F.E.A.R._(ゲームソフト)
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F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon-ジャンルホラーFPS
対応機種Microsoft Windows
開発元Monolith Productions
発売元Sierra Entertainment
Warner Bros. Games
人数1人
メディアDVD-ROM
対象年齢通常版CERO:D
ESRB:Mature
PEGI:18+
OFLC:MA15+
USK:18
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『F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon-』(フィアー -ファースト エンカウンター アサルト リコン-)は、Monolith Productionsがパソコン用に製作したコンピュータゲーム。ジャンルはホラーFPS2005年10月18日発売。

後にPlayStation 3版とXbox 360版が米国で発売され、日本でも発売予定だったが中止になった。マルチプレイ版は後述するが、無料で配布されている。

2011年、ワーナー エンターテイメント ジャパン(現:ワーナー ブラザース ジャパン)によるワーナー・ホーム・ビデオ部門がゲームパブリッシング事業に参入した。その後、2015年10月5日に日本法人「アクティビジョン株式会社」の法人番号が指定され、2017年10月4日に社名を「Activision Blizzard Japan株式会社」に変更した。日本におけるActivision Blizzard Japanは、2023年10月13日によるマイクロソフトの買収以降、『F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon-』(本編(PC版))のパブリシング権が日本マイクロソフトMojang Studiosの買収を機にXboxシリーズ以外の他社ハードに参入している)に一本化する形で移行された。

続編の『F.E.A.R.2: Project Origin』が2009年2月16日にPlayStation 3、Xbox 360、PC版の3フォーマットで発売されている。2010年には『F.3.A.R.』というタイトルで3作目が制作され、2011年6月21日にPlayStation 3、Xbox 360、PC版が北米で、また日本では同年7月21日に発売された。
概要

本作最大の特徴は、ホラー系でありながらも終始「人間対人間」の銃撃戦に尽きる事である。恐ろしい形相の怪物が襲ってくるのではなく、夜道を一人で歩くような不安感としての恐怖を目指す、発売当時の国外製ゲームソフトとしては珍しい演出手法をとった。

マップは基本的に薄暗い屋内が大半を占め、シングルプレイでは森や渓谷といった自然空間で構成されたマップは登場しない。登場する銃器はすべて架空の物で、現存の銃火器をモデルに独自のデザインを施したものが使用されている。
スロー・モー

本作ではゲージを消費することで主人公だけが使える特殊能力「スロー・モー」を発動させ、一定時間だけ反射神経を極限まで研ぎ澄ませることができる。

スロー・モー発動中は時間の体感速度が約1/5に低下し、自分を含む全ての物体の動きが遅くなる。ただし、こちらは照準速度が低下せず、他の動作速度も約1/2なので相対的に素早く動ける。この結果、物陰から一瞬だけ身を乗り出して銃撃したり、敵が投擲したグレネード等に反応しやすくなる。なお、この能力はスロー・モーゲージが尽きない限り無制限に使うことが可能で、ゲージは自動回復するため理論上使用回数に制限はない。
ストーリー

アーマカム・テクノロジ・コーポーレーション(通称「ATC」)はかねてよりアメリカ軍と契約し 極秘裏にクローン部隊の研究、実験を行っていた。クローン兵士の「レプリカ部隊」はある一人の指揮官のテレパシー能力によってすべての活動を掌握されるようプログラムされていたが、ある日その唯一の指揮官として養成されていた「パクストン・フェッテル」が凶暴化、レプリカ部隊を率いて研究所の職員を皆殺しにした挙句、その死体を食べたあと、研究所から1000人以上の兵士を引き連れて脱出を図った。

指揮官であるフェッテルを無力化すれば、レプリカ部隊は電池を失ったロボットのように動きを止める。この情報に基づき、少数精鋭の特殊部隊「First Encounter Assault Recon」通称『F.E.A.R.』はパクストン・フェッテルの暗殺のために出動。常人では考えられないほどの反射神経を持つ"主人公は、F.E.A.R.に入隊したばかりの新人として何人かの仲間とともにフェッテル暗殺ミッションを開始した。フェッテルの頭脳に埋め込まれた発信機のシグナルを頼りに、彼らが潜伏していると思われる古い研究所の廃屋にたどり着いた主人公達だったが、その奥地で少女が泣き叫ぶ奇妙な幻覚を見る。

直後に拷問を受けたように殺された謎の男の死体を発見した主人公は、付近に居ると思われるフェッテルを追うものの不意打ちを食らってしまう。もうろうとした意識の中でフェッテルは主人公を殺すでもなく語りかける。「"アレ"は彼女の記憶なのか、自分の記憶なのか分からない、しかし自分は奴らを覚えている。奴らは死ぬべきなんだ、全員、死ぬべきなんだ。」…そう言い残し、シグナルもろとも行方をくらませるフェッテル。間もなくある港の倉庫付近で多数のレプリカ部隊が目撃され、主人公たちもそこへ向かうが…。


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