PDBに登録されている構造
PDBオルソログ検索: RCSB
PDBのIDコード一覧
1IPB, 1IPC, 1WKW, 2GPQ, 2V8W, 2V8X, 2V8Y, 2W97, 3AM7, 3TF2, 3U7X, 4AZA, 4BEA, 4DT6, 4DUM, 4TPW, 4TQB, 4TQC, 4UED, 5ABI
識別子
記号 ⇒EIF4E, eukaryotic translation initiation factor 4E, AUTS19, CBP, EIF4E1, EIF4EL1, EIF4F, eIF-4E
外部IDOMIM: 133440 MGI: ⇒95305 HomoloGene: 123817 GeneCards: EIF4E
遺伝子の位置 (ヒト)
染色体4番染色体 (ヒト)[1]
バンドデータ無し開始点98,879,276 bp[1]
終点98,929,133 bp[1]
遺伝子の位置 (マウス)
染色体3番染色体 (マウス)[2]
バンドデータ無し開始点138,231,940 bp[2]
終点138,265,457 bp[2]
RNA発現パターン
⇒さらなる参照発現データ
遺伝子オントロジー
分子機能? ⇒translation initiation factor activity
? ⇒eukaryotic initiation factor 4G binding
? ⇒血漿タンパク結合
? ⇒酵素結合
? ⇒RNA cap binding
? ⇒RNA 7-methylguanosine cap binding
? ⇒RNA結合
? ⇒translation regulator activity
細胞の構成要素? ⇒細胞質
? ⇒chromatoid body
? ⇒RNA誘導サイレンシング複合体
? ⇒Pボディ
? ⇒mRNA cap binding complex
? ⇒perinuclear region of cytoplasm
? ⇒ストレス顆粒
? ⇒EIF4F
? ⇒エキソソーム
? ⇒細胞質基質
? ⇒cytoplasmic ribonucleoprotein granule
? ⇒高分子複合体
? ⇒postsynapse
? ⇒glutamatergic synapse
? ⇒postsynaptic cytosol
生物学的プロセス? ⇒nuclear-transcribed mRNA poly(A) tail shortening
? ⇒negative regulation of translation
? ⇒negative regulation of neuron differentiation
? ⇒肺発生
? ⇒G1期
? ⇒positive regulation of mitotic cell cycle
? ⇒behavioral fear response
? ⇒mRNA export from nucleus
? ⇒stem cell population maintenance
? ⇒translational initiation
? ⇒viral process
? ⇒regulation of translation
? ⇒RNA export from nucleus
? ⇒タンパク質生合成
? ⇒negative regulation of autophagy
? ⇒デキサメタゾン刺激に対する細胞応答
? ⇒G1/S transition of mitotic cell cycle
? ⇒regulation of translation at postsynapse, modulating synaptic transmission
出典: ⇒Amigo / QuickGO
オルソログ
種ヒトマウス
Entrez
1977
13684
Ensembl
⇒ENSMUSG00000028156
UniProt
⇒P63073
RefSeq
(mRNA)
NM_001130678
NM_001130679
NM_001968
NM_001331017
NM_007917
NM_001313980
RefSeq
(タンパク質)
NP_001124150
NP_001124151
NP_001317946
NP_001959
NP_001300909
NP_031943
場所
(UCSC)Chr 4: 98.88 ? 98.93 MbChr 4: 138.23 ? 138.27 Mb
PubMed検索[3][4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト閲覧/編集 マウス
7-メチルGTPを結合したeIF4EeIF4Eのαヘリックス(シアン)に結合した4E-BP(赤)
eIF4E(eukaryotic translation initiation factor 4E)は、ヒトではEIF4E遺伝子にコードされるタンパク質である。 真核生物細胞のほとんどのmRNAは、5'末端が7-メチル-グアノシンの5'キャップ構造(m7GpppX、Xは任意のヌクレオチド)によって保護されている。この構造は、翻訳、スプライシング、mRNAの安定性、RNAの核外搬出の向上など、いくつかの細胞過程と関係している。eIF4EはmRNAのキャップ構造をリボソームへ差し向ける真核生物の翻訳開始因子である。24 kDaのポリペプチドで、遊離型またはeIF4F複合体の一部として存在する[5]。ほぼすべてのmRNAは、タンパク質へ翻訳されるためにeIF4Eを必要とする。eIF4Eは真核生物の翻訳装置の律速となる構成要素であり、真核生物におけるタンパク質合成においてmRNAとリボソームの結合段階に関与している。 eIF4Fの他のサブユニットは、ATPアーゼ活性とRNAヘリカーゼ活性を持つ47 kDaのeIF4Aと[6]、足場タンパク質である220 kDaのeIF4G
構造と機能
一部のウイルスは、eIF4GのeIF4E結合部位が除去されるようにeIF4Gを切断する。ウイルスはeIF4Eがなくともタンパク質への翻訳を行うことができる。また、一部の細胞タンパク質も翻訳にeIF4Eを必要とせず、そのようなタンパク質として最もよく知られているものは熱ショックタンパク質である。ウイルスタンパク質もこうした細胞タンパク質のどちらも、RNA中のIRESを介してタンパク質への翻訳が行われる。 eIF4Eは比較的存在量の少ない翻訳開始因子であるため、翻訳制御の標的となっている[9]。eIF4Eの調節は、転写、リン酸化、阻害タンパク質という3つの異なる機構によって行われている可能性がある。 eIF4Eの転写調節を担う機構は完全には理解されていない。しかしながら、いくつかの報告からはmycのレベルとeIF4EのmRNAのレベルが細胞周期を通して相関していることが示唆されている[10]。この関係は、eIF4Eの遺伝子のプロモーター領域に2つのmyc結合部位(CACGTG E-boxリピート)が特定されたことによって、さらなる裏付けが得られている[11]。
調節
遺伝子発現による調節