Dvorak配列
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

「Dvorak」はこの項目へ転送されています。人名については「ドヴォジャーク」を、台風の推定手法については「ドボラック法」をご覧ください。
.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2018年1月)

Dvorak配列(ドヴォラックはいれつ)は、キー配列の一種で、英文入力に特化した設計。1932年ワシントン大学教育心理学者であるオーガスト・ドヴォラックが考案した[1]
配列

Windows向けキーボードの配列で、ラテン文字と数字を除く記号は、複数の配置がある。
特徴

「打鍵の誤りを低減して、入力速度を向上させ、入力従事者の疲労を軽減する」ことを目的に、英文でアルファベットの出現頻度と相関性を分析し、英文入力に特化して設計された。他言語の使用は想定していない。

上段と下段の使用頻度を低く、運指距離を短く設計し、母音は左手側中段、子音は母音に連接する出現頻度の降順で右手側、それぞれに配置し、右と左を交互に打鍵させて効率的で高速な入力を企図している。

キーボードを用いる文字入力速度の世界記録で、本配列が用いられた[要出典]。
普及

QWERTY配列に比べて理論上の優位点は多いが、書籍やソフトウェアなど市販されるキーボードトレーニングの大多数はQWERTY配列用途で、本配列用途は僅少である。

コンピュータ入力装置としてのキーボードは、文字入力に加えてオペレーティングシステム (OS) やアプリケーションの操作で複数キーの組み合わせ入力を要するが、Unix系のOSやWindowsmacOSなどは、これら機能のショートカットQWERTY配列前提で設定されており、本配列の操作性は低下する。


日本語入力

本配列は他言語の配慮はないが、日本語のローマ字入力で特に出現頻度が高い母音は、「I」を除いて左手のホームポジションに位置して運指距離が短い。

日本語入力時は、母音とともに出現頻度が高い子音の「K」と「Y」も左手側に位置し、左手の打鍵数が多くなる。DvorakJP、ACT (AZIK on Dvorak)、JLOD、蒼星など、Dvorak配列を基に負荷を右手へ移した入力方式や、カ行の子音を「K」から「C」へ置換することで、操作性の向上が期待できる。
対応キーボード

KinesisTypeMatrix、ErgoDox EZなどが、QWERTYとDvorakにハードウェアで対応し、配列の選択が可変なキーボードを販売している。TRONキーボードは英語キー配列にDvorak配列を採用している。ドイツのキーボードメーカーペリックスがオンデマンドで製造している。ペリックス社のドヴォラック配列キーボードPERIBOARD-106DV
オペレーティングシステム

OSの設定やアプリケーションを用いてDvorak配列を使用する。
macOS
初期状態はQWERTY配列で、「システム環境設定 - キーボード - 入力ソース」で「Dvorak」を追加し、直接入力の配列として選択する。日本語の入力は、パネル内「英字のレイアウト」項目でDvorakを選択して可能となる。キーボードショートカットで
コマンドキー押下時にQWERTY配列[注 1]となる「Dvorak - Qwerty ?」配列も選択可能である。Karabiner(旧 KeyRemap4MacBook)などのキーリマップユーティリティを導入して詳細設定する。
Windows
Windows XPは「コントロールパネル - 地域と言語のオプション - 言語 - 詳細(テキスト サービスと入力言語) - キーボードレイアウト/入力システム」で「米国(Dvorak)」を選択してキー配列を変更するが、入力システムも変更されて日本語は入力不可となる。日本語入力は、レジストリを操作してキー配列を変更、Dvorak配列をエミュレートする ⇒DvorakJなどアプリケーションの導入、などで対応する。Dvorak配列化用のソフトウェアに、修飾キーをQWERTY配列のまま使用できるものもある。Windows 10では、スタート・メニュー→設定→時刻と言語→(左の)地域と言語→言語→日本語→オプション→キーボード・レイアウトを[日本語キーボード(106/109キー)]から[英語キーボード(101/102キー)]に変更してサイン・アウト、再サイン・インをクリックする。そして スタート・メニュで regeditを検索、実行して、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters\LayerDriver JPNを"kbd101.dll"から"kbddv.dll"に修正すると、アプリケーションなしで使えるようになる。
FreeBSD
コンソール (/dev/console) から入力の場合、kbdcontrolコマンドでkbdcontrol -l us.dvorakなどとして選択する。/etc/rc.conf で keymap=us.dvorak を指定し、起動時にDvorak配列となる。
Unix系OSでX Window System
setxkbmapコマンドでsetxkbmap dvorakとして選択する。XmodmapでX起動時に設定も可能である。
片手用配列

片手操作時の入力[注 2]を考慮した、右手用と左手用の配列がある。右手用Dvorak配列左手用Dvorak配列
派生した配列

modified Dvorak -
荻野周史が考案した配列で、物理的な配列を一部変更している[2]

DvorakJP - 物理的な配列を変更せずに、日本語入力の負荷軽減を目指した配列。

ACT - 物理的な配列を一部変更している。

蒼星 - Shiftキーを利用した機能強化を特徴とし、ACTやM式などを参考に考案[3]された。

iDvorak - ⇒iDvorak

JLOD配列 - Japanese Layout on Dvorak ⇒JLOD配列

脚注[脚注の使い方]
注釈^ コントロールキー押下時はDvorak配列から変更されない。
^ 戦闘で負傷した隻腕の退役軍人が使用する事例の設定。

出典^ Willis L. Uhl and August Dvorak: Cost of Teaching Typewriting Can Be Greatly Reduced, The Nation's Schools, Vol.11, No.5 (1933年5月), pp.39-42.
^The Molecular Pathological Epidemiology Laboratory The MPE Laboratory - Dana-Farber Cancer Institute - Current Members - Dr. Ogino Lab
^ 久我蒼一 (2009年4月21日). “蒼星(日本語入力配列)”. みなやま. 2009年10月16日時点の ⇒オリジナルよりアーカイブ。

参考文献

出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2011年9月)


August Dvorak: There Is a Better Typewriter Keyboard, The National Business Education Quarterly, Vol.12, No.2 (1943年12月), pp.51-58,66.


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:22 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef