在
3rd月の花1996年7月5日2枚同時リリース44
4thRain1996年7月5日47
メジャー
5thSUPER SOUL1997年8月6日8cmCD初回特典ブックレット付23
6thSLEEPER1997年10月29日23
7thONE -you are the one-1998年1月28日14
8thRainy merry-go-round1998年5月13日14
9th火の鳥1998年7月1日初回特典ブックレット付


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:65 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef