EBookJapan
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予定 - 親会社LINE Digital Frontier株式会社に吸収合併され解散[19]


ebookjapan

LINEヤフー株式会社と株式会社イーブックイニシアティブジャパンが協力して運営している電子書籍販売サービス。

2000年12月、「10daysbook」という電子書籍販売サイトを開設[20]。2004年10月1日にeBookJapan に改称された[21]。2018年10月、ヤフーとの協業によってebookjapan (全て小文字) サイトが新たに開設された。2019年3月28日、2つの電子書籍販売サイトであるYahoo! ブックストアとeBookJapanが新サイトに統合され現在に至る[22]。ebookjapanで販売される電子書籍の形式は、ながらく独自のEBI.Jフォーマットのみであったが、2012年末よりリフロー型の.bookフォーマット(ボイジャー)およびXMDFフォーマット(シャープ)に対応すると共に、同形式での電子書籍の取り扱いを開始した。2013年よりEPUBフォーマットにも対応している。

いち早く手塚治虫作品を電子書籍化したことを皮切りに、マンガを中心に約37万冊を販売する[23]。ITmediaのレビューによれば、2015年5月現在はマンガが他の競合と比べてラインナップが豊富である[23] ほか、競合よりも「明らかに」高画質であると指摘している[24]。また、本棚に実物の本と同じ背表紙が表示されるのも独自の特徴である[25]。他方、近年大幅に取り扱いを開始した一般書籍の読書補助機能などについては出遅れており、競合と比べても未だ不十分であるとしている[24]
トランクルームサービス
2007年10月1日サービス開始。利用者が購入した電子書籍データをクラウドサービスとしてeBookJapanの管理するサーバーに保管できるサービスとしては世界初のサービスである。トランクルームに預ける電子書籍データは50冊までは無料で、50冊を超える場合は冊数に応じて年会費が必要であったが、eBookJapanでの電子書籍の累計販売冊数が1000万冊を超えたことをきっかけに、2011年1月18日より冊数制限無しの無償化となる。購入した電子書籍データを「トランクルーム」に預ける(端末からアップロードする)ことで、別途登録された端末間で電子書籍データを移動できるようになる。長らく複数の端末に同時にダウンロードすることはできない仕様であったため、複数の端末で同時に同じ電子書籍の閲覧は行えなかった。しかし2014年2月18日より、特記がある商品をのぞき大部分の書籍で端末5つまでの同時閲覧が可能となった[26]
EBI.Jフォーマット
EBI.Jフォーマットは、イーブックイニシアティブジャパンが開発した電子書籍フォーマット。ebi.j、ebi-jといった表記も見られる。文字データも画像として扱っているのが特徴。EBI.Jフォーマットを閲覧するソフトウェア、アプリもeBookJapanで提供、配布されている。かつては、松下電器産業が販売した電子書籍端末シグマブックで「ebi.jブックリーダー」が採用されていたこともある。ファイル拡張子は.ebi。
bookfan

イーブックイニシアティブジャパンの紙書籍オンライン販売サービス。

シスコラボ株式会社(後の旧・株式会社ブークス)が2005年11月にオンライン書店「シスコストア」としてサービスを開始[27]、2008年1月「boox store」への名称変更、2011年2月にパピレスと連携し電子書籍を販売開始[28]、2011年12月新設分割により新・株式会社ブークスに運営会社が変更、2012年mixiモールと楽天市場に出店、2013年Yahoo!ショッピングとポンパレモールに出店、2015年12月にイーブックイニシアティブジャパンに電子書籍の取次を変更しハイブリッド書店「BOOKFAN by ebookjapan」として名称変更[29][7]、 2016年5月合併によりイーブックイニシアティブジャパンに運営会社が変更、2017年LOHACOに出店、2019年3月CD・DVD商材の取り扱いを終了、2019年4月1日に「BOOKFAN by ebookjapan」本店のすべてのサービスを終了し自社サイトを閉鎖。以降BOOKFANの店名でYahoo!ショッピング、LOHACO、楽天市場、ポンパレモールなどのオンラインモールに出店して紙書籍通販を行っている。
オンライン書店ASPサービス
旧ブークスが企業向けオンライン書店ASPサービス[27] として2005年11月に開始し、2015年12月から電子書籍提供を開始。株式会社ベネフィット・ワン(「ベネフィット・ブック・ストア」)などに紙書籍と電子書籍のハイブリッド書店サービスを提供していた。
オリジナルコンテンツ事業
ebookjapanコミックス
2021年4月創刊のオリジナル漫画レーベル。
みんなのコミック
2015年11月11日に創刊したWEB&アプリ雑誌。2016年11月30日に電子単行本化開始
[30]。2018年10月31日に更新を終了。
BLfranc
2015年11月20日に創刊[31] したボーイズラブレーベル。
KATANA
2009年4月にWeb Magazineとして創刊し、2016年7月号で配信終了。
脚注[脚注の使い方]^ 鈴木雄介「電子書籍は紙の本を越えるか」『コンピュータ&エデュケーション 8巻(2000年)』、一般社団法人CIEC 、2000年6月、ISSN 2186-2168
^ 電子書籍コンソーシアムのウェブサイト - ウェイバックマシン(1999年5月3日アーカイブ分)
^ ??? (2022年3月31日). “NAVER イーブックイニシアティブジャパン買収”. 聯合ニュース. 2022年4月3日閲覧。
^ “ ⇒手塚治虫の漫画(382巻)イーブックサービスを開始”. イーブックイニシアティブジャパン. 2013年11月6日閲覧。
^ “eBookJapan 配信のWeb Magazine「KATANA」が累計10万ダウンロードを突破しました”. イーブックイニシアティブジャパン. 2017年11月20日閲覧。
^ “ ⇒沿革”. イーブックイニシアティブジャパン. 2012年4月30日閲覧。
^ a b “eBookJapanがブークスの電子書籍販売をサポート ブークスの提携先200サイト以上へ電子書籍を提供開始”. イーブックイニシアティブジャパン. 2017年11月20日閲覧。
^ “レオパレス21管理物件のご入居者向けにeBookJapan for LEONETを提供開始”. イーブックイニシアティブジャパン. 2017年11月20日閲覧。
^ “ ⇒ヤフー株式会社による当社株券に対する公開買付けの結果、第三者割当による新株式発行、第三者割当による自己株式の処分、並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ”. イーブックイニシアティブジャパン (2016年8月30日). 2016年9月11日閲覧。
^ “ ⇒第三者割当増資及び第三者割当による自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ”. イーブックイニシアティブジャパン (2016年9月5日). 2016年9月11日閲覧。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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