Denim
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この項目では、竹内まりやのアルバムについて説明しています。その他の用法については「デニム (曖昧さ回避)」をご覧ください。

『Denim』
竹内まりやスタジオ・アルバム
リリース2007年5月23日
ジャンルJ-POP
時間Disc1:56分35秒
Disc2:23分5秒
レーベルワーナーミュージック・ジャパン
プロデュース山下達郎
竹内まりや
チャート最高順位


1位(オリコン[1]

2007年6月度月間1位(オリコン)

2007年度年間20位(オリコン)

登場回数59回(オリコン)

ゴールドディスク

ダブル・プラチナ(日本レコード協会

竹内まりや アルバム 年表

Longtime Favorites
(2003年)Denim
(2007年)Expressions
(2008年)


『Denim』収録のシングル

返信/シンクロニシティ(素敵な偶然)
リリース: 2006年9月6日

スロー・ラヴ
リリース: 2006年12月6日

明日のない恋
リリース: 2007年3月7日

人生の扉
リリース: 2007年8月8日

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『Denim』(デニム)は、2007年5月23日ワーナーミュージック・ジャパンより発売された竹内まりやの通算10枚目のオリジナル・アルバム
背景

オリジナルアルバムとしては半ばベスト・アルバムのような印象すらあった『Bon Appetit!』以来の作品であり、その間にもニュース番組などへの楽曲提供はあったものの、山下達郎の作品が中心に制作されていたために、完全なる新規のオリジナルアルバムとしては実に5年半ぶりとなる作品である。当初は2007年5月16日発売とアナウンスされたが、予約の多さや作業の難航から1週間発売が延期された。カヴァーアルバム『Longtime Favorites』を発表した2003年以来音沙汰のなかった竹内まりやが、2006年に入り山下自身から「竹内まりやのアルバムを制作している」というアナウンスと共に発売を待たれていた1作である。また、アルバムの発売に向け、同年の4月11日NHK総合テレビの音楽番組『SONGS』へ初回ゲストとして出演。彼女にとって26年ぶりのテレビ出演であり、大きな話題を集めた[2]

初回限定盤には、それまでシングルB面でしか発表されていなかった楽曲を中心に、山下達郎の口からも何度か案が出ていた「竹内まりや版『RARITIES』」とも言える内容のボーナスCD「Vintage Denim」が付属している。これによって竹内のアルバム未収録楽曲は、山下のようにバージョン違いなどに拘らない場合は、RCA/RVC時代のラストシングル「NATALIE」のB面「アップル・パップル・プリンセス」(NHKテレビ『みんなのうた』)のみとなった。また、通常盤の初回プレス分には本作のアナログ盤(2枚組、見開きジャケ仕様)が抽選で当たる応募ハガキが封入されていた。なお、当選者数は100名のため、アナログ盤は非常にレアなアイテムとなっている。

本作はこれだけの仕様の違いがありながら、初回盤でも通常盤でも値段は税込3059円という全く同じ価格で販売され、ラジオ番組での山下曰く「お値段据え置きなので、是非初回の方をお楽しみ下さい」とのことである。しかし、後述のとおり発売週に22万枚もの売り上げを記録したことから、予約の時点でほぼ完売し、店頭でこの初回盤はほとんど見られなかった。なお、この初回盤はDisc2の歌詞カードが別に作られており、それまであまり明かされることの無かった楽曲に関する秘話をセルフライナーノーツとして掲載している。

アルバムの発売に向けて、デニム・ブランド「EDWIN」とのコラボデニム「Me」(まりやの ″M″ とEDWINの ″E″ )がEDWIN SHOP Onlineより期間限定で受注販売された。オリジナル・タグのト音記号刺繍は竹内からの提案である。

ちなみに、収録されているアルバムが異なるが、同時期にパンテーンのCMソングとしてOAされていた「幸せの探し方」は収録もリメイクもされていない(同曲は元々『Quiet Life』の収録曲)。

山下夫妻はこの年の4月6日銀婚式を迎え、偶然ではあるものの、結婚25周年記念の年に発売されたという記念碑的な作品にもなった。
チャート成績

オリコンアルバムチャートでは、前作『Longtime Favorites』から引き続き3作連続、通算7作目の1位を獲得。オリコンチャートにおいて59週に亘ってランクインし続けるロングセラーとなった[1]。また、52歳2か月での同チャートは1位は、女性ソロアーティストとしては史上最高齢(女性ソロとしては自己記録更新)となる。


竹内はこの作品で、史上初の4つの年代(20代・30代・40代・50代)でアルバムチャート首位を達成した。


本作発売の前々週にはMr.Childrenが『B-SIDE』というB面集を発売しており、偶然ではあるが、B面集を銘打ったアルバムが邦楽チャートで連続して1位になるという現象を生んだ(洋邦あわせたランキングではリンキン・パークのオリジナルが前週の1位)。

収録曲
CD全作詞・作曲: 竹内まりや(特記以外)。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「君住む街角 (On The Street Where You Live
)」(作詞:ALAN JAY LERNER、作曲:FREDERICK LOEWE)竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)服部克久4:58
2.「スロー・ラヴ」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎5:43
3.「返信」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎5:15
4.「みんなひとり」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎4:37
5.「シンクロニシティ (素敵な偶然)」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎 & センチメンタル・シティ・ロマンス4:29
6.「哀しい恋人」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎4:37
7.「Never Cry Butterfly」(作詞:杉真理、作曲:杉真理 & 伊豆田洋之)竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)Piccadilly Circus5:48
8.「ラスト・デイト」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎2:53
9.「クリスマスは一緒に」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎4:56
10.「終楽章」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎3:47
11.「明日のない恋」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎(リズム)
服部克久(ストリングス&ホーン)4:42
12.「人生の扉」竹内まりや(特記以外)竹内まりや(特記以外)山下達郎4:44

曲解説
君住む街角 (On The Street Where You Live)ミュージカル『
マイ・フェア・レディ』の中で使用されたヒットナンバーのカヴァーで、TBS系『ブロードキャスター』のテーマソングとして発売の1年近く前(2006年4月)から使用されていた楽曲。元々アルバムに収録することを前提としてのタイアップとしており、『サンデーソングブック』でも一部がOAされるが、今回でようやくフルバージョンのCD化となる。なお、本作に収録されているものは『サンデーソングブック』や『ブロードキャスター』でOAされたTVサイズとはアレンジもキーも全く異なるものであり、本作のために新規に録音しなおされたものである。

スロー・ラヴ松たか子主演のTVドラマ『役者魂!』の挿入歌。

返信映画『出口のない海』主題歌として書き下ろされ、竹内まりやの2006年復活第1弾シングルとして発売されたシングル。

みんなひとり松たか子に提供し、前述のドラマ『役者魂!』の主題歌として使用されていた楽曲。ここでソフト化されるより以前にラジオではOAされており、わずかながらも松のものとはキーが異なる。アレンジは松のものとは違い、山下達郎が手がけているために異なっている。また、歌詞の最後に松のものにはないセリフが追加されている。なお、前述の『サンデーソングブック』バージョンは竹内まりや自身がドラマや松向けにコンペとして製作したデモバージョンのため楽器類がかなり簡素なもので、バックコーラスなどに大きな差異があり、演奏時間もわずかに短い。決定版のアレンジが出てきたために、今後OAされることは無いと思われる。なお、この曲では松がバックコーラスとして参加している。

シンクロニシティ (素敵な偶然)明治製菓アーモンドチョコのCMソングとして書き下ろされ、『返信』と共に両A面でシングルカットされた楽曲。演奏にはセンチメンタル・シティ・ロマンスの面々が『PORTRAIT』以来25年ぶりに参加している。


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