GS#1GS#2GS#3GS#4GS#5GS#6 Graphics Synthesizer(グラフィックス シンセサイザ、略称: GS)は、SCEによって開発され、主にPS2向けに設計・使用されたGPU。 4MBのDRAMを混載[10]したことによって、2560 bit(内訳は読み込み 1024 bit、書き込み 1024 bit、テクスチャ 512 bit)という超広帯域のバス幅を備え、合計48GB/秒という転送速度が特徴。その他のスペックとしては、ピクセルエンジンと呼ばれるパイプラインを16基備え、147.456 MHzで動作する。なお集積トランジスタ数は4300万、250 nmプロセス製造でダイ面積が279 mm2となっており、発表当時としてはPC向けハイエンドチップの2倍以上の規模であった。 GScube 16は、PS2アーキテクチャをベースにメインメモリを4倍の128MBにしたEmotion Engineと、混載メモリを32MBに増量した「Graphics Synthesizer I-32」をそれぞれ16基搭載した、グラフィックワークステーションのプロトタイプである。形状は正方形で、上部にGSユニットの稼働状況を表すイルミネーションが搭載されている。単独で稼働するワークステーションではなく、ホストシステムを必要とする。 また、チップを64個並列に搭載した「GScube 64」や、さらにそれを拡張し4000×2000ピクセルで120fpsでの映像出力が可能なワークステーションも予定されていた。
チップ面積 (mm2)279188108968373
プロセスルール (nm)250180N/A130[9]
トランジスタ数 (万)4300N/A
Graphics Synthesizer
GScube 16
脚注^ a b c 『ドリームキャストFAN』 No.9、徳間書店、1999年4月23日、62,63,頁。
^ a b “ ⇒次世代プレイステーション向け世界最高速の128ビットCPU Emotion Engine を開発” (PDF). ソニー・コンピュータエンタテインメント (1999年3月2日). 2017年8月15日閲覧。
^ PlayStation2ベースのワークステーションが登場!
^ ⇒テレビのさらなる高画質・高音質と新しい操作性を実現した<ベガ>HVXシリーズ 計6機種 発売、ソニーマーケティング、2004年8月19日
^ ⇒世界初、感動の記憶色を再現する広色域LEDバックライト搭載の液晶テレビ 発売、ソニーマーケティング、2004年8月19日
^ IBM/SCE/ソニーのCellプロセッサワークステーション
^ ⇒Cell Broadband Engineへの20年と、 半導体産業・次の10年の展開
^ ゲート長は180nm
^ a b 「積極的な半導体設備投資は“PS2のおかげ”」――ソニー、2000億円投資で次世代チップ「CELL」製造へITmedia2003年4月21日
^ 複数チップの組み合わせではなく、1枚のチップ内に混載されている。
外部リンク
SCE Emotion Engine プレスリリース
SCE Graphics Synthesizer プレスリリース
「次世代プレイステーション」の基本仕様を公開 国内発売はこの冬を予定、PC Watch、1999年3月2日
PlayStation2の心臓Emotion Engineはこうなっている、PC Watch、2000年3月2日
SCEI、プレイステーション2エンジンを使ったリアルタイム映像制作システム「GScube」を技術参考出展、PC Watch、2000年7月26日
PlayStation 3の核となるCellは全く新しい概念のCPU、PC Watch、2002年3月25日
90nmプロセスの利点を生かした新世代PlayStation 2、PC Watch、2004年9月24日
ISSCCに次世代Cell B.E. 45nm版が登場 〜6GHz動作、電力を30%以上削減、PC Watch、2008年2月6日
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