DEATHTOPIA
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この項目では、漫画について説明しています。その他のDEATHTOPIAやディストピアについては「デストピア」をご覧ください。

DEATHTOPIA
ジャンル異能サスペンスアクション青年漫画
漫画
作者山田恵庸
出版社講談社
掲載誌イブニング
レーベルイブニングKC
発表号2014年10号 - 2017年1号
発表期間2014年4月22日 - 2016年12月13日
巻数全8巻
テンプレート - ノート

『DEATHTOPIA』(デストピア)は、山田恵庸による日本漫画作品。『イブニング』(講談社)にて、2014年10号から2017年1号まで連載された[1][2]。単行本はイブニングKC全8巻。
概要

作者が『週刊少年マガジン』(講談社)で連載していた『CHARON』の連載終了から4か月後に『イブニング』へ移籍し、連載が開始された。交通事故の影響で眼に特殊な力を宿した主人公と、彼の前へ現れた謎の美女3人組[3]の視点から、シリアルキラーたちの脅威に立ち向かうサスペンス調の物語や、それにまつわる異能の力、そして物語が進むにつれ、自分の意のままの新世界を創造しようと暗躍している黒幕の野望が描かれるが、そこには過去作品の『エデンの檻』『CHARON』にも盛り込まれたアクション描写やそれら以上に過激な人体損壊を伴うグロテスク描写に加え、青年誌ならではの美女たちによるセクシー描写が盛り込まれている。

作者のこだわりの1つであるSF的要素については、連載開始当初は異能の設定だけにとどまっていたが、後にはそれらが未知のウイルスによるものという、ウイルス進化説を設定に採用したことが明かされている。

タイトル名のデストピア(暗黒郷)はユートピア(理想郷)の正反対の社会を意味する英語の語句であり、作中にもそれを挙げるシーンが存在する[4]

作中の舞台や背景として、主人公たち主要人物が集う警視庁庁舎をはじめ、第1話では練馬区栄町新宿区歌舞伎町、第2話では東京ドームシティラクーアビッグ・オー(名称やロゴデザインは一部変更)、第3話では西武池袋線小手指駅行き30000系電車、第7話ではQVCマリンフィールドセ・パ交流戦に訪れていた横浜DeNAベイスターズ応援歌も含め、著作権表示付きの実名)、第14話では東京国際空港、第51話では味の素スタジアムなど、関東地方の各所が登場している。

作者の過去作品からのスター・システム要素は本作にも盛り込まれており、『EX 少年漂流』からは暁源三が刑事、『エデンの檻』からは真理谷四郎と彼の姉に加えて操栖モトコがモブキャラクター、九重右弦が刑事、大森夏奈子が九重の妻、左治一馬が主人公の友人、林西トオルが敵の一員、高橋あすかが看護師、松本美智香が警視庁庁舎の受付嬢、鈴木綾一が敵の雑兵、『CHARON』からは福寿幸と桜川円が地下アイドルという役回りを与えられてそれぞれ登場している。
プロモーション

第1話は、『イブニング』の「春の5大新連載」の第1弾として2014年10号の表紙+巻頭カラー4ページ+モノクロ55ページ[1][5]という待遇での開始を経て、講談社のモーニングアフタヌーン・イブニング合同Webコミックサイト『モアイ』で無料公開された[6]。その後、好評を得て同年7月に単行本第1巻が発売される際には発売記念フェアが開催され[7]、同巻の直接の続きでもある第7話が同年16号の表紙+巻中カラーを飾った。同巻は主だったランキングの上位へランクインこそしなかったものの売れ続け、同年8月31日には重版が決定した[8]。これを記念し、同年21号には第12話と第13話が同時掲載された。

2014年11月に単行本第2巻が発売される際にも発売記念フェアが開催された[9]。それに際し、紀伊國屋書店では新宿本店限定で同巻に限定ペーパーを封入する、店内に作者の直筆サイン色紙を展示するなどのフェアが、発売日である同年11月21日から12月12日まで開催された[10]うえ、発売日当日には作中に登場する小道具をあしらった展示も実施された[11]。また、同時期放送のテレビアニメ蟲師 続章』の放送枠では同巻のCMが放送された[12][13]。そのほか、一部書店向けにキャラクター別のミニポスターも制作された[14]うえ、東京臨海高速鉄道りんかい線国際展示場駅では同年12月24日から12月30日まで本作の宣伝ポスターが構内に掲示された[15][16]

2015年2月に単行本第3巻が発売される際にも発売記念フェアが開催された[17]。それに際し、紀伊國屋書店では新宿本店限定で第2巻と同様のフェアが、発売日である2月23日から同年3月15日まで開催された[18][19]。また、同時期放送のテレビアニメ『純潔のマリア』の放送枠では第3巻のCMが放送された[20]ほか、同巻の帯にはオリジナルグッズプレゼント企画の応募券が付属した[21]。『イブニング』の同年7号では、作者の描き下ろしによる同巻着せ替えカバーの応募者全員プレゼント企画が実施された[22][23]

2015年6月に単行本第4巻が発売される際にも発売記念フェアが開催された[24]。同日に発売された『イブニング』の同年14号では本作が表紙を飾った[25]うえ、作者の描き下ろしによる同巻着せ替えカバーの応募者全員プレゼント企画が実施された[26][27]。その後、発売から1か月足らずの同年7月17日には緊急重版が決定した[28]

2015年7月23日には、『いぬやしき』と『』の新刊発売を記念した無料電子書籍『いぬやしき vs. 累 特別無料マガジン』に第1話が収録された[29]

2015年10月には、単行本第5巻が通常版とは別に40ページのイラスト集付き特装版も発売された[30]。それに先んじて『イブニング』の同年21号では本作が表紙を飾ったうえ、作者の描き下ろしによる同巻着せ替えカバーの応募者全員プレゼント企画が実施された[31][32]。また、書泉では複製原画の展示や抽選でのプレゼントなど、発売記念フェアが発売日である10月23日から同年11月23日まで開催された[33]。それに加え、発売日にはTOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』で同巻が紹介された[34]

2016年3月に単行本第6巻が発売される際には、それに先んじて『イブニング』の同年5号で本作が表紙を飾った[35]うえ、同年6号掲載の第47話の扉絵と作者の描き下ろしによる同巻着せ替えカバーの応募者全員プレゼント企画が実施された[36]。また、同年7号では第1巻から第5巻までの全巻重版が決定したことや、第6巻でサイン入り複製原画かクリアファイルが抽選で66名に当たる大感謝祭が開催されることが発表された[37]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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