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1993年にセガから発売された対戦格闘ゲームの「ダークエッジ」とは異なります。
DARK EDGE
ジャンル学園ホラー
漫画
作者相川有
出版社メディアワークス
掲載誌月刊電撃コミックガオ!
レーベル電撃コミックス
発表号1998年8月号 - 2006年4月号
巻数全15巻
話数全90話
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プロジェクト漫画
『DARK EDGE』(ダークエッジ)は相川有による漫画作品。表紙は単色、背表紙には漫画内のセリフの一部が書かれていて、ホラー仕立てになっている。ドラマCD化もされた。 高城九郎は母親の死と同時に現われた父親からの使いであるという天野という男性に四辻学園に連れて来られる。父親はこの学校の理事長だということで高城九郎は四辻学園に転入することになる。まず佐藤という教師から校則で日没後の四辻学園に居残ることは禁じられていると言われる。日没後の四辻学園に居残ってしまった高城九郎とクラスメイトは人間ではなくなっていた四辻学園の生徒岡元と対峙する。
あらすじ
作中用語
四辻学園
病院跡地を買い取られ作られた新設校。偏差値不問、学費格安。カリキュラムは独自の物を採用しており自由な校風が特徴。校章は十字をあしらったものとなっている。学園の敷地は高い塀に囲まれ、日没以降、生徒が校内に残ることは禁止されている。作られた本当の目的は、不死族の王レメクが残りが少なくなった不死族を結界の中に囲い込んだ避難所。不死族を人間と共存させるために作られたものであり、生徒は全員素質者で、人間と共存できそうな不死族を教師にしている。
不死族(ノスフェラツ)
人間に擬態した化け物。人間を捕食するが、人間しか食べられない訳ではない。ただ、味覚が人間とは異なり、人間の食べ物を不味く感じる。その能力は様々で、人間を超える怪力、用途に応じて肉体を変化させる、結界を張る、嗅覚などの五感が優れている、他の動植物と同化する等。力が強いためか不器用な傾向がある。強力な再生能力を持ち細胞単位で生きているためそうそうの事では死なないが、身体の大半を失うなど再生不可能な状態になる事が不死族としての死である。同族殺しはタブーであり、イビルジーンの本能によりする事が出来ない。素質者の体内に劣化していないイビルジーンが入ることによって不死族に生まれ変わる。生殖活動はしないので精子などは存在しない。人間のように考え行動しているように見えるが、イビルジーンの本能に従い性格は好みの人間を捕食するのに有利なように形成される。好みは人間時代の経験と親の好みが影響する。不死族の世代によって親の影響が異なり、王に近いほど不死族的で、末端にいくほど人間味が強い。同族であろうと自分のイビルジーンの系譜以外の者の死には関心がない。フェロモンで相手から寄ってくるため、不死族として力の強い者ほど捕食対象にこだわり、弱い者ほど相手を選ばない。不死族には王(キング)が存在し、現在の不死族は園部以外すべてレメクの子供たちである。思考や行動はイビルジーンに支配されているが、佐藤が教師の役割を気に入り生徒を助ける、上津加が絵美を守るなど、イビルジーンの本能だけでは説明のつかない行動も見られる。
シード
人間を不死族の王たらしめるもの。種子のような形状で、所有者の体内に存在する。普通の人間はシードに耐えられず、体内に入りしばらくすると死ぬ。シード所有者が死亡すると種子から体内に根を張り、数年後に王として復活する。その際には、体内のシードが破壊されていないことが条件となる。王は不死性を獲得するが、シードを体内から取り出されると死亡する。男性の王は新しい眷属、不死族を生み出す能力を持つが、女性の王は不死族を作らず男性の肉体を使い生まれ変わる。作品中ではレメクが保持しており、自分の子供達にシードを受け継がせていた。シードには雄型と雌型があり、受け継がされた子供は男女の双子で生まれる(堕胎は出来ない)。まだ胎児であった時に、双子の姉が死去してしまった高城九郎のみ、二つ合わさった完全なシードを受け継いだ。シード所有者が指輪を付けた状態でイビルジーンを受け取ると、王になれない代償として強力な不死族になる。シードを持って生まれた者は初めから王となるべき身体で生まれる。そのため不死族になっても王としての特徴を持ち合わせる。雌雄二つ合わさった完全なシードは、死亡しても王にならず人の体をすり抜け、親から子へと受け継がれる。人間だった頃の園部、エステルが発見した際はイチジクの実のような形で5つ木に生っていた。大地から養分を吸い尽くし回りを荒野にしたという。木は実を採った際に消えた。
使い魔
シード所有者の母親が死ぬと出現する守護者。形態は多様で、生まれた時から成体の姿をしている者もいれば、ポチのように幼体から成長するものもいる。シード所持者の死に際して大きく成長する。主人に忠実で、使い魔によって性格が異なる。
契約の指輪
レメクがシードを持った子供たちに合わせ自分の足の指を使って作った指輪。はめるとシードが持っているイビルジーンへの守護の力が封じられる。王、または不死族になるか、レメクが死んで壊れるまで外れなくなる。
イビルジーン
不死族の体内にあるウイルスのようなもので、不死族の存在の根源。素質のある者が感染すると不死族になる。素質のない者にイビルジーンを与えると、イビルジーンを排出しようとし体中の細胞が破壊され、死に至りゾンビとなる。死んだ者にイビルジーンを与えてもゾンビになる。素質者ならば不死族となるが、イビルジーンは世代を経るごとに劣化し、力を失っていく。劣化したイビルジーンを素質者が取り込むとキャリアといわれる超能力者になり、不死族に対抗する力を持つ。ナクティスが生まれ変わる為に男の体を使う時は感染する事はない。
ゾンビ
不死族に食われた人間の成れの果て。死体にイビルジーンを加える事でも作れる。生前の技能は受け継がれ、さらに親の特性も加えられる。最初は普通の人間と変わらないが、段々と呂律が回らなくなり、行動からも生気が失われてゆく。細胞がイビルジーンの本能に従っているだけなので、バラバラにされても土屋が修理すれば元通りになる。素質者のゾンビは通常と異なり、若干ながら不死族のように思考などができる。ゾンビは上位の不死族を恐れ、親不死族に従順である。