Duolingo
企業形態私企業
本社ピッツバーグ
創業者ルイス・フォン・アン、Severin Hacker
CEOルイス・フォン・アン
業種eラーニング, 翻訳, クラウドソーシング、資格
サービスLanguage courses, Duolingo Test Center, Duolingo for Schools
ウェブサイトwww.duolingo.com
Duolingo(デュオリンゴ)は、無料の教育ウェブサイトやアプリ、有料の資格試験を提供する言語教育プラットフォームである。2016年4月までに59言語に対応し、23言語向けに現在開発中である。利用者がコースを受講する事で、同時にウェブサイトやその他文書の翻訳に貢献するように設計されている[2][3]。Web、iOS、Android、Windows Phone、Windows 8以降のアプリに対応し、世界中で約1億2000万人が登録した[4][5][6]。 Duolingoは膨大な筆記及びリスニングのレッスンを提供している。割合は比較的少ないが音声認識によるスピーキング問題もあり、外出先などではオフにできる[7]。進捗状況がゲーミフィケーションを活用した技能図で表されるほか、学習した語彙を練習出来る、「語彙のセクション」が用意されている。 利用者は各課目を終えると、最大13点で間違いごとに3点が引かれる技能点が得られる。各技能は、それに関連する全てのレッスンをユーザーが終えたら、「学習済み」だとみなされる。コース前半では4つ、後半では3つのライフがあり、間違いごとに1ライフが引かれる。0ライフ所持時に間違えると、コースを再挑戦しなくてはならなくなる。Duolingoはまた、「時間制限ありモード」も有していて、その場合利用者は各30秒の制限時間がある20題を回答し、正答時に技能点と7?10秒の追加回答時間が得られる[8]。コース全体で2000単語以上が学習出来る[9]。 Duolingoはデータ駆動型の教育手法を重視しており[10]、途中の各段階で難問や間違いの種類を測定し、そのデータを集約して規則性を解析している。カリキュラム中で複数形を序盤に教えるべきかなど、学校の教室では効果測定に年単位の時間がかかるところが、膨大な利用者数により1日で効果が測定できるため、毎日のように教材最適化を行うことが可能となっている[11]。 このデータ駆動型の手法の有効性は同社が委託した外部研究によって検討された。ニューヨーク市立大学及びサウスカロライナ大学の教授らによって実施された研究にて、同サービスの34時間の利用は130時間以上の大学初年度の言語講座で得られる読み書き能力に匹敵すると推定された。
目次
1 教育モデル
2 ビジネスモデル
3 インキュベーター
4 Duolingoテストセンター
5 学校向けDuolingo
6 歴史
7 関連項目
8 脚注
9 外部リンク
教育モデル