DRAGON_SISTER!_-三國志_百花繚乱-
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『DRAGON SISTER! -三國志 百花繚乱-』(ドラゴンシスター!さんごくしひゃっかりょうらん)は、niniによる日本漫画作品。2002年の『コミックブレイドMASAMUNE』創刊時から2007年の休刊まで連載していたが、後に『月刊コミックブレイド』に移籍して、同誌の2008年9月号で最終回を迎えた。単行本は全6巻。

本作品は数多くある「三国志」を題材にした漫画作品の一つであるが、他の作品と異なる点は、原典の歴史書『三国志』(以下、正史)および小説『三国志演義』(以下、演義)において男性であった人物(例えば関羽や張飛など)の半数以上が、可憐な女性に変わっている点である。これは、一種の呪いのようなものによって本来男性であった人物が女性となってしまったためと作中で説明されている。
特色
太平要術の呪い
本来は、ふとしたことから太平要術の巻物を手に入れた張家の三兄弟が、これから産まれるであろう英雄英傑たちから力を剥奪するために画策した呪いだった。しかし、太平要術には悪しきことに使えば天罰が下る仕掛けが施されていたこと、長男・張角が「英雄英傑たちを女にしてしまえば良いのでは」と考えていたことから、歪んだ形で呪いが発動してしまった。発生源である張家の三兄弟は強大な妖術が使える童女に変化し、それ以後は超人的な能力を有する女性が続々と産まれるようになっていった。
女性武将
前述した歪んだ呪いのため、本来は人並み外れた能力の男性として産まれるはずの者たちが、超人的な能力を有する女性として産まれるようになっていった。そのため、劉備が義勇軍を立ち上げる頃には、女性の武将が少なからず台頭している。ただし、この時代は女性蔑視の風潮が強いため、伝統的な旧来の勢力(官軍や袁紹軍など)では冷遇・排斥される傾向にある。逆に董卓軍や曹操軍といった新興の勢力だと能力・功績次第で優遇される。
加齢について
本作では、第二十二回の董卓死亡が「192年」、第二十七回での官渡の戦いが「207年」のこととなっているのだが、登場人物には15年分加齢した様子が見られない。例えば、董卓死亡以前に「10代の少女」として登場した呂布や諸葛亮は、官渡の戦い前後には成人女性になっているはずだが、二人とも「10代の少女」のままであった。また、張角三兄弟の容姿も太平要術の発動から長い年月がたっても童女のままだった。その上、この歪な加齢を疑問に思う人物は、作中には一人もいなかった。
人物の生死について
「三国志」では死亡した人物が生きながらえる、あるいは死亡する描写が無いことがある。逆に、「三国志」より早いタイミングで死亡する人物もいる。
登場人物

※は、『三国志』作中では男性だが、本作では女性となっている人物に適用される。なお、『三国志』で既に女性の人物、本作オリジナルの女性人物には適用されない。

?は性別が明言されていない人物。

この節の加筆が望まれています。

劉備軍
劉備(りゅうび)
主人公。緑色の髪を短くまとめた青年。正義感の強い人物。関羽・張飛とは義兄妹の契りを結んでおり、彼女らの兄・主君として振舞う。当初は濃い緑色の衣装だったが、徐州牧に就任してからは薄い緑色で袖が大きめの衣装を着るようになる。漢王室の末裔ではあるものの、?県楼桑村にて筵を織って生計を立てていた。乱れた世の中を憂いており、関羽・張飛との出逢いを契機に義勇軍を結成し、黄巾党討伐に立ち上がる。黄巾党壊滅後は太平要術の巻物を求めて旅立ち、水鏡と諸葛亮に出会う。それから、董卓の専横を聞きつけ、公孫?の客将として反董卓連合軍に参戦する。連合軍解散後、長安を訪れて貂蝉の董卓暗殺計画に協力する。董卓の死後は各地を放浪し、徐州牧に就任するが、呂布に敗れたため「曹操が保護している皇帝に臣従する」という形式で曹操の下に身を寄せる。正史や演義と異なり「官渡の戦い」まで曹操の下にいたが、朝廷や人命を重んじない彼と共にいる事が出来ずに脱走する。趙雲や諸葛亮、月英と合流し、荊州牧・劉表の客将となる。当初は関羽や張飛のことを「自分に武力を貸してくれる女性」としか見ていなかったが、黄巾党討伐の日々や董卓との賭けを経て、互いに信頼を築いていく。武力は人並み程度でしかないが、卓越した判断力と奇抜な発想力、そして人徳を備えている。ただし、自分では「守られてばかり」「今ひとつ頼りない」と認識している。
関羽(かんう)※
黒髪で長髪の女性。冷静沈着な性格で、何かと突っ走りがちな張飛を抑えている。劉備の義妹で彼を「兄上」と呼ぶ。張飛からは「姉貴面して背負い込むな」と言われたことがあり、関羽が義姉・張飛が義妹という位置づけになっている。当初は濃赤色の衣装だったが、劉備が徐州牧に就任してからは薄い桃色の衣装を着るようになる。また、髪の色も赤くなっている。かねてより黄巾党討伐を志していたが、女性というだけで既存の義勇軍に参加することが出来ず、張飛と放浪していた。ある日、高い志を持つ青年 劉備と出会い、彼を頭目にして自分と張飛が参加できる義勇軍を結成することを考え付く。当初は劉備のことを「高い志を持つ興味深い男」「頭目として祭り上げる対象」としか見ていなかったが、黄巾党討伐の日々や董卓との賭けを経て、互いに信頼を築き、想いを寄せるようになっていった。張飛には及ばないものの、人並み外れた腕力と技量を備えている。また、兄妹の中では教養豊かな方である。
張飛(ちょうひ)※
茶髪をアップにまとめた女性。明朗快活な性格。「俺」という一人称をはじめ、男言葉を使う。劉備の義妹で彼を「兄貴」と呼ぶ。関羽には一度「姉貴面して背負い込むな」と言ったことがあり、張飛が義妹・関羽が義姉という位置づけになっている。ただし、関羽を「姉貴」と呼ぶことは滅多に無い。劉備が徐州牧に就任してからは髪をおろし、髪色も赤茶色に変わる。また、セパレート型で胴部の露出が多かった(ヘソは帯で隠していた)衣装を、ワンピース型の衣装に改めた。人並み外れた怪力を備えており、成人男性一人なら軽々と投げ飛ばせる。劉備軍随一の巨乳の持ち主。酒好きではあるようだが、演義ほど頻繁に酒を飲む場面は無い。
簡雍(かんよう)
黒髪を逆立てた、いかつい体格の青年。劉備たちの義勇軍に参加した楼桑村民の一人。もともと黄巾党の襲撃で家族や畑を失っていたことと、張飛や劉備の人柄に惹かれ、黄巾討伐後も劉備たちと行動を共にする。特技は頭突きだと自称しているが、それ以外では能力的に特筆する部分は無い。腕力は人並み以上にあるようだが、張飛や関羽には及ばない。ゆえに、関羽からは「今ひとつ頼りない人」呼ばわりされている。また、義勇軍結成時から登場しているにもかかわらず、名前が明らかになるのが黄巾党壊滅後だったり、最終ページにおける「蜀の主力」に名を連ねていなかったりと、不遇な扱いをされている。ただし、軍内で孤立ぎみの趙雲を支えるなど一行のムードメーカーとして不可欠な存在であり、彼がいなければ劉備軍は成り立たないとも言える。
趙雲(ちょううん)※
黒髪を一本に纏めた若武者。クールな性格。元は公孫讃軍の客将で、反董卓連合軍に赴く途中で劉備たちに出会う。劉備に心惹かれ、連合軍解散後に同行を願い出るが、その時は劉備に遠慮されて公孫?軍に居残る。二度目の登場時は、独自に兵力を蓄え、劉備軍に参加する。当初は少年と思われていたが、後に戦で負傷した際に女性であることが判明した。もとは常山郡の農家の娘で、父と継母と、血の繋がらない兄と平和に過ごしていた。十代前半のとき黄巾党が台頭し、兄が義勇軍入りを強制されるのを見かねて、男と偽って代わりに義勇兵になる。
諸葛亮(しょかつりょう)※
小柄な10歳前後の少女。黄巾党壊滅後、劉備たちが太平要術の巻物を探す旅の途中で初登場する。幼い頃に両親を亡くし、伯父に引き取られる。正史や演義とは異なり、伯父一家の家計を助けるために兄の諸葛瑾と二人で暮らし始める。諸葛均をはじめとする他の家族の存在については言及されない。一度、叔母のもとで居候していたのだが、明晰すぎる頭脳を近所住民から怖れられ、兄と二人で水鏡塾の近くに移り住む。僅かな情報で董卓の台頭を予見し、劉備たちから董卓への説得に協力を仰がれる。この時は諸葛瑾が劉備たちを信用しなかったので、同行できなかった。二度目の登場時には、10代半ばの容姿に成長。心境の変化を経た諸葛瑾の後押しもあり、劉備軍の軍師になる。董卓の死亡(192年)から官渡の戦い(207年)まで15年の歳月が流れており、再登場時には20代になっているはずだが、前述したとおり10代半ばの容姿で再登場した。また、劉備一行もこの現象を大して気に留めた様子が無い。
月英(げつえい)
長い黒髪を三つ編み一本に纏め、眼鏡をかけた、18歳前後の少女。諸葛亮の従姉妹。時々、語尾に「ネ」をつける(例:私の目はごまかせないネ)。現代で言う機械工学に長けており、幾つかの新兵器を開発する。劉備たちが二度目に諸葛家を訪れた際に初登場し、諸葛亮とともに劉備の門下に入る。
曹操軍
曹操(そうそう)
黒髪を短くまとめた、怜悧な青年。身分・性別を問わずに有能な人材を登用する、広い度量の持ち主。しかし、勢力を拡大させるにつれて、冷酷な言動・行動が目立つようになる。若くして官軍・騎都尉の職につき、黄巾党征伐にて活躍する。董卓の台頭時には袁一族と結託して対抗するが失敗に終わる。反董卓連合軍を発起するも、袁紹と決別したあげく、徐栄の攻撃で大打撃を受ける。董卓の死後は皇帝を保護下に置き、呂布、袁紹といった強敵を滅ぼし、中原を統一する。以後は荊州制圧に力を注ぎ、完全に国を統一し、新しい漢を作り上げることを目指す。強い信念を持つ劉備に興味を寄せているが、力を付けるに伴い非情に徹する様になったことで相容れなかった。
夏侯惇(かこうとん)※
黒髪の長髪で、左眼の部分を眼帯で覆った長身の女性。曹操、夏侯淵とは従姉妹同士。当初は素肌の上に面積の狭い甲冑を着けるという上半身の露出が大きい衣装だったが、後半からは着物の上に甲冑を着けるようになる。下半身は大きなズボンを終始はいており、露出は控え目になっている。強い信念をもつ劉備を気に入っており、「孟徳より先に出会っていたら、ついていったかもしれない」と評する。
夏侯淵(かこうえん)※
長い髪を一本にまとめた小柄な体格の女性。曹操、夏侯惇とは従姉妹同士で、最年少。弓矢の名手で、呂布との戦いでは弓隊の指揮で活躍する。ただし、人物眼には難があるのか、あまり劉備たちのことを評価していない。また、曹操のことを「恋人」を自称するほど慕っているため、彼が劉備を重く扱うことで不機嫌になる。当初は緑色で半袖の上着を着ていたが、後半からは袖なしになる。また、下半身はミニスカートになっており、夏侯惇とは対照的に「上半身の露出が控え目で下半身の露出が多い」衣装となっている。
曹洪(そうこう)※
柔和な顔立ちの若武者。曹操の一族。曹操の身代わりになって董卓軍に討たれる。
曹仁(そうじん)※
髪を短く切りそろえた女性。血気盛んな性格。曹操の一族。曹操軍が弱小勢力だった頃は頼りにされていた。後半は荊州北部に駐屯し、形勢間もない劉備軍に戦いを挑む。見栄を張って、不慣れな「八門金鎖の陣」を行って敗れたため、曹操から冷遇されるようになる。長坂橋で関羽に一騎討ちを挑むが一合も持たず、討ち取られる。
李典(りてん)※
曹操軍の部将。反董卓連合軍結成時、曹仁と曹洪に連れられて曹操軍に参加するが、このときは名前だけの登場。後半、荊州に駐屯する曹仁の配下として登場。劉備軍に戦いを挑む。
楽進(がくしん)?
曹操軍の部将。曹仁と曹洪が李典と一緒に連れて来たらしいが、反董卓連合軍結成時に名前が出ただけで、本作では姿を見せていない。


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