「Discord」および「ディスコード」のその他の用法については「ディスコード (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ウィキペディアン同士で対話できるDiscordサーバについては、Wikipedia:Discordをご覧ください。
Discord
開発元Discord Inc.
初版2015年5月13日 (9年前) (2015-05-13)
最新版165485(Windows版)
158.16(Android版)/ 2022年12月19日 (17か月前) (2022-12-19)
158.0(iOS版)/ 2022年12月20日 (17か月前) (2022-12-20)
最新評価版65890(Windows版)
プログラミング
言語JavaScript、React、Elixir[1]、Rust[2]
使用エンジン
Discord(ディスコード)は、Windows・macOS・Linux・Android・iOS・Webブラウザで動作する、インスタントメッセージ(コミュニケーションサービス・チャットアプリ)・ビデオ通話・音声通話・VoIPフリーウェアである。アメリカ合衆国で開発されており、2021年時点でユーザー数が3億5000万人に達している[3]。 Discordのコンセプトは、モバイルソーシャルゲームプラットフォームであるOpenFeintを創設したジェイソン・シトロン(Jason Citron)と、同じくソーシャルゲームプラットフォームであるGuildworkを創設したスタン・ヴィシュネフスキー(Stanislav Vishnevsky)に由来する[4]。シトロンは2011年にOpenFeintを1億400万米ドルでグリーに売却し[5][6]、その資金で2012年にゲーム開発スタジオHammer & Chiselを設立した[7]。彼らの最初の製品はFates Forever
歴史
開発過程において、シトロンはファイナルファンタジーXIVやLeague of Legendsなどのゲームで、既存のVoIPソフトウェアを使用して戦術を練ることが、チームにとっていかに難しいことであるかに気づいた。これが、遅延を最小限に抑え、ユーザーの使いやすさを重視したチャットサービスの開発につながった[8]。Discordという名前は、「クールな響きで『話す』ことに関係がある」「言いやすく、綴りも覚えやすい」「商標やウェブサイトで使用できる」という理由で選ばれた。加えて、「ゲームコミュニティにおける不和」が、彼らが解決したい問題だったという[10]。そして2015年5月にドメイン名「discordapp.com」でDiscordがリリースされた[11]。
Hammer & Chiselは、YouWebを通じて9人以上のインキュベータから開発資金を調達した[12]。
2015年、ファイナルファンタジーXIVのゲームコミュニティに対して使ってみないかと投げかけたところ、初日の利用者数は600人だったという[13]。
Discordは、Twitchの人気ユーザーやStar Citizenのゲームコミュニティなど、eSportsとLANトーナメントのゲーマーによって普及していった。サービス名と同名の会社はOpenFeintの創設者ジェイソン・シトロンによって設立された[14]。
2018年4月、MicrosoftはXbox LiveユーザーにDiscordのサポートを開始し、DiscordとXbox Liveのアカウントをリンクさせ、Discordを通じてXbox Liveのフレンドリストと接続できるようにすることを発表した[15]。