Embracer_Group
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Embracer Group AB2019年9月より使用されているロゴ
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Nordic Games Publishing AB (2008?2016)

THQ Nordic AB (2016?2019)

種類公開会社
市場情報Nasdaq NordicEMBRAC B
ISINSE0009241706
業種コンピュータゲーム開発
設立2008年12月 (15年前) (2008-12)
創業者

Lars Wingefors

Pelle Lundborg

Nik Blower

本社 スウェーデン
カールスタード
主要人物

Kicki Wallje-Lund (会長)[1]

Lars Wingefors (CEO)[1]

Erik Stenberg (副CEO)[1]

Johan Ekstrom (CFO)[1]

利益396,000,000 (2018年) 
所有者

Lars Wingefors (35.1%)[2]

Erik Stenberg (7.61%)[2]

従業員数 4,389[3] (2020)
親会社

Game Outlet Europe (2008?2011)

Nordic Games Group (2011?2016)

子会社

THQ Nordic

Deep Silver

Coffee Stain Studios

Amplifier Game Invest

Saber Interactive

DECA Games

ウェブサイトembracer.com

エンブレーサー・グループ(Embracer Group AB)(旧社名:Nordic Games Publishing AB、THQ Nordic AB)は、カールスタードに本社を置くスウェーデンコンピュータゲーム持株会社。2008年12月に、ゲーム小売業であるGame Outlet Europeの子会社として、「Nordic Games」という名称で設立された。2011年にはオーストリアウィーンに第2のオフィスである「Nordic Games GmbH」を設立し、すぐに販売業務を新オフィスに移行した。

2016年8月、Nordic Gamesはウィーンのオフィスと共に、2014年に取得した「THQ」の商標を使用して「THQ Nordic」に社名を変更し、2016年11月にNasdaq First Northに上場した公開企業となる。2018年に、グループ下で独立して運営するKoch Media HoldingとCoffee Stain Holdingを買収し、THQ Nordic GmbHの一部としている。THQ Nordic GmbHとの混同を避け、持株会社としての立場を明確にするため、THQ Nordic ABは2019年9月に「Embracer Group」に改称されたが、THQ Nordic GmbHは名称を維持している。

Embracer Groupは、直接の子会社として12の事業グループを有している。各グループはそれぞれ独自に運営される子会社・開発スタジオを有している。
歴史
旧Nordic Games(1990s-2004)

スウェーデンの起業家Lars Wingeforsは、幼い頃からクリスマス雑誌やビニール袋など、様々な商品の販売に成功し、13歳の時に中古コミック本を販売する会社、LW Comicsを設立した[4][5]。 彼は、廃業した別の通販会社から入手した2000人分の顧客名簿を使用して、通信販売の事業を開始した[4]。 この会社は年間30万クローナ近くの収益を上げた[4]。16歳の時、WingeforsはLW Comicsと同様にゲームを扱う第二の会社であるNordic Gamesを設立し、初年度500万クローナ近くの収益を上げた[4]。1990年代を通じて収入が増加したため、Nordic Gamesはイギリスのゲーム小売会社Gameと同じように小売チェーンになり、スウェーデン全土に7店舗をオープンした[4]。また、4年前にPelle Lundborgによって設立された、リンシェーピングにあるゲームショップSpel- & Tele shopenも買収した[6]

1990年代の後半、Nordic Gamesは劣悪な企業状態に苦しんでおり、新しいパートナーを探すか、ベンチャーキャピタルを呼び込むかのどちらかを求められた。しかしWingeforsは、2000年3月に、ヨーロッパをまたぐ小売業者であるGameplay.comの、スウェーデンの子会社Gameplay Stockholmに会社を売却することを選択した。 2000年3月当時のGameplay.comの株式価値は596万ポンド[4][7]。しかし、Nordic GamesはGameplayの下で収益を上げることができなかった。モバイルゲームデジタル配信ケーブルテレビなどの事業も立ち上げようとしたが、いずれも成功しなかった[4]インターネット・バブルが崩壊すると、Gameplayは財政問題に直面し、Nordic Gamesは2001年5月に「1クローナ」という価格でWingeforsに買い戻された[4][8][9]。Wingeforsはベンチャーキャピタリストを招き、新作ゲームのみを販売するよう改革したが、激しい競争にさらされ、ついに2004年破産申請を行った[4]
新Nordic Games (2004?2011)かつてのNordic Gamesのロゴ (2008?2016)

Wingeforsは残った資金を新しい会社に投資し、顧客となりうる投資家と共にGame Outlet Europeという名でNordic Gamesを再建した[4]。新会社は、Electronic Artsなどの大手ゲーム会社から売れ残りの在庫を購入し、カールスタードの本社で梱包し直し、国際市場やJula、Coop、ICAなどの小売チェーンを通じて販売することで成功を収めた[4][5]。2008年12月には、Game Outlet Europeのビデオゲームパブリッシング子会社として、「Nordic Games」という名前の新会社が設立された[6]。 この子会社は、カールスタードの本社を拠点とする筆頭株主であるWingefors、スペインマラガを拠点とする最高経営責任者であるLundborg、イギリスロンドンを拠点とするNik Blowerら7名でスタートした[6][10]

新たなNordic Gamesの戦略は、ゲーム市場の隙間を埋める作品の開発に投資するというものだった。WingeforsとLundborgは、任天堂ハードのラインナップに、PlayStationでいう『SingStar』のようなカラオケゲームが不足していることに気付いた[6]。任天堂からの「ゲームのマイクはロジクール製」などを含む100ページに及ぶ要求書と、イギリスのワトフォードにあるカラオケバーでの4ヶ月にわたる調査に基づいて、Nordic Gamesはゲームの楽曲リストを作成し、後に『We Sing』となる作品の制作を開始した[6]。同時期にNordic Gamesは、マット同梱のダンスゲーム『Dance Party Club Hits』もリリースしている[6]。2009年のNordic Gamesの売上高は5000万クローナで、そのうち75%が『We Sing』によるものだった[6]。2010年の売上高は2億クローナを見込んでいたが、同時にLundborgはGame Outlet Europeから独立するために、新たな投資家を探していた[6]。2011年3月までにNordic Games Holdingが持株会社として設立され、Game Outlet EuropeとNordic Gamesが子会社化された[4]
世界展開 (2011-2018)かつてのTHQ Nordic ABのロゴ (2016?2019)

2011年6月、Nordic Games Holdingは、破産したパブリッシャJoWooD Entertainmentとその子会社の資産を買収した[11][12]。取得した資産は、同年初めにオーストリアウィーンに設立されたNordic Gamesの子会社であるNordic Games GmbHに譲渡された[13]。数人の元JoWooD従業員がNordic Games GmbHに雇われ、元JoWooDの資産販売に取り組み、Nordic GamesのパブリッシングチームがすぐにNordic Games GmbHに統合され、業務の円滑化が図られた[14]


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