F-12C
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NTTドコモ F-12C

キャリアNTTドコモ
製造富士通
発売日2011年8月7日
概要
OSAndroid 2.3
CPUQualcomm Snapdragon MSM8255 1GHz
音声通信方式3GFOMAW-CDMA
2GGSM
(3G:800MHz、850MHz、1.7GHz2GHz)
(2G:900MHz、1800Mhz、1900MHz)
データ通信方式3GFOMAHSDPAHSUPA
2GGSM
無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)
形状ストレート型
サイズ119 × 60 × 約9.8(最厚部 約10.5) mm
質量約107 g
連続通話時間約320分(音声通話時・3G)
約350分(音声通話時・GSM)
連続待受時間約450時間(静止時・3G)
290時間(静止時・GSM)
内部メモリRAM:512MB
ROM:1GB
外部メモリmicroSD
(2GBまで・ドコモ発表)
microSDHC
(32GBまで・ドコモ発表)
日本語入力ATOK
FeliCaあり
赤外線通信機能あり
BluetoothBluetooth 2.1+EDR[1]
放送受信機能非対応
メインディスプレイ
方式TFT液晶
解像度フルワイドVGA
(480×800ドット
サイズ約3.7インチ
表示色数16,777,216色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式約810万画素CMOS
機能ハイビジョン動画撮影
手ぶれ補正機能
顔認識
サブカメラ
なし
カラーバリエーション
Black
Rose Gold
Classic Orange
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

ドコモ スマートフォン F-12C(ドコモ スマートフォン エフ イチ に シー)、後のdocomo with series F-12C(ドコモ ウィズシリーズ エフ イチ に シー)は、富士通によって開発された、NTTドコモ第3世代移動通信システムFOMA端末である。

コンセプトは、いつまでも使い続けたい「100年ケータイ」となっている。ドコモ スマートフォンのひとつとして発売され、2011年冬モデル発表以降はdocomo with seriesに分類されている。目次

1 概要

2 限定モデル

3 メール・ブラウザ

4 アプリケーション

4.1 搭載アプリ


5 主な機能

6 機能

7 歴史

8 アップデート・不具合など

9 関連項目

10 脚注

11 外部リンク

概要

本機の発売以前から富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(現:富士通モバイルコミュニケーションズ、以下富士通東芝)が製造販売していたものの、富士通本体が製造販売するものとしては初めてのAndroid搭載のスマートフォンとなる。OSはAndroid 2.3を搭載している。薄型、軽量の筐体でありながら、防水性能IPX5/IPX8に対応し、その他に、おサイフケータイ赤外線通信Wi-FiBluetoothなど様々な機能を搭載している。また、イー・モバイルイー・アクセスが販売する端末を除けば数少ない、1.7GHz帯対応スマートフォンである。ちなみに、L-02Dが出るまでは、SIMロック解除後にEM chipを利用できる唯一のスマートフォンだった(2012年10月現在、通常サイズのFOMAカードないしはドコモUIMカードを利用するタイプとしては、他にSO-03Dを含めて3機種にとどまっており、他の対応端末は、同月時点で、イー・アクセスではGS01でのみ採用されているmicroSIMタイプのもののみ対応)。

スーパーコンピュータを用い、タッチパネル精度とソフト性能を追求し、タッチ操作に画面が素早く追従し誤操作を防ぐとともに、表面のスルスルを実現する特殊コートにより、指の引っかかりも少ないタッチパネルとなっている。さらに高速タッチフィードバックを搭載したことで、ハードキーボードのような文字入力の感覚を味わうことができる。

タッチパネルは静電容量式を採用し、フルタッチにも対応している。

ユーザーインターフェースには富士通東芝のインターフェースで、元々は当時の合弁相手だった東芝が独自に開発したUIのNX!UIを改良したNX!comfort UIを搭載し、アプリを、ダウンロード順/使用頻度順/名前順/カスタマイズの4種類で表示したり、よく使うツールのショートカットをつくったりできる。

また音声認識機能で、Google音声検索のほかに、利用したいアプリや設定項目を話しかけるだけで、起動することができる「しゃべってカンタン操作」を搭載している。「●●さんにメール」と話しかけるだけで、その相手のあて先の入ったメール作成画面が起動する。

500cd(カンデラ)以上の高輝度ディスプレイに、乱反射抑制加工を施した、高精細液晶を搭載している。また周りの明るさに合わせて輝度を自動調整してくれる。

日本語入力システムはATOKを採用し、富士通とジャストシステムとで共同開発しており、QWERTY入力のほか12キー入力、フリック入力、手書き入力などが対応する。文字入力時に表示されるキーパッド部分が手書き入力のエリアも兼ねており、ボタン操作などで切り替えることなく、タッチ入力、手書き入力を行うことができる。

FOMAハイスピードにて、受信最大14Mbps、送信最大5.7Mbpsの高速パケット通信が可能。またWiFiではIEEE802.11b/g/nに対応しているほか、WiFiテザリングが利用可能となる。

富士通ブランド特有のスーパーはっきりボイス3、ぴったりボイスを搭載している。

カメラにはF-09Cなどと同様に高性能CMOSセンサー「Exmor for mobile」と、高性能画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」が、搭載され、高感度、低ノイズの撮影が可能となっている。更に撮影シーンに合わせて、設定を自動で調整する、「自動シーン調整」機能が搭載されている。HD動画の撮影も可能となっている。

イギリスのトラベルケースブランドの「GLOBE-TROTTER」(グローブ・トロッター)とデザインコラボを行っており、筐体後面にブランドロゴが描かれている他、ブラックの背面の質感は、GLOBE-TROTTERのトラベルケースの素材である「ヴァルカン・ファイバー」を再現している。ローズゴールドはグロス調の背面に、ヘリンボーン柄をいれている。またGLOBE-TROTTERのアイコンコーナーパーツを継承したデザインにもなっている。

なお、本機種はAndroid 4.0へのバージョンアップが検討されていたが、メモリ(RAM)不足の可能性があるため、却下された[2][3]。2011年に発売したソニー・エリクソンXperiaシリーズ(Xperia arc SO-01CXperia acro SO-02CXperia ray SO-03CXperia PLAY SO-01D)も同様の理由で却下に至っている。その結果、2010年冬春モデルと2011年夏秋モデルでAndroid 4.0へバージョンアップされたのはGALAXY S II SC-02Cのみとなった。なお、後に発売されたARROWSシリーズのARROWS Kiss F-03DARROWS μ F-07D(いずれもRAMは512MB)のバージョンアップはそもそも検討自体がされていない。

この節の加筆が望まれています。

限定モデル

特別モデルとして「Classic Orange」をドコモオンラインショップにて、5,000台限定で販売した。このモデルには、トラベルケースと同じヴァルカン・ファイバーを使用した、スペシャルモデル専用のリアカバーが同梱されている。ただしこのリアカバーは防水ではない。またシリアルナンバーをそれぞれに刻印するほか、使い始めてからの移動時間と距離を表示するウィジェットが搭載されている[4]
メール・ブラウザ

ブラウザは、JavaScriptHTML5に対応している。Flash Player10.3のアドオンもなされており、パソコンとほぼ同等の動きのあるサイトの閲覧が可能である。

メールはGmailやPOPIMAPのメールがサポートされているほか、iモードメールと同じ@docomo.ne.jpのプッシュ型のキャリアメールが利用できるように、spモードアプリがプリインストールされている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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