FALL/フォール
Fall
監督スコット・マン
『FALL/フォール』(原題:Fall)は、2022年のアメリカ合衆国のスリラー映画。監督はスコット・マン(英語版)、出演はグレイス・キャロライン・カリーとヴァージニア・ガードナーなど。地上から610メートル強もの高さにある、老朽化したTV電波塔の頂上に取り残された若い女性2人のサバイバルを描いている[5]。 冒険好きな夫婦のベッキーとダン。しかし夫のダンはフリークライミング中の事故で亡くなり、ベッキーは1年が経っても悲しみに暮れていた。女友達でクライマー仲間のハンターはそんなベッキーを元気づけようと、新たなクライミングに誘う。 2人が登るのは、人里離れた荒野に建つ高さ600メートルの解体寸前のテレビ塔だった。足をかけると折れるほど錆びついた梯子を慎重に登りながら、なんとか頂上へ到達する2人。ベッキーは夫の遺灰をそこから撒くことで彼を偲び、新たな1歩を踏み出す決意を示すが、その時、地上に降りるための唯一の手段だった梯子が突然崩落してしまう。地上では繋がった携帯電話も高度の為か圏外で助けを呼ぶこともできず、2人は600メートルのテレビ塔の頂上の狭い足場に取り残されてしまう。 携帯電話を靴で包んで地上に落とし、救助要請の通信を試みるベッキーたち。近くにオンボロのキャンピングカーを停めていた2人連れが携帯を拾ったが、その2人は、塔の上で助けを求める人影に気づきながら、ベッキーたちの車を盗んで逃げ去ってしまった。 狭い足場で一夜を過ごすベッキーとハンター。水が入ったリュックは梯子が崩れた時に落ち、塔の途中のアンテナに引っかかっていた。短すぎるロープで降り、リュックの回収を試みるハンター。なんとかリュックは回収され、ハンターも頂上の足場に戻った。 持参したドローンに手紙を付けて、彼方に見えるモーテルまで飛ばそうと計画するベッキーたち。しかし、ドローンはバッテリーが切れかけていた。廃棄されるテレビ塔だが頂上に照明が灯り、電源がある事に気付いたベッキーは、更に10メートルの細いアンテナを登って、電球のソケットからの充電に成功した。 3日目。ハゲワシに襲われながら、モーテルに向けてドローンを飛ばすベッキーたち。しかし、ドローンはモーテルの直前で走行中のトラックと接触し路肩に落ちてしまった。しかも、共にいたハンターが幻影だったと気づくベッキー。リュックを取りに降りたハンターは、ロープで登ることが出来ずにアンテナ部分に墜落死していたのだ。 4日目。ハゲワシを捕まえて生肉を食べ、生気を取り戻すベッキー。アンテナ部分まで降下してスマホを落とすことに成功したベッキーは、無事に地上へと帰還を果たした。 ※括弧内は日本語吹替。
ストーリー
キャスト
ベッキー:グレイス・キャロライン・カリー(近藤唯)
ハンター:ヴァージニア・ガードナー(潘めぐみ)
ダン:メイソン・グッディング
ジェームズ:ジェフリー・ディーン・モーガン(黒澤剛史)
出典^ Griffin, David (2022年6月8日). “Fall: Exclusive Trailer and Movie Poster Reveal” (英語). IGN. 2022年6月9日閲覧。
^ 「地上600mの絶望 モンスター級のTV塔に取り残される「FALL フォール」23年2月公開&予告披露【高所恐怖症の方は閲覧注意】」『映画.com』、2022年11月23日。2023年2月3日閲覧。
^ Spangler, Todd (2022年8月9日). “Lionsgate's Fall Used Deepfake-Style Tech to Change 30-Plus F-Bombs, Bringing Movie From R to PG-13 Rating” (英語). Variety. 2022年8月10日閲覧。 “had a production budget of about $3 million”
^ a b “Fall” (英語). Box Office Mojo. 2023年10月1日閲覧。
^ “FALL/フォール”. WOWOW. 2023年10月1日閲覧。
外部リンク
公式ウェブサイト(英語)
公式ウェブサイト(日本語)
FALL/フォール - allcinema
⇒FALL/フォール - KINENOTE