「E・Z・O」はこの項目へ転送されています。アルバムについては「E・Z・O (アルバム)」をご覧ください。
FLATBACKER
フラットバッカー
別名E・Z・O
出身地 日本・北海道札幌市
ジャンルヘヴィメタル[1]
グラム・メタル
スラッシュメタル[2]
ハードコア・パンク[2]
パンク・ロック[2]
活動期間1982年 - 1990年
レーベルビクター・エンタテインメント
ゲフィン・レコード
メンバーMASAKI (ヴォーカル)
SHOYO
FLATBACKER(フラットバッカー、1982年 - 1990年頃)は、日本のヘヴィメタルバンド。
なお、この項目では改名後の「E・Z・O」時代についても触れる。 1982年、北海道札幌市で結成。結成当時のバンド名は「FRATVACKER」。ヘヴィメタルのみならず、スラッシュメタルやハードコア・パンクの要素も取り入れた音楽性であった。1984年に7曲入りデモテープ『皆殺し』を発表。同年にヤマハ主催のコンテストで優秀賞を獲得し[3]、この事がきっかけでビクターのディレクターと知り合い、1985年にビクターより1stアルバム『戦争 -アクシデント-』を発表。1986年には2ndアルバム『餌 -ESA-』を発表。その後、世界規模での活動に向けて渡米。 渡米直後に所属事務所をアミューズに移籍し、バンド名も『FLATBACKER』から『E・Z・O(イーズィーオー)』に改名、ゲフィン・レコードと契約。なお、『EZO』の由来はメンバーの出身地である北海道の旧国名、蝦夷からである。E・Z・Oとしてのデビュー時のキャッチコピーは「隠れて何をしてたんだ!」。 E・Z・O改名後の1987年に1st(FLATBACKER時代から数えれば3rdにあたる)アルバム『E・Z・O』を発表。プロデューサーにキッスのジーン・シモンズを迎える。アミューズの戦略により歌舞伎を彷彿させるメイクを施し、当時アメリカでショー・コスギが忍者ブームを巻き起こしていた[要出典]ことに着目し『忍者メタル』として売り出す。デビューアルバムの歌詞カードにはメンバーがそれぞれMASAKI(風)SHOYO(火)TARO(地)HIRO(水)とキャラクター設定が決められていた写真が掲載されている。同年、ガンズ・アンド・ローゼズとのクラブツアーも実施。 1989年、隈取りメイクを落とし、アルバム『FIRE FIRE』をリリース。 1990年、解散。 解散後、MASAKIはLOUDNESSにボーカリストのマイク・ヴェセーラの後任として加入。HIROは1991年に浜田麻里のサポートドラマーとして依頼を受けたことで帰国。後にLOUDNESSからドラムの樋口宗孝が脱退すると、HIROが樋口の後任として加入する。2000年にLOUDNESSがオリジナル・メンバーでの復活後、MASAKIはニューヨークを拠点に現在はFiRESiGNなるバンドで女性シンガーを従え、ベース兼バックボーカルとして活動している。(山田雅樹の項目参照)一方でHIROはLOUDNESS時代に柴田直人と知り合ったこともあり、2001年以降再始動したANTHEMに参加していたが2004年、2008年に膝の痛みにより度々休業しては復帰を繰り返していた。2012年、2008年のバイク事故による足の怪我が悪化したことにより一時離脱、2013年に正式に脱退が発表された。EZO時代にグリーンカードを取得したSHOYOはアメリカ在住のまま第一線から退いており(同じくジャパメタの人間でアメリカに移住したMORRIEのソロアルバムに参加したことはある)、寿司職人として『SUSHISAMBA』に勤務し、「EZOロール」という独自の巻き寿司を出している[4][5]。TAROはミュージシャン業から足を洗い、現在はSPEEDSTAR RECORDSのA&Rディレクターとして所属し、くるりやハナレグミ、高田漣などの担当をしている[6]。 典拠管理
目次
1 メンバー
2 歴史
2.1 FLATBACKER
2.2 E・Z・O
2.3 解散後
3 ディスコグラフィ
3.1 アルバム
3.2 デモテープ
3.3 映像作品
4 備考
5 脚注・出典
メンバー
MASAKI - 山田雅樹(Vo)
SHOYO - 飯田昌洋(G)
TARO - 高橋太郎(B)
HIRO - 本間大嗣(Dr)
歴史
FLATBACKER
E・Z・O
解散後
ディスコグラフィ
アルバム
FLATBACKER
戦争 -アクシデント-(1985年、Invitation、LP、VIH-28228)
餌 -ESA-(1986年、Invitation、LP、VIH-28245)
E・Z・O
E・Z・O(1987年4月6日、Invitation、LP:VIH-28281 CD:VDR-1343)
FIRE FIRE(1989年5月21日、Invitation、CD:VDR-1596)CDは限定缶ケース仕様と通常盤の2種類。
2005年再発盤CD (紙ジャケ仕様・デジタルリマスタリング盤)
FLATBACKER
戦争 -アクシデント-(2005年3月16日、VICL-61593)
餌 -ESA-((2005年3月16日、VICL-61594)
E・Z・O
E・Z・O(2005年3月16日、VICL-61595)
FIRE FIRE(2005年3月16日、VICL-61596)
デモテープ
FRATVACKER
皆殺し(1984年) ※デモテープ
映像作品
FLATBACKER
WAR IS OVER(1985年12月16日、VHS、VTM-91)
WAR IS OVER and CLIPS(2004年9月22日、DVD、VIBL-217)
(2005年1月21日、DVD、VIBL-242)
(2008年11月19日、DVD、VIBL-562)
E・Z・O
E・Z・O(1988年1月21日、VHS、VTM-134)
(1991年12月16日、VHS、VIVL-64)
Returns(2004年9月22日、DVD、VIBL-215)
(2005年1月21日、DVD、VIBL-240)
(2008年11月19日、DVD、VIBL-560)
備考
E・Z・O時代にイギリスのヘヴィメタルバンド「グリム・リーパー」のRock You to Hell
脚注・出典^ ⇒EZO reviews, music, news - sputnikmusic・2015年9月2日閲覧。
^ a b c ⇒Flatbacker reviews, music, news - sputnikmusic・2015年9月2日閲覧。
^ ANTHEM BIBLE(2005年 ドレミ楽譜出版社)53-54p
^ ⇒SUSHISAMBA 2015年4月16日閲覧
^ 『ヘドバン』Vol.2 (2013年 シンコーミュージック・エンタテイメント)101p
^ 『ヘドバン』Vol.2 (2013年 シンコーミュージック・エンタテイメント) 103p
MusicBrainz: 2de0460c-c8d3-4fef-aab8-98b1e1edcc7d