Dead_Space_(シリーズ)
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Dead Space
ジャンル
サバイバルホラー
開発元Visceral Games
Motive Studio(リメイク版)
発売元エレクトロニック・アーツ
主な製作者グレン・スコフィールド
対応機種

Android

iOS

PlayStation 3

PlayStation 5

Xbox 360

Xbox Series X/S

Microsoft Windows

Wii

1作目Dead Space
(2008年10月13日)
最新作Dead Space(リメイク)
(2023年1月27日)
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Dead Space(デッドスペース)は、グレン・スコフィールド(Glen Schofield)が制作、Visceral Gamesが開発、エレクトロニック・アーツが販売したホラーメディアフランチャイズ。 本フランチャイズではビデオゲームシリーズを中心とし、映画二作と漫画本シリーズが展開されている。 シリーズはスコフィールドの言葉で「我々が得ることのできる最も恐ろしいゲーム」を目指して制作され成功を収めた2008年の名祖のビデオゲームから始まり、その後に前日譚や続編が発売された。

デッドスペースシリーズの各作品はオリジナルのゲームの発売から始まった継続的なストーリー展開の追加または継続としての役割を担っている。本ゲームはジャンルの典型的な環境、武器及びキャラクターが特徴の26世紀のサイエンスフィクション(SF)世界が舞台である。 シリーズの年表は直線的なフォーマットで示されておらず、ストーリー展開の部分は前日譚か後日譚または(ビデオゲーム以外の)別のメディアの形で示される。一般的に言えば、本シリーズはアイザック・クラークという名のエンジニアと彼を取り巻く恐怖に焦点を当てている。

本シリーズは商業的、批評的に成功し800万本以上を販売した。最初の作品とその続編は多数の批評家から幅広い好意的なレビューを獲得し、最初の作品はゲームプレイと開発の様々な要素で多くの業界賞を獲得した。

2021年7月23日、エレクトロニック・アーツはオンラインイベント「EA Play Live」にて、リメイク版『Dead Space』を発表した。リメイク版の対応プラットフォームはPC、PlayStation 5Xbox Series X/Sで、同作の開発は『スター・ウォーズ バトルフロントII』などを手掛けたMotive Studioが担当する[1][2][3]
ゲームプレイ

Dead Spaceシリーズはサバイバルホラーゲームであり、プレイヤーキャラクターの背後の視点から操作するTPS方式が採用されている(下記のスピンオフの一部作品は操作方法が異なる)。全てのメニューインターフェイスはゲーム内にあり、他のキャラクターとの通コミュニケーションを楽にするキャラクターの「Resource Integration Gear(RIG)」宇宙服により生産される。例えば、同僚が彼の体力をモニターできるようにすることを意図してスーツの脊椎部分にキャラクターのヒットポイントメーターが組み込まれており、キャラクターが減圧エリアに移動したときには背中の出力は酸素の残存時間を表示する。これらのエリアにいる間は全ての音はゲーム内から排除され、自身の武器の発砲などのRIGの振動によってキャラクターの耳に伝わる音は保存される。メニューはゲーム内にあるため、それらを開いてもゲームは中断しない。

キャラクターのRIGには戦闘とパズルの解決に用いる2つの特別な能力が備わっている。「キネシス(Kinesis)」モジュールはキャラクターが物体を回収したり、持ち上げたり送ったりできるようになるもので、しばしば通常では出来ないほど重いまたはより遠い物体を動かせる。これらの物体は高速で放つことで即興の飛び道具として利用することもできる。 「ステイシス(Stasis)」 モジュールはターゲットの動作を短時間極端に遅くさせることができ、これによりキャラクターはファンの羽根などの高速に動く障害物を駆け抜けたり突進してくる敵を妨害したりできる。RIGはまた武器や弾薬、回復アイテムやほかのオブジェクトの運搬用にスロットベースのインベントリーを備えている。

銃の操作はフランチャイズの敵によって影響を受けている。ネクロモーフは蘇生され再利用された死体であるため、神経系や呼吸器系、循環器系に依存しなくなっており、ストッピングパワーの概念は彼らにとって殆ど無関係になっている。従って、敵の頭や質量の中心を狙うのではなく、プレイヤーは彼らの腕や足を撃つことで切り落とす「戦略的切断」を行うことが推奨されている。一部のネクロモーフはこの方法で簡単に倒すことができるが、他は攻撃パターンを変えたり死亡時に全く新しい敵を生み出したりさえもする。関連して、ゲーム内の武器の特徴はプラズマカッター、回転鋸、重力反発ツールなど動力工具[4] または採掘用具を再利用したものであるが、シリーズが進むにつれて利用できる軍事専用武器の量が増えていった。弾薬は貴重な傾向にあるため手元にあるツールを慎重に使用する必要がある。

最初の2作では、RIGと武器はベンチ・ワークステーションでアップグレードすることができた。プレイヤーは自動販売機でゲーム内通貨を用いてアイテムの売買ができ、新アイテムをアンロックするためにこれらのストアに新回路図をアップロードすることもできた。これは3で変更されており、ストアは完全に無くなりRIGをアップグレードできる新たな「スーツ・キオスク」が登場し、ベンチ機能は拡張され多くの場合ゲームプレイを通じて収集したパーツとリソースを継ぎ接ぎすることでプレイヤーが自身の武器を組み立てられるようになった。

ネクロモーフは多様な攻撃手段を有しており、爪や刃、牙などでプレイヤーに攻撃する敵の他にも自爆攻撃を行ってくる種類も存在する。
あらすじ
設定

Dead Spaceのゲームの舞台は人類が他の惑星を植民地化できるようになっていた未来に設定されている。23世紀までに人類は地球の天然資源の殆どを使い果たしており、世界統治体の「EarthGov(地球政府)」は人類を維持する物質を収集するため他の惑星を壊すことで資源を収穫する巨大採掘宇宙船「プラネット・クラッカー」の船団を保有していた。

23世紀に地球政府の研究者はチクシュルーブ・クレーターで地球外のアーティファクトを発見し、それを「Marker(マーカー)」と呼んだ。マーカーは一見源泉なしで永続的な電磁場を放出しており、研究者達は無限のエネルギーの供給に用いることができ地球の生態学的危機を解決すると考えた。コロニー全体の様々な研究ステーションでマーカーをリバースエンジニアリングする作業が始まったが、未確認の地球外物質の代わりにビスマスの使用を余儀なくされたためこれらの複製の色はオリジナルの黒ではなく赤くなった。

このプロジェクトは極秘とされたが、主任研究員のマイケル・アルトマン(Michael Altman)はその存在を世界へリークした。地球政府は情報統制のためにアルトマンを暗殺したが、時すでに遅くアルトマンは殉教者とみなされ、彼のマーカーが人類に意味することへの信念は、急速に地球及びコロニー全体に広まった新たなカルトのような宗教「Unitology(ユニトロジー)」の基礎を構築した。ユニトロジーの信者は「Convergence(収束)」として知られる出来事での「make us whole(一体化)」でマーカーが人類を統合する手助けになると信じている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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