「ジャパンレジャー」、「パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン」、「PCCW Japan」はこの項目へ転送されています。これらの名称を持っていた、コンピュータゲームメーカーについては「ジャレコ」をご覧ください。
株式会社EMCOMホールディングス
EMCOM HOLDINGS CO., LTD.種類株式会社
市場情報東証JQ 7954
株式会社EMCOMホールディングス(エンコムホールディングス、EMCOM HOLDINGS CO., LTD.)は、かつて存在した日本の不動産業・資源流通事業・ディスプレイ販売事業等をおこなう企業グループの持株会社である。
前身はゲームソフト開発会社のジャレコだが、新旧分割による持株会社化(ジャレコ・ホールディングへの社名変更、会社分割による(新)ジャレコの設立)を経た後、(新)ジャレコはゲームヤロウに売却されてグループから離脱し、現在は資本関係もない。
金融事業・不動産事業を中心に展開していたが、2010年以降両事業とも縮小を続け、業態転換を図っているものの、2012年は旅行商品販売事業及びK-1主催事業へ参入直後に撤退する一方、主眼に置いている資源流通事業の展開も遅れるなど、主要業務が依然定まらない状況にある。
上場廃止後には事実上の事業停止状態となる。公式ホームページも閉鎖。
略史
ゲーム開発会社時代
1974年10月、株式会社ジャパンレジャーとして設立。創業者は金沢義秋。アミューズメント機器商社としてスタート。
1983年3月、株式会社ジャレコに商号変更。
1988年9月、社団法人日本証券業協会(現JASDAQ)に店頭登録。
2000年10月、香港パシフィック・センチュリー・サイバーワークス (PCCW) が筆頭株主になり、パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン株式会社(PCCW Japan)に商号変更。
2004年、株式会社ジャレコに商号変更(元に戻す)。
2005年8月、筆頭株主が英Sandringham Fund SPC Limitedに。このころより投資事業に参入。
2006年2月、日本中央地所(後のEMCOMリアルティ、EMCOMトレーディング、PHYLLITE)を買収。不動産事業に参入。
持株会社化以降
2006年7月3日、株式会社ジャレコ・ホールディングに商号変更。持株会社化し、ゲーム事業は株式会社ジャレコ(新設の完全子会社)に移管。
2007年10月、筆頭株主が韓国STIC Pioneer Fund II、他主要株主がゲームヤロウ株式会社、A2i Co., Ltd.に。
2008年1月、ハナマサが持分法適用関連会社から除外。
2008年3月、livedoorグループのEMCOM株式会社を買収、システム開発事業に参入。
2009年1月、ジャレコを株式交換でゲームヤロウに売却。ジャレコHLD本社からはゲームヤロウの資本が抜ける。ゲーム事業から完全撤退。
2009年4月、現社名株式会社EMCOMホールディングスに商号変更。
2010年7月、子会社EMCOM証券が外国為替証拠金取引事業及び有価証券取引事業を譲渡しEMCOM CAPITALに商号変更(後にPHYLLITEへ吸収合併)[2]。
2012年1月31日、子会社EMCOMエンタテイメントがK-1興行の主催会社「K-1グローバルホールディングス」を買収[3]。
2012年3月
子会社EMCOM CONSULTINGを売却[4]。前月には中国現地法人2社も売却し、金融・システム事業の規模を大幅に縮小。
イーツアー株式会社を連結子会社化し、旅行商品販売事業に参入[5]。
2012年4月、子会社のEMCOMトレーディング(後のPHYLLITE)が資源流通事業に本格参入[6]。
2012年11月
「K-1グローバルホールディングス」が、第三者割当増資のため連結の範囲から除外される[7]。