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出典検索?: "Eclipse" 統合開発環境
Eclipse
Eclipse 4.12 のスクリーンショット
開発元Eclipse Foundation
最新版4.29 (2023-09)[1] / 2023年9月13日 (5か月前) (2023-09-13)[2]
最新評価版4.30 (2023-12)
リポジトリ
git.eclipse.org/c/
対応OSクロスプラットフォーム
対応言語多言語
種別統合開発環境
ライセンスEclipse Public License
公式サイトEclipse.org
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Eclipse(イクリプス、英: Eclipse)は、コンピュータプログラミングにおいて使用される統合開発環境(IDE)である[3]。ベースとなるワークスペースと、環境をカスタマイズするための拡張可能なプラグインシステムが含まれている。Eclipseは主にJavaで書かれており、主にJavaアプリケーションの開発に使用されるが、Ada 、ABAP、C 、C ++ 、C# 、Clojure 、COBOL 、D、Erlang、Fortran 、Groovy 、Haskell、JavaScript、Julia、[4] Lasso、Lua、NATURAL、Perl、PHP、Prolog、Python、R、Ruby(Ruby on Railsフレームワークを含む)、Rust、Scala、Schemeなどのプラグインを介して他のプログラミング言語のアプリケーションを開発するために使用することもできる。また,LaTeX(TeXlipseプラグイン経由)やソフトウェアMathematicaのパッケージを使ったドキュメントの開発にも利用できる。開発環境としては,JavaやScala用のEclipse Java開発ツール(JDT),C/C++用のEclipse CDT,PHP用のEclipse PDTなどを含んでいる。
初期のコードベースはIBM VisualAgeに由来している。Java開発ツールを含むEclipseソフトウェア開発キット(SDK)は、Java開発者向けのものである。ユーザーは、他のプログラミング言語の開発ツールキットなど、Eclipseプラットフォーム用に書かれたプラグインをインストールすることで、その機能を拡張することができ、独自のプラグインモジュールを書いてコントリビュートすることができる。Eclipseのバージョン3でOSGi実装(Equinox)が導入されて以来、プラグインは動的に停止することができ、(OSGI)バンドルと呼ばれている。
Eclipse ソフトウェア開発キット (SDK)はフリーでオープンソースのソフトウェアであり、 Eclipse Public Licenseの条件に基づいてリリースされているが、 GNU General Public Licenseとは互換性がない。 [5] これは、GNU Classpathで実行される最初のIDEの1つであり、IcedTeaで問題なく実行される。 Eclipseの歴史は1990年代後半から始まる。当時の状況は、JBuilder、VisualCafe
歴史
その後、IBMはこのプラットフォームに搭載するツールの開発のために組織の編成を行い、さらにオープンソース化することで新しい開発者の引き込みを図った。2001年11月、IBMはEclipseをオープンソース化するとともに、他の組織 (ボーランド、MERANT、QNX Software Systems、ラショナルソフトウェア、レッドハット、SuSE、TogetherSoft(英語版)、Webgain(英語版)) と共同で初期のEclipse.orgであるEclipse Board of Stewardsを設立する。公開されたEclipseはたちまちのうちに多くの開発者の興味を惹くこととなった。同年IBMはVisualAgeの後継製品として、EclipseをベースにWebSphere Studioを開発、リリースした。また、2003年の終わりには、Eclipse Board of Stewardsの参加メンバーも80を越えている。
しかし爆発的人気の陰で、Eclipseは、IBM以外の他団体から新たなツールが提供されないという問題を抱えていた。それは、IBMがEclipseの制御権を握っているという認識によるものであった。IBM側にも「EclipseはWebSphere Studioの共通基盤であるWebSphere Studio Workbenchの一部を公開した物である」という認識が存在した。[6]Eclipseの勢いを止めないために、IBMとEclipseを切り離すことが必要とされた。2004年2月2日、Eclipse Board of Stewardsは、Eclipse組織の再構築を発表した。非営利組織Eclipse Foundationの結成と、Eclipseの全てをEclipse Foundationに移管することで、全ての団体や開発者を対等に扱うこととなった。このEclipse Foundationから、Eclipse 3.0、3.1、3.2がリリースされている。現在Eclipse Foundationは、115以上のメンバー企業、50以上のサブプロジェクトを抱えるオープンソース組織に成長している。
2006年、Eclipse Foundationは、Eclipse 3.2に10のオープンソースプロジェクトを合わせたリリースを行った。この製品は、Eclipse Callistoと呼ばれている。現在では毎年6月に同時リリース (Simultaneous Release)、その後9月と2月にそれぞれSR1とSR2 (Service Release) が行われている。同時リリースにはコードネームが付与されており、3.4まではガリレオ衛星に因んだ名が付けられていたが、3.5で予定されていたIoはI/Oと誤認されるおそれがあるため、ガリレオ衛星発見者のガリレオ・ガリレイよりとった名称であるGalileoへと変更された。また、2010年リリースの3.6はHelios(ギリシア神話の太陽神であるヘーリオス)と名付けられている。なお、Galileoからは頭文字がアルファベット順となるような名称が投票で選ばれている。
Eclipse 3.8は存在するが、3.7のバグフィクス版であること、すでに4.2のリリースが決まっていたことなどからWeb上では公表されていない。
Eclipse 4.9以降はコードネームが廃止になり、3か月ごとのリリースになった。
バージョンリリース日コードネーム由来
1.02001/11/29
2.02002/06
2.12003/03
3.02004/06
3.12005/06
3.22006/06/30Callisto木星の第4衛星カリスト。ガリレオ衛星の1つ。
3.32007/06/29Europa木星の第2衛星エウロパ。ガリレオ衛星の1つ。
3.42008/06/25Ganymede木星の第3衛星ガニメデ。ガリレオ衛星の1つ。
3.52009/06/24Galileoガリレオ衛星の発見者ガリレオ・ガリレイ。
3.62010/06/23Heliosギリシア神話の太陽神ヘーリオス。
3.72011/06/22Indigoニュートンがプリズムによって光を7色に分解できることを発見したときに紫の内側の色に付けた名前。藍色。
4.22012/06/27Junoローマ神話に出てくる、女性と結婚を守護する女神ユーノー。ユーピテル (Jupiter) の妻であり、6月を意味する"June"の由来。
4.32013/06/26Kepler「ケプラーの法則」で有名なドイツの天文学者ヨハネス・ケプラー。