Devolver_Digital
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Devolver Digital種類公開企業
本社所在地 アメリカ合衆国
テキサス州オースティン
設立2009年; 8 年前 (2009)
業種

コンピュータゲーム販売

映画配給

代表者フォーク・パーカー (CFO)
従業員数235 (2022)
支店舗数2支部
主要株主ソニーインタラクティブエンタテインメント 5.03%
主要部門

Devolver Digital Films

Gambitious Digital Entertainment

Special Reserve Games

関係する人物
マイク・ウィルソン

ハリー・A・ミラー4世

リック・スタルツ

外部リンク ⇒devolverdigital.com
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Devolver Digital(デボルバー・デジタル)は、アメリカテキサス州オースティンに拠点を置くアメリカのコンピュータゲームパブリッシャーかつ映画配給企業。主に『Serious Sam』と『ホットライン・マイアミ』 シリーズと提携している。企業は「Gathering of Developers」と「Gamecock Media Group」の元役員のマイク・ウィルソン、ハリー・A・ミラー4世、リック・スタルツによって2009年に設立された[1]

『Serious Sam』シリーズの開発企業のCroteamと提携した後、同社が最初に販売したゲームは2009年の『Serious Sam HD:First Encounter』であり、続いて『Serious Sam HD:Second Encounter』を2010年に発売した。Devolver DigitalはSerious Sam関連ゲームを発売を続けたが、より小規模の独立した開発者に焦点を移し始めた。同社の最初の主要なインディーの成功は、2012年のDennaton Gamesが開発した『ホットライン・マイアミ』だった。ホットラインマイアミの販売と並んで、Devolver Digitalはイングランドのロンドンに2番目のオフィスを開設した。新規開設により簡単にヨーロッパに拠点を置く開発企業と接触しやすくなったほか、ヨーロッパのでのPR活動も容易になった。2013年には、独立系の映画制作者の作品をデジタル配信し、販売促進することを目的とした映画配信部門である「Devolver Digital Films」を開設した[2]

2021年11月4日にはロンドン証券取引所AIM(新興企業向け市場)にて上場[3][4]、2億6100万ドル(約297億円)を調達し、同社の評価額は9億5000万ドル(約1082億円)を記録した(ロンドン証券取引所に上場した米国企業としては最大規模と報じられた)[4]
歴史

Devolver Digitalはマイク・ウィルソン、ハリー・A・ミラー4世及びリック・スタルツによって2009年にテキサス州オースティンに設立された。3人は1998年に販売企業「Gathering of Developers」、2007年に「Gamecock Media Group」を共同設立していた。

Devolver Digitalの設立に際して、同社はデベロッパーの「Croteam」と提携し、「Gathering of Developers」を通じて2K Gamesからシリアスサムシリーズの権利を取得した。これがDevolver Digitalの最初の販売ゲームで『Serious Sam: The First Encounter』(2001年)のHDリメイク版『Serious Sam HD: The First Encounter』の発売につながった。

2012年に『ホットライン・マイアミ』の突発的ヒットにより、インディーゲーム業界での同社の地位を固めることになった[5]
インディーゲーム販売への移行

『Serious Sam 3: BFE』の発売に先立ち、Devolver DigitalとCroteamは小規模の独立企業のゲームの販売に焦点を当てるというアイディアを試した。シリアスサムを叩き台に使い、Devolver Digitalは「Mommy's Best Games」と「Vlambeer」と小規模なハイコンセプト作品で契約を結び、それぞれが開発した『Serious Sam Double D』とRPG作品『Serious Sam: The Random Encounter』を販売した[6]。その後、Be-Rad Entertainmentによる『Serious Sam: Kamikaze Attack![6]とEric Ruth Gamesによる『Serious Sam: The Greek Encounter』といったファン製作のゲームが公式の「インディーシリーズ」になり、Devolver Digitalによって販売された。

また、同社が販売を担当したDennaton Gamesの『ホットライン・マイアミ』は称賛を受け、複数の「2012年のベスト作品」に登場し[7]OS XLinuxPlayStation 3PlayStation Vita版も発売された[8]
映画配給事業への拡大

Devolver Digitalは、サウス・バイ・サウスウェスト映画祭2013で、新たに映画配給部門「Devolver Digital Films」を創設し、ベテラン映画製作者と業界関係者のマイク・ウィルソンとアンディー・グレイスによって先導されると発表した。 Devolver Digital Filmsは、独立映画制作者への映画製作段階での金融面と流通での支援が不足していることを念頭に置いて、「最終部分とゴールライン段階で映画の聴衆を本当に見つけるために必要な2番目または3番目の風になること」を狙っていた[2]。ゲーム販売事業と同じようなアプローチを取ることで、Devolver Digital Filmsの野心は「(ゲームと)同様にインディーの映画制作者やその作品に激しい創造的な献身」を注ぐことである[2]
架空のCFOフォーク・パーカー

Devolver Digitalの最高財務責任者(CFO)とされたフォーク・パーカーは、2009年8月18日に『Serious Sam HD:First Encounter』のプロモーションビデオに登場した架空のキャラクターで、多くのファンの注目を集めた。 彼の人気が高まったため、報道発表やゲームクレジットへの出演の他、自分のTwitterアカウントを開設しており、そこでDevolver Digitalのゲームを宣伝し、現在の傾向やニュースについての批判的な意見を述べる広告塔に変身した[9]。フォーク・パーカーは架空のキャラクターではあるがDevolver Digitalの最高財務責任者(CFO)として正式にリストに入っており、さまざまなゲームでイースター・エッグとして強欲な性格の人間として登場している


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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