この項目では、1970年代の第4世代ジェット戦闘機について説明しています。
派生機などを含むその他の用法については「F-15」をご覧ください。
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アメリカ空軍のF-15C
用途:戦闘機
分類:制空戦闘機
設計者:ジョージ・グラーフ
製造者:マクダネル・ダグラス(現ボーイング)社
運用者
アメリカ合衆国(アメリカ空軍)
日本(航空自衛隊:F-15J)
イスラエル(イスラエル空軍)
サウジアラビア(サウジアラビア空軍)
初飛行:1972年7月27日
生産数:1,233機
運用開始:1976年
運用状況:現役
ユニットコスト:
A/B型:2,790万USドル
C/D型:2,990万USドル(fiscal98constant$)
J/DJ型:86-101億5,600万円
F-15X:8,000万USドル(予定)
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F-15は、アメリカ合衆国のマクダネル・ダグラス社(現ボーイング社)の開発した制空戦闘機。制式機の受領は1972年(正式編成は1976年)、愛称はイーグル(イヌワシ)(Eagle)。 アメリカ空軍などで運用されたF-4の後継として開発された大型制空戦闘機で、第4世代ジェット戦闘機に分類される。F-4と共に、冷戦下のアメリカ空軍とマクドネル・ダグラス社を代表する戦闘機といえる。 軽量な機体に大推力のターボファンエンジンを2基搭載し、高出力パルスドップラー・レーダーと中射程空対空ミサイルの運用能力を持つ。後継機であるF-22が戦力化され、原型機の初飛行から既に40年経った現在でも世界トップクラスの性能を誇る。 二枚の垂直尾翼を持つとはいえ、平凡な平面形の主翼に水平安定板を組み合わせた保守的な設計だが、当時としては画期的な機動性を実現し[注釈 1]、F-4の運用で発覚した諸問題を教訓に設計段階で様々な工夫が施され当初から高い完成度を見せた。
目次
1 概要
2 開発の経緯
2.1 前史
2.2 F-X開発
2.3 原型機発注
3 特徴・設計
3.1 機体
3.2 操縦系
3.3 電子装備
3.4 エンジン
3.5 武装
3.6 拡張性
4 ストリーク・イーグル
5 近代化改修
6 アメリカ空軍での運用
7 世界のF-15
7.1 イスラエル
7.2 日本
7.3 サウジアラビア
8 形式
8.1 基本型
8.2 派生型
9 仕様
9.1 兵装
10 登場作品
11 脚注
11.1 注釈
11.2 出典
12 参考文献
13 関連項目
14 外部リンク
概要