DAN_DOH!!
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『DAN DOH!!』(ダンドー!!)は、「週刊少年サンデー」に連載されていた坂田信弘原作、万乗大智による漫画作品。現在コミックスが新装版で刊行中。 目次

1 概要

2 ストーリー

2.1 DANDOH!!(コミックス全29巻)

2.2 DANDOH!! Xi(コミックス全15巻)

2.3 DANDOH!! ネクストジェネレーション(コミックス全4巻)


3 登場人物

3.1 「DANDOH!!」で初登場

3.2 「DANDOH!!Xi」で初登場

3.3 「DANDOH!!ネクストジェネレーション」で初登場


4 TVアニメ

4.1 放送局

4.2 キャスト

4.3 スタッフ

4.4 主題歌

4.5 各話リスト


5 外部リンク

概要

『DAN DOH!!』は1995年15号から2000年30号まで、続編となる『DAN DOH!! Xi』(ダンドー!! ザイ)は2000年32号から2003年19号まで、さらにその続編となる『DAN DOH!! ネクストジェネレーション』(ダンドー!! ネクストジェネレーション)は2004年17号から2005年1号までそれぞれ連載された。

2004年にはテレビアニメが放送された。
ストーリー
DANDOH!!(コミックス全29巻)

ある日、熊本市の小学校に通う野球少年、青葉弾道(通称:ダンドー)は学校でプロゴルファー新庄樹靖の試合のビデオを観て、ゴルフというスポーツを知る事になる。その後、ひょんな事から新庄本人と出会い、幼馴染である砂田優香や大池弘平と共にゴルフの指導を受ける事になる。

持ち前の運動神経も手伝って、ダンドーは様々なゴルフセンスを身に着けていく。その中で、プロゴルファー赤野拓也と共にダンドーは「全日空オープン」でキャディとして出場し、赤野を見事優勝へと導いた。その後も「KBCオーガスタ」や「タイ・アジアンマッチ」に出場し、様々な強敵と戦っていった。

そして、中学生となったダンドーは新庄や赤野を追って、彼等が出場する「全英オープン」を目指して旅立った。
DANDOH!! Xi(コミックス全15巻)

「全英オープン」を目指してセント・アンドルーズへと旅立ったダンドーは、経由地であるタイで、極悪組織のボスの娘ラミア・タンティンと出会う。ダンドーのゴルフに魅了されたラミアは、キャディーとして、全英出場を目指すダンドーと共に旅に出る事に。デロン王国から来たゴルファー、ムクムク王子と、全英への出場枠を懸けて激突。見事にムクムクを下し、全英出場権を得た。しかし、ラミアが試合前日に生き別れた双子の姉、エバ・スターリングが誘拐され掛けていたのを救出しようとして負傷。代わりに姉のエバがダンドーのキャディを務める事になった。

全英当日、師・新庄や赤野との再会を果たし、新庄に導かれながらダンドーはスコアを伸ばして行く。その後、病に倒れた新庄に代わって、宿敵「ラファエル・バーン」と一騎討ちをし見事勝利を収めた
DANDOH!! ネクストジェネレーション(コミックス全4巻)

ある日、療養していた師・新庄が病死した事を知ったダンドーたちは、新庄が企画していたゴルフ大会「新庄インビテーショナル」の会場へと向かう。しかし、そこは新庄の後継者を名乗るローマンスター社の会長「ルチオ・フルチ」に乗っ取られてしまっていた。ダンドーは仲間達と共にルチオに立ち向かう。その中で、ダンドーを「全英オープン」で見て憧れたという小学生、竜之介がダンドーのキャディを務める事になった。今回の物語は師・新庄の想いをダンドーから竜之介、つまり次の世代へと受け継がれていく様が描かれている。
登場人物
「DANDOH!!」で初登場
ダンドー / 青葉弾道(あおばただみち)
- 山口勝平(サンデーCM劇場)本作の主人公。あだ名は「ダンドー」。当初は野球で活躍していたが、野球のバットよりも早く、遠くに弾を飛ばせるゴルフに魅了され、新庄と出会った事によりゴルフの道を歩む事になる。元から運動神経に秀でていたが、新庄の指導によりゴルフの技術やセンス、ゴルフに対する真摯さを身につけ、度重なる困難を乗り越える事でその才能を爆発的に開花させていく。ゴルフに関して熱意がある反面、無理をしがちで子供が故の肉体の脆さから無理がたたって本番で負傷、体を壊す事も多い。ゴルフとしての試合経験の他、キャディとして参加する経験もあるが、その際も無理をして負傷したケースもある。とある事情から母と別居中の父子家庭に育ち、母親がいると聞いた北海道に単身向かう一面もある。小学生当時赤野のキャディーとして参加した大会で出会った帝王ジャック・ニクラウスに認められるものの、英語が理解できなかったため言葉を交わせなかった事を悔やみ英語を洋画を字幕スーパーなしで見られるほどに独学で勉強したこともある。「Xi」の頃には最早ゴルフという枠に収まらないスーパーショットを多く出す。年齢ももうじきプロになれる頃に差し掛かっていたが彼自身はプロ、アマチュアという枠にはあまり興味がないようで、通学している中学校で自らが設立したゴルフ同好会でゴルフを続けている。
砂田優香(すなだゆか)
ダンドーの幼馴染で、野球チームの仲間。ダンドーと共に新庄の元でゴルフを学び、ゴルファーの道を志す。両親が東京へ引っ越した為、ダンドーの家の居候となる。ダンドーには小学生の頃から好意を寄せている。全英オープンの際にはダンドーの活躍をいち早く聞く為に、携帯ラジオを手に中継を聴いたり、学校に忍び込む事もあった。後に全英オープンに予選でドライバーを壊してしまったダンドーに自分のドライバーを届けるため、後を追うこともあった。
大池弘平(おおいけこうへい)
ダンドーの幼馴染で、野球チームの仲間。ダンドーと共に新庄の元でゴルフを学び、ゴルファーの道を志す。ダンドーとは競い合いながら腕を磨いていたが、次第にダンドーとの力量さに開きが生まれ始め、内心焦りを感じていた。親の転勤でアメリカに引っ越す事になりダンドーや優香とは離れ離れになってしまうが、アメリカでもゴルフを続ける事を決める。「Xi」の頃にはアメリカのアマチュアのゴルフ大会で好成績を収めている。
新庄樹靖(しんじょうみきやす)
ダンドー達の師匠で、伝説のプロゴルファーと呼ばれる。ダンドー達の住む町で隠居生活を送っていたが、新庄宅の庭木を切ってゴルフクラブを作ろうとしたダンドーらと出会う。新庄の事を知っていたダンドーにゴルフの教授をせがまれてテストを課し、それに合格した彼らを指導する事になる。物腰穏やかで心には強い信念とゴルフへの愛情を持った青年だが、体は病に蝕まれておりボロボロである。それでもダンドーらの指導を通じてダンドーらのゴルフへの熱意を感じ、彼らにゴルフの未来を見せる為、全英オープンに再び出場を決意する。全英オープンでは至上最高と言われるスコアを残しながらも、最終ホールで体が限界となり、目も見えず耳も聞こえないような状態で延々とパットを外し続けたが、キャディとなったダンドーの導きで見事カップインし、その姿には惜しみない拍手が贈られた。その後はダンドーら未来のゴルファーの為に一つのゴルフ場を建設を計画し、見事完成するもダンドーが新庄からの手紙に気づかず、共に最後のゴルフをする事は出来なかった。その生涯はゴルフ界にとどろいており、それを悪用しようとたくらむ者も現れたが、彼を心底慕うものもまた多かった。
赤野拓也(あかのたくや)
ダンドーが慕うプロゴルファーで、彼にとって良き兄貴分と言える存在。ぶっきらぼうだが根は優しい性格。ダンドーが九州大会に出場していた時、彼を毛嫌いするゴルフ協会会長の命令で監視することになり、それがきっかけでダンドーと出会う。かつてギャラリーを殴った為にプロ資格を剥奪されたことがある。全英オープンでは新庄のキャディも務めた。九州大会後、ダンドーの師である新庄の推薦で北海道で行われる全日空オープンのゴルフ大会に推薦選手として参加する。その大会でダンドーをキャディに指名し、初日最下位だったが、ダンドーのキャディとしてのコースマネジメントと本人の技術で3日目には3位まで這い上がった。元から持ちえていたセンスか、はたまた「クソッタレ場」での練習が下地になっていたのか、場末のプロゴルファーだったとは思えないほど高い実力を持ち合わせており、帝王ジャック・ニクラウスと対峙した時も一歩も引かない接戦を繰り広げた。後にダンドーのキャディを務めた戸高とコンビを組んで全英オープンにも出場している。
風間竜二(かざまりゅうじ)
スポーツジムでダンドーが出会った少年。ダンドーのゴルフを見て以降、彼をライバル視するようになる。ダンドーは風間の事を「メカゴジラ」と呼んでいる。
石神一郎(いしがみいちろう)
数々の外国の大会で優勝している、石神兄弟の兄。性格は冷静でほとんど無口。
石神二郎(いしがみじろう)
一郎の双子の弟。
横田健吾(よこたけんご)
ダンドーたちが練習している時に、突如割り込んできた少年。ダンドーたちを挑発し新庄のことまでも馬鹿にしたため、ダンドーを怒らせてしまった。その後ダンドーたちに勝負を挑んでくる。
「DANDOH!!Xi」で初登場
ラミア・タンティン
タイの極悪組織のボスの娘。ダンドーのキャディとなる。全英オープンに向かう途中に荷物を盗まれたダンドーと出会い、彼に協力。そのまま全英オープンまで同行することになる。ダンドーの事はタイ・アジアンカップの活躍で知っており、初登場の時からダンドーに好意を寄せていたが、友人ですらいられなくなるかもしれないと自身が女の子であることを隠していた。物語の最終エピソードの最中ではダンドーに女の子だったと気付かれていた。後にダンドーと優香の通っている日本の中学校へ転校。父が日本でゴルフビジネスを始めるという口実もあるようだが、本音は違うと優香に指摘されてしまう。以降は優香とはダンドーをめぐってのライバル関係(単にいがみ合うだけではなく、その心情を解り合い、時に打算なく手を結ぶこともできる本当の意味でのライバル関係)にあり、当然のごとくゴルフ同好会に入会している。ちなみに口実の「ゴルフビジネス」に関しては「父親の運営」と言うよりもラミア自身が実質的な運営指揮権を持っているようで、こと関連ビジネスにおいては父の組織のほぼ全権を掌握しており、現在は極悪組織時代からいる組織人員の意識改革やビジネスの拡充に苦慮している。むろんダンドーへのサポートも公私共に優れたキャディであろうと全身全霊で取り組んでいる。
ムクムク王子
海に沈みそうな小国の島国・デロン王国の王子、ダンドーの永遠のライバルであり親友となる。小国でゴルフ場も満足に作れないような貧乏国家であるため、ゴルフ技術は大変荒削りながら、無風であれば160ヤード以内の距離をピンポイントで沈めてしまうハイレベルなアプローチテクを持っており、バンカーショットと水面をフェアウェイに見立てた水切りショットにおいてその真価を発揮する。王子という育ちから大変な自信家であり、普段は陽気で軽妙な三枚目だが、内心は潔さと年齢不相応な聡明さを兼ね備えている。
エバ・スターリング
生き別れたラミアの双子の姉。「スターリング」は、亡き母の旧姓。ゴルファーだが、全英オープンでは負傷したラミアに代わりダンドーのキャディを務める。顔はラミアと瓜二つだが、大変な巨乳であり、特に全英オープン初日は、ラミアに化けてバッグを担いだ為、隠し通すのに大変な苦労を要した。当初は妹のラミアを「父母の愛情を独り占めにした」、「父母が自分を捨てた」と恨んでいたが、後に父によってかつて母が自身のために全英への道を放棄したことや当時の父母が置かれていた立場を知らされて和解する。
ラファエル・バーン


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