FはFamilyのF
F is for Family
ジャンルアニメーションシットコム
コメディドラマ
アニメ
原作ビル・バー
『FはFamilyのF』(エフはファミリーのエフ、F Is for Family)は、2015年から配信されているアメリカ合衆国のWebアニメである。コメディアンのビル・バー(英語版) と、テレビアニメ『ザ・シンプソンズ』の脚本家であるマイケル・プライス(英語版)が原作を手掛ける[1]。
また、原語において、バーはフランク・マーフィー役として声優出演している。2015年12月18日にシーズン1がNETFLIXで独占配信され、日本でも同日に字幕版、吹替版が配信されている。シーズン2は2017年5月30日から配信開始[2]。同年6月28日にはシーズン3の制作が発表され[3][4][5]、2018年11月30日より配信された。
本作はフランスの映画会社「ゴーモン」のアメリカ制作部門の初制作作品であり、アニメーション制作はゴーモンアニメーション(英語版)が行う[1]。 2014年8月にNetflix、ゴーモンテレビジョン
概要
原作者の一人であるビル・バーによると、幼少時代の物語をアニメ化しようと思ったことがアイデアのきっかけであり、当初はウェブサイトのコンテンツとして行う予定であった[8]。一方、ヴィンス・ヴォーン率いるワイルドウェスト社はアニメ企画をやりたいと考えており、バーはワイルドウェスト社の会議でアイデアを提案。シンプソンズの脚本家であったマイケル・プライスが合流し、アニメシリーズとして企画されることになった[8]。当初はアダルトスイムでの放送を想定していたが、ヴォーンの提案によりNetflixでの配信となった[8]。
本作では70年代を現代の番組で表現するために、70年代後半によく見られたディスコや『サタデー・ナイト・フィーバー』に出てくるような服・ラバライトを極力出さないことを心掛けている[9][8]。 時は1973年。航空会社に勤務する中年サラリーマン、フランク・マーフィーはマーフィー家の大黒柱。彼は些細なことですぐイライラしていた。妻のスーはそんな夫をなだめつつ陰でストレスをためている様子。長男ケヴィンは反抗期真っ盛り、次男のビルはいじめられっ子でフランクはさらにイライラ。長女のモーリーンはフランクの癒しだがやや猫かぶり、と問題は多いが、内心は皆家族思いなのである。 一方、フランクの勤務する航空会社「モヒカン航空」では同僚達がストライキを実行しようとしていた。ひょんなことから管理職に昇進したフランクは、上司からストライキ阻止の話をもちかけられてしまう。 声の表記は「英語版 / 日本語版」。
あらすじ
登場人物
主要人物
フランキー・"フランク"・マーフィー
声 - ビル・バー / 松本保典本作の主人公。ペンシルベニアに住む中年サラリーマンで、3人の子供の父親。かつて朝鮮戦争に出兵していた。もともとパイロットを目指していたが、スーとの妊娠により、現在はモヒカン航空に勤務。手荷物係だったが上司の事故死により管理職に昇進。管理職昇進後は、上司のボブ・ポゴから同僚らの計画するストライキ阻止を持ちかけられ、上司と同僚との板挟みに苦労する。上司には弱いが亭主関白であり、短気ですぐに怒鳴り散らす。また、妻のスーが仕事をしていることを快く思っていない。長女のモーリーンは溺愛しているが、基本的に子供達には脅迫的な言動で振舞っている。近所付き合いはしているが、隣人のヴィックを疎ましく思っている。テレビドラマ「コルト・ルガー」のファンで劇中の「男にはやるべき仕事がある。男の仕事を」というフレーズを気に入っている模様。
スーザン・"スー"・マーフィー
声 - ローラ・ダーン / 小林さやかフランクの妻。ヴィックからは「スージー・Q」と呼ばれている。プラスタウェア(タッパーウェア)の販売員を仕事としている(フランク曰く「近所に売るガラクタを包む仕事」)。短気なフランクと反抗期の長男、無邪気な次男・長女に悩まされている。陰でストレスを貯めている様子でプラスタウェアの仕事が終わった後号泣したり、仕事の誘いをフランクが断ったことを留守番電話装置によって発覚した際に家を出て行ってしまったことがある。時にはフランク以上に怒鳴ることや暴言を吐く意外な一面もある。
ケヴィン・マーフィー
声 - ジャスティン・ロング / 金城大和フランクとスーの長男である男子中学生。両親に反抗的な態度を取っているが、ビルがジミーにいじめられていたら助けるなど内心は家族思いであり、自身を改善したいという欲求に駆られている。授業の落第、幾度の停学、不順異性交遊など素行は良くなく、作中では未成年飲酒に加え大麻を服用しているシーンがある。
ビリー・"ビル"・マーフィー
声 - ヘイリー・レインハート