DCコミックスの作品世界である「DCユニバース」とは異なります。
DCユニバース
創作者
ジェームズ・ガン
ピーター・サフラン
デヴィッド・ザスラフ
DCユニバース(英: DC Universe)は、DCスタジオが製作する実写作品やアニメーション作品から構成されるフランチャイズ及びシェアード・ユニバース。略称は「DCU」。DCエクステンデッド・ユニバースを前身としており、DCエクステンデッド・ユニバースと同じくDCコミックスを原作としている。 2022年、ワーナーメディアとディスカバリーが統合し、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーが設立され、デヴィッド・ザスラフがCEOの座についた。ザスラフはDCフランチャイズの改革に乗り出し、DCフィルムズに代わる「DCスタジオ」を設立、その共同会長兼CEOとしてジェームズ・ガンとピーター・サフランを任命した[1]。そして、ワーナーの幹部のマイケル・デ・ルカ並びにパメラ・アルディから「ジェームズ・ガンとピーター・サフランがチームに加わり、DCユニバースの統括を担うことにこの上ないほど興奮している」との声明が出され、DCスタジオで「DCユニバース」と称される新たなDCフランチャイズが計画中であるらしいことが伝えられた[1]。 2023年1月、DCスタジオは新たなDCコミックスの映像化作品10本とともに、今後8?10年にわたる「DCユニバース」の計画の一部を発表した[2][3][4][5]。DCユニバースはDCエクステンデッド・ユニバースを部分的にリブートする形で創られ、DCユニバースでは実写作品とアニメーション作品が結び付き、映画作品もテレビ作品もゲーム作品も同じ世界で絡み合い、キャラクターたちは一貫して同じ俳優が演じるという[2][4][5]。ジェームズ・ガンはこの発表とともに「DCの歴史は滅茶苦茶だった」「自分に微笑んだクリエイターにパーティーの景品のようにIPを与えていた」と述べ、アローバース、DCエクステンデッド・ユニバース、スナイダーバース[注 1]……と幾つものユニバースを並行して製作していたDC/ワーナーの前体制を批判した[2][6][7]。この批判に関連して、デヴィッド・ザスラフも2022年11月に「今後はバットマンが4人もいたりしない」と述べている[8]。 もっとも、DCユニバースの最初の10作品の中にはバットマンの作品もスーパーマンの作品もあるが、それらとは別にマット・リーヴス監督のバットバースやタナハシ・コーツ脚本のスーパーマンの新作映画も「DCエルスワールズ」作品として引き続き製作される[2][9][10]。
沿革