DEEP_RIVER
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、宇多田ヒカルのアルバムについて説明しています。その他の用法については「ディープリバー」をご覧ください。
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}宇多田ヒカル > 宇多田ヒカルの作品 > DEEP RIVER

『DEEP RIVER』
宇多田ヒカルスタジオ・アルバム
リリース2002年6月19日
2002年9月30日(アナログ盤)
録音2001年 - 2002年
Studio Terra
Bunkamura Studio
ジャンルJ-POP
R&B[1]
ダンス・ポップ[2]
ロック[1]
時間54分56秒
レーベル東芝EMI/イーストワールド
プロデュース三宅彰
宇多田ヒカル
宇多田照實
チャート最高順位


週間1位(2週連続 オリコン

2002年7月度月間1位(オリコン)

2002年度年間1位(オリコン)

オリコン歴代アルバムランキング9位

ゴールドディスク

3ミリオン(日本レコード協会

宇多田ヒカル アルバム 年表

Distance
(2001年)DEEP RIVER
(2002年)ULTRA BLUE
(2006年)Exodus
(2004年)
(Utada名義)Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1
(2004年)
(ベスト盤)

EANコード

.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}EAN 4988006178991(CD)EAN 4988006180284(レコード盤)

『DEEP RIVER』収録のシングル

FINAL DISTANCE
リリース: 2001年7月25日

traveling
リリース: 2001年11月28日


リリース: 2002年3月20日

SAKURAドロップス/Letters
リリース: 2002年5月9日

ミュージックビデオ
「DEEP RIVER」 - YouTube
テンプレートを表示

『DEEP RIVER』(ディープ・リバー)は、2002年6月19日東芝EMIより発売された宇多田ヒカルの3rdアルバム。宇多田ヒカル史上最も短い、前作から1年3か月をあけてのリリースとなっており、宇多田の10代最後のアルバムである。宇多田は本作で本格的に編曲を行うようになり、デビュー以来多くの宇多田の楽曲を手掛けてきた河野圭とともにアレンジャーのクレジットに名前が刻まれている。

ジャケット写真や遠藤周作の『深い河』にインスパイアされたタイトルからも窺える通り、暗く内省的な世界観が打ち出されており、楽曲もマイナーコードを主体としたものが多い。また、デビュー以来のR&Bというジャンルの枠を完全に超え、ハウス2ステップなどのダンス・ビートやロックアレンジなどでサウンド面での広がり見せつつ、全体的にジャンルレスな音楽性となっている。

アルバムは、シングル「FINAL DISTANCE」「traveling」「」「SAKURAドロップス/Letters」とその他の新曲の全12曲で構成されている。本作は、国内歴代5位となる初動売上235万枚を記録したほか、累計売上枚数は歴代アルバム売上第9位の360万枚となっている。また本作で宇多田は、オリコンアルバムランキング3作連続年間首位を記録した。
背景

宇多田ヒカルは2001年3月に2ndアルバム『Distance』を発売した。発売後に収録曲「DISTANCE」をシングルカットすることが決定した際、宇多田は「この曲をオリジナルだけで出すのはシングルとして納得いかない」と感じ、リミックスでもリカットでもなく「新曲」として作り直すことにした[3]。その際オリジナルにあったビートを廃すなどの奇抜な手法でバラードにリメイクし、完成した曲を聴いて宇多田は「こんなに旨いものがあったのか!」「ものを作るのってこれぐらい大きい仕事なんだ!」と感動し、新しいアルバムのヴィジョンが見え始めたという[4]。またこの曲以降、楽曲の編曲クレジットに宇多田の名前も記載されるようになる。なお、宇多田は同年1月からコロンビア大学を休学しており、後に「今しか作れない音楽、今しか歌えない音楽がある気がした」、またこの頃から「自分に意思でミュージシャンになったという意識が芽生えた」と振り返っている[5]。そして宇多田は公式サイトへの書き込みの更新頻度も減るほどに楽曲制作に打ち込むようになった[6]。また、同年9月11日ニューヨーク同時多発テロが発生したが、翌日には宇多田の無事がスタッフから報告されている[7]11月28日に「traveling」を発売。翌年1月に19歳の誕生日を迎えると、2月にはNYレコードレーベルIsland Def Jam」と専属契約を結んだことを発表[8]、またスイスで開かれた世界経済フォーラム(通称ダボス会議)でもパフォーマンスを披露した[9]。3月に新曲「」を発表し、4月にはニューアルバムの完成が間近に迫っていることも報告された[10]。新曲「SAKURAドロップス/Letters」の発売が迫る2002年5月5日、「緊急のお知らせ」として、アルバム制作は無事終了したものの、宇多田の深刻な体調不良により当分のプロモーション活動が休止されたことが公表された。宇多田は同年4月に卵巣腫瘍(良性)が発覚し、同月10日にその摘出手術を行っていた。しかし、術後の治療に不可欠な女性ホルモン副作用が著しく、このまま仕事を続けていくのが不可能な状態になっていたという[11]

アルバムは、約1年という宇多田ヒカル史上最短期間で制作された。宇多田はこれについて、当時のインタビューで「たぶん、今、急いで作んなきゃ作れないんじゃないかなと思ったからかなぁ?今の私にしかできないだろうなと思って。自分がどんどん変わってっちゃうのがわかるから…」と語っている[12]。デビュー当時から宇多田の制作に関わってきた三宅彰は、この曲作りのペースアップの背景には「彼女のプロ意識の芽生え」があると語っている[13]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:119 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef