Dr.スランプ
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テレビアニメ1作目については「Dr.スランプ アラレちゃん」を、テレビアニメ2作目については「ドクタースランプ」をご覧ください。

Dr.スランプ
Dr. SLUMP

大泉アニメゲートに設置されている、
「ねりまアニメ年表」の一コマ。
ジャンル少年漫画SF漫画ギャグ漫画
漫画
作者鳥山明
出版社集英社

その他の出版社
Viz Media
デアゴスティーニ
Glenat
鶴山文化社
Planeta DeAgostini Comics
Carlsen Comics
Japonica Polonica Fantastica
Conrad Editora
Comics House

中国少年児童出版社
時報出版(単行本)→東立出版社(完全版) 天下出版

掲載誌週刊少年ジャンプ
レーベルジャンプ・コミックス(JC、完全版、電子書籍版)
集英社文庫(愛蔵版、文庫版)
発表号1980年5・6合併号 - 1984年39号
巻数JC:全18巻
愛蔵版・文庫版・電子書籍版:全9巻
完全版:全15巻
話数全236話
アニメ


シリーズ作品

Dr.スランプ アラレちゃん(1981年 - 1986年)

ドクタースランプ(1997年 - 1999年)


劇場版


詳細は「Dr.スランプ#劇場版」を参照

テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『Dr.スランプ』(ドクタースランプ、Dr.SLUMP)は、鳥山明による日本漫画作品。
概要

週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1980年5・6合併号(1・2話を同時掲載)から1984年39号まで連載され、『月刊少年ジャンプ2007年4月号には2007年特別編が掲載された。全18巻の単行本以外にも、1991年に愛蔵版、1995年から1996年に文庫版、2006年から2007年に完全版が発売されている。第27回(1981年度)小学館漫画賞受賞作品。

ペンギン村に住む発明家、則巻千兵衛が作った女の子タイプの人間型ロボット(アンドロイド)、則巻アラレを中心とした、ペンギン村に住む住民たちのハチャメチャな日常を描いたギャグ漫画。基本は1話完結だが、千兵衛とみどりの新婚旅行や、運動会の話など複数回に渡って続くエピソードもあった。

当初、鳥山は則巻千兵衛を主人公として毎回発明品で失敗する、という方向性でストーリーを構想していたが、最終的には担当編集者の鳥嶋和彦の強い意向を汲み入れ、アラレを主人公に据えて展開された。また、本作が短期打ち切りとなった時のことを配慮し、連載開始前からすでに鳥嶋と次回作の打ち合わせをしていたことも明かしている。「鳥山明#Dr.スランプの連載」も参照

鳥山が大の車好きということもあり、一時期は毎回扉絵にアラレたちが自動車を運転するシーンが多く描かれたほどだったが、あまりに描きすぎたことから鳥嶋に注意されてしまった、というエピソードもあった。このように大概は鳥嶋の意向を汲んできた鳥山であったが、自身は恋愛漫画を描くのが大の苦手であり、鳥嶋から出されたアラレとオボッチャマンほかのラブシーンの要求には気が進まず拒否した。実際に、作中では千兵衛とみどりが結婚した際もギャグタッチのプロポーズシーンで済ませたほどであり、その他のキャラクターたちの恋愛エピソードも多くは描かれていない。

1981年4月には『Dr.スランプ アラレちゃん』のタイトルでアニメ化され、視聴率36.9%のアニメ視聴率歴代3位を記録する大ブームを巻き起こした[1]。主にアラレのキャッチーなキャラクターが大いに受け、原作が少年誌掲載でありながらも、その人気は女性や未就学児にまで広がった[2]。「Dr.スランプ アラレちゃん#視聴率」も参照

同年12月に発売されたジャンプ・コミックスの第5巻はアニメのヒットに伴い、それまで『ドラえもん』が保持していた日本におけるコミック単行本の初版部数(120万部、巻数は不明)を上回る初版130万部を発行[3]。第6巻では初版220万部とその数をさらに伸ばした[3]。単行本の累計発行部数は3000万部を突破している[4]

1997年には2回目のアニメ作品『ドクタースランプ』(以下、第2作)を放送。原作者の鳥山がキャラクター原案・監修を担当している。また、『Vジャンプ』にて1997年12月号から2000年7月号までリメイク版の『ドクタースランプ』漫画版(原作・監修 / 鳥山明、脚本 / 成田良美、作画 / 山室直儀)が連載された。こちらは単行本化されていないが、2008年3月21日に発売されたTVアニメ『ドクタースランプ』DVD-BOXの特典として復刻コミック化している。

なお、2024年大韓民国の衛星放送・JTBCにて生放送された同じ題名のテレビドラマとは一切関連がない。
登場人物「Dr.スランプの登場人物」を参照

則巻アラレやその同級生などのペンギン村の面々が主として登場。時折、さまざまな宇宙人などもゲストキャラクターとして姿を見せる。
世界観・地理
世界観
年月

ペンギン村の月名1月ハコフグ
2月ニジマス
3月ホヤガイ
4月ヘラブナ
5月トビウオ
6月イソギンチャク
7月ロボソ(クチボソ
8月ハリセンボン
9月ザリガニ
10月ペンケイガニ
11月プランクトン
12月シーラカンス

ペンギン村では日付の月の部分は通常の「XX月」の代わりに、魚などの水棲生物の名前を使用している。小説『Dr.スランプ(映画編)』によると各月との対応は表の通りである。これらの頭文字を繋げると「ハニホヘトイロハザペプシ」となり、ペンギン村の小学園で真っ先に教えられることとされる。年については、本作中では連載時の現実の世界にあわせた西暦が使用されている。作中の季節は掲載当時にあわせてあり、現実にあわせて夏休みやクリスマスなどの話も描かれた。

作中の時間経過は現実にあわせてあり、千兵衛の年齢は連載当初では28歳だったが終盤では33歳になっている。また、アラレたちも進級し、終盤では高校生だったタロウが就職したり、アラレやあかねが自動車の免許を取る話もあった。
住民

人間とともに、人語を話し二足歩行する動物も、数多く在住し、人間と同等の権利を有している。その一方で人語を話さず二足歩行しない動物も棲息。架空の動物や怪獣の類いも数多く在住、あるいは棲息し、モブキャラクターにはモビルスーツなどもおり、かなり混沌とした状況となっている。鳥山が愛知県清洲町(現・清須市)出身ということもあり、その地域で使われる方言の名古屋弁が作中で多用されている。なお、鳥山の死没後、小学館女性セブン』に掲載された記事での鳥山の知人の証言によると、本作品の舞台であるペンギン村は、鳥山の地元・清須市の自宅周辺を参考に描き、主たるキャラクターもご近所の人がモデルになっていたとされている[5]

住民の気質は総じてのんきで大らかであり、細かいことは気にしない人々ばかり。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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