FAITH_(HYDEのアルバム)
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『FAITH』
HYDEスタジオ・アルバム
リリース2006年4月26日
録音2005年 - 2006年
アメリカ合衆国
日本(#5と歌録り)
ジャンルロック
ハードロック
時間44分55秒
レーベルHAUNTED RECORDS
Ki/oon Records
プロデュースHYDE & KAZ
専門評論家によるレビュー
Allmusic link
チャート最高順位


週間2位(オリコン

登場回数8回(オリコン)

ゴールドディスク

ゴールド(日本レコード協会

HYDE アルバム 年表

666
2003年)FAITH
2006年HYDE
2009年


『FAITH』収録のシングル

COUNTDOWN
リリース: 2005年10月5日

SEASON'S CALL
リリース: 2006年2月22日

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『FAITH』(フェイス)は、日本ロックバンドL'Arc?en?Cielのボーカリスト、HYDEの3枚目のアルバム2006年4月26日発売。発売元はKi/oon Records内の自身の主宰レーベルHAUNTED RECORDS
解説

前作『666』以来2年4ヶ月ぶりとなるオリジナルアルバム。

アルバムタイトルには、前作『666(=悪魔の数字)』とは正反対のイメージを持つ言葉の『FAITH(=信仰)』という単語が付けられている[1]。タイトルが決まった経緯について、HYDEは「もともとは狙いではなかったんですけど、当然僕もそのこと(=前作と正反対のイメージのあるアルバムタイトルであること)に気がついて。まぁ、それでいいか、黒と白という感じで、と。両方とも、要は僕の好きなものなんですよ。悪魔をイメージするものも、神をイメージするものも[1]」「前作は、全然音楽性とは関係なく、好きなワードからタイトルを選んだんです。今回もそうしようと思っていたんですけど、思い浮かばず(笑)じゃあ、アルバムに沿って『FAITH』と考えた時に、前作との表裏一体のような表現になった[1]」と最初から狙って付けられたわけではない旨を述べている。アルバムジャケットは、HYDEと親交の深い画家金子國義が手掛けている。

本作はアルバムタイトルから連想されるように、歌詞にはHYDEの持つ宗教観が多く取り込まれた作風となっている。また、L'Arc?en?Cielで発表したアルバム『AWAKE』に続いて戦争反戦をテーマにした楽曲であったり、現代社会に対するHYDEの想いや疑問など、内省的な内容の楽曲が多く収録されており、詞世界に統一感のあるコンセプチュアルなアルバムとなっている[1]

また、これまでのようなHYDE独特の抽象的な表現から、本作ではあえて具体的な表現を扱うことが増えている[2]。このことについて、HYDEは「中には一見悪意を望んでいるような詞があったりするけど、それも決して望んでいるわけではなく、望むとどうなるか分かるよね?っていう意味で書いているから。だから、そういうのを間違って理解して欲しくはないなって思います[3]」「結構ね、歌詞は中途半端に理解されるべきもんだとは思うんですよ。歌詞なんていちいち説明してたらカッコいいわけないし、だけど、そこにちゃんとした理解があってほしいなとは、思うようになってきました。ただ、ちゃんと理解してほしいからといって、いいことばかり書いてもカッコいいものができるとは思わないんですよ。いいことも悪いことも含めて表現するのが、アーティストとして当然のことだと思っているので[3]」と述べており、リスナーにより深く歌詞を理解をしてもらうために詞の表現が変化したことを示唆している。また、本作ではリスナーへのアプローチのため、英詞部分には対訳が付けられている[2]。また、英語詞を手掛ける際は、前作に引き続き、訳詞家のリン・ホブデイやANIS(MONORAL)とディスカッションした上で行っている。

本作のレコーディングは、収録曲「SEASON'S CALL」のレコーディングと歌録り以外の作業をアメリカロサンゼルスで行っている。「西海岸のハードロックサウンドに仕上げたいと考えていた[4]」と語っており、前作よりもよりハードでアメリカンロックなテイストに仕上がっている。また、前作では共同プロデューサーとしてのみの参加であったKAZOblivion Dust、ex.Spin Aqua)が作曲者兼ギタリストとしてもレコーディングに参加している。KAZはアルバムについて「曲ごとのニュアンスとか空気感、世界観は違うけど、アルバム全体には凄く統一感があると思います。一枚を通して精神世界を感じるよう[5]」と述べている。また、ベースドラムは、HYDEが好んで聴いていたロックバンド、ザ・ミッションに在籍していたクレイグ・アダムスとスコット・ギャレットが担当している他、ナイン・インチ・ネイルズのサポートをしていたダニー・ローナーもレコーディングに参加している[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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