E.B.E_(X-ファイルのエピソード)
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また、本エピソードの最後のシーンは電流に関する実験を行っている研究所で撮影された[4]

本エピソードはローン・ガンメンの3人の初登場回でもある。当初、ローン・ガンメンは本エピソードにだけ登場する予定だったが、インターネットで予想外の人気を博したため、シーズン2以降にも登場することになった[5]。ローン・ガンメンは、1993年6月に開催されたUFOコンベンションでモーガンが出会った人々をモデルに構築されたキャラクターである[5]。なお、ローン・ガンメンの一人、メルビン・フロヒキーを演じることになったトム・ブレイドウッドは俳優ではなく、本シリーズにおける助監督だった[6]
評価

1994年2月18日、FOXは本エピソードを初めてアメリカで放映し、580万世帯が視聴した[7]

本エピソードは批評家から高い評価を受けた。『エンターテインメント・ウィークリー』は本エピソードにA評価を下し、「中身が充実していて、驚嘆させてくれるエピソードだ。ダークな雰囲気もいい。」「ローン・ガンメンというキャラクターも実に魅力的だ」としている[8]。『A.V.クラブ』のザック・ハンドレンは「ところどころ重苦しいだけの部分があるが、全体的に見れば面白い」「ディープ・スロートの内面が垣間見えたのが「E.B.E」のハイライトだ」と述べている[9]。『デン・オブ・ギーク』のマット・ハイは「「E.B.E」は『X-ファイル』の「手の内をなかなか明かさない」という特徴がよく出ている。」と述べている[10]

本エピソードの脚本を執筆したジェームズ・ウォンは本エピソードの出来に満足しておらず、「いい脚本を執筆できたとは思えないんだ。僕たちは陰謀論と狂気に満ちた社会に焦点を当てた番組を作ろうとしていた。でも、僕たちは本当の意味で新しい地平を打ち立てたといえるだろうか。僕たちは本質を描いたのではなく、テクストを書き上げたに過ぎないのではないか。」と自問している[3]。他方、『X-ファイル』の製作総指揮を務めるクリス・カーターは「「E.B.E」はシーズン1で最も好評だったエピソードの一つだ。特に、サメの水槽の前でモルダーとディープ・スロートが合うシーンは記憶に残るものだった。」「ジェリー・ハーディンの演技のおかげで、『X-ファイル』が提示する物語に信憑性が増した」と本エピソードを高く評価している[3][11]
ノベライゼーション

1996年、レス・マーティンが本エピソードをヤングアダルト小説に翻案し、それをハーパーコリンズから出版した[12]。日本語訳は楠木成文が担当し、同年にソニーマガジンズから『X‐ファイル〈9〉E.B.E. 地球外生命体』という題で出版された[13]
脚注[脚注の使い方]^ Lowry, pp.138?139
^ Lovece,pp.86?87
^ a b c Edwards, p.66
^ Gradnitzer and Pittson, p.44
^ a b Lowry, pp.139?140
^ Hurwitz; Knowles, p.49
^ Lowry, p.248
^ “ ⇒The Ultimate Episode Guide, Season I”. 2015年10月11日閲覧。


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