D-BOYS
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この項目では、男性若手俳優集団について説明しています。遊戯銃メーカーのD-BOYSについては「D-BOYS (遊戯銃メーカー)」をご覧ください。

D-BOYS(ディーボーイズ)は、日本の渡辺プロダクション系列の芸能事務所であるワタナベエンターテインメントに所属する男性若手俳優により構成される集団である。結成は2004年

Dには、drama(芝居)、dream(夢)、debut(デビュー)、discovery(発見)、development(成長、発達)のDが頭文字の5つの英単語の意味が込められている。

弟的な集団としてD2(2013年にD-BOYSと合体)があり、関西版D-BOYSとして劇団Patchがある。
概要

2004年、ワタナベエンターテインメント所属の俳優一太郎遠藤雄弥、そして前年の交通事故の影響で芸能活動全般を休止していた柳浩太郎の3名で結成。新メンバーを募る「第1回D-BOYSオーディション」を開催し、同年7月24日にオーディションの最終選考が行われてメンバーを増員した(ただし、既に芸能活動をしていた城田優のみオーディション以前に加入が決定していた[1])。初期より遠藤がリーダーを務め、2012年の遠藤の卒業にあたり「新たなリーダーは決めない」と明言した[2]

結成発表時のメンバーであった3名全員が舞台『ミュージカル・テニスの王子様』出演経験者であり、D-BOYSはこれ以降も同舞台への出演者を多く輩出している。D-BOYSオーディションの受賞者ではないが、同作への出演が決定したタイミングでD-BOYS加入が発表されたケースもある。また、特撮番組の出演経験者も多い。

結成初期の活動は、写真集の発売やファン向けのイベント開催など。『新春かくし芸大会』などのテレビ番組や事務所主催の舞台に数名が出演していたが、メンバー一同が揃う機会はイベント時のみであった[3]。2006年4月より半年間、レギュラー番組『DD-BOYS』が放送された。メンバー個々は俳優として活動していたが、当時は「俳優集団」という前例もなかったため、後に和田正人などはD-BOYSがアイドルグループだと思われることに対する葛藤があったと明かしている[1]

2007年6月、メンバー総出となる初のオリジナル舞台公演『D-BOYS STAGE VOL.1「完売御礼」』を上演、同作のチケットは15分で完売した[3][4]。以降、D-BOYS STAGE(2012年にDステと改名[2])は定期的に上演され、D-BOYSの活動の中心のひとつとなる[1]

2009年に弟分ユニットD2が結成され、これ以降D-BOYSオーディション受賞者のほとんどはD2に加入となった。D2は翌2010年4月に本格始動と発表され、D2単独でのライブ・イベント開催などの活動を行う。

2010年、ワタナベエンターテインメント設立10周年の記念企画として「2010年 D-BOYS プロジェクト」が始動。年間3作のDステ公演、冠レギュラー番組『D-BOYS BE AMBITIOUS』放送、スペシャルユニットD☆DATEの結成とCDデビューなど、様々な企画を展開した。

2013年10月、「新生D-BOYS」としてD2がD-BOYSに加入することが発表され、過去最大人数の30名(発表時)のグループとなった[5]。同年には「D-BOYSオーディション」が3年ぶりに開催された[6]。D2の合流を除けば2010年の堀井新太以降は久しく新メンバーの加入はなかったが、2015年に宮崎秋人[7]、2016年に中尾暢樹と、同じ事務所内でそれぞれ個人で活動をしていた俳優が加入した。
メンバー

D2合流以前のD-BOYSメンバーのほとんどは、「D-BOYSオーディション」受賞者および参加者である。D-BOYS加入以前から他事務所で芸能活動をしていた者も数名いる。同オーディションは2004年から毎年開催されていたが、「メンバーの育成が重要課題」という方針により、2011年・2012年は開催されなかった[6]。なお、ワタナベエンターテインメント所属の若手男性俳優の全員がD-BOYSやD2所属者(在籍経験者)・D-BOYSオーディション参加者というわけではない。

脱退に関して、D-BOYS公式サイトから除名となっても一切の報告がない場合もある。
現メンバー

公式サイトによる順[注 1]

名前よみ生年月日加入時期備考
和田正人わだ まさと1979年8月25日(44歳)2004年10月D-BOYS歴代最年長
鈴木裕樹すずき ひろき1983年10月3日(40歳)2004年12月
新木宏典あらき ひろふみ1983年6月14日(40歳)D☆DATEリーダー
瀬戸康史せと こうじ1988年5月18日(36歳)2005年12月D☆DATEメンバー
碓井将大うすい まさひろ1991年12月3日(32歳)2007年12月第4回D?BOYSオーディショングランプリ
堀井新太ほりい あらた1992年6月26日(31歳)2010年9月D☆DATEメンバー
D☆DATE新メンバーオーディショングランプリ
陳内将じんない しょう1988年1月16日(36歳)2013年10月[注 2]
池岡亮介いけおか りょうすけ1993年9月3日(30歳)
山田裕貴やまだ ゆうき1990年9月18日(33歳)D☆DATE新メンバーオーディションD-BOYS部門グランプリ
大久保祥太郎おおくぼ しょうたろう1995年8月27日(28歳)
宮崎秋人みやざき しゅうと1990年9月3日(33歳)2015年10月
中尾暢樹なかお まさき1996年11月27日(27歳)2016年1月D-BOYS最年少

過去のメンバー

備考にある情報は離籍した時期のもの。その後時間を経ての事務所移籍、引退からの活動再開、といった例も少なくない。詳細は各個人の記事を参照。

名前よみ脱退時期卒業/脱退加入時期備考
一太郎いちたろう2005年3月卒業結成時グランドスラムに移籍
中村勝樹なかむら かつき2005年4月1日[注 3]脱退[注 4]2004年10月事務所離籍
鐵進太郎てつ しんたろう2004年10月事務所離籍
皆川佑馬みなかわ ゆうま2007年2月1日[注 5]脱退2004年10月芸能界引退につき事務所離籍
城田優しろた ゆう2008年7月6日卒業2004年10月事務所離籍
熊井幸平くまい こうへい2008年10月1日[注 5]脱退2005年12月オフィスシュウに移籍
中村昌也なかむら まさや2010年4月6日[8]脱退[8]2007年7月
中川真吾なかがわ しんご2010年11月30日[9]脱退[9]2005年12月事務所離籍
中村優一なかむら ゆういち2011年11月8日脱退[10]2004年10月芸能界引退につき事務所離籍
遠藤雄弥えんどう ゆうや2012年9月17日[2]卒業[2]結成時2021年12月事務所離籍
2022年1月、マイターン・エンターテイメント所属
加治将樹かじ まさき2004年10月
足立理あだち おさむ2004年10月Breathに移籍
五十嵐隼士いがらし しゅんじ2013年11月30日[11]卒業[11]2004年10月芸能界引退につき事務所離籍
上鶴徹かみつる とおる2014年12月25日脱退2013年10月[注 2]事務所離籍
橋本汰斗はしもと たいと2015年12月25日卒業2008年12月事務所離籍
山口賢貴やまぐち けんき2013年10月[注 2]芸能界引退につき事務所離籍
近江陽一郎おおみ よういちろう2016年3月31日卒業2013年10月[注 2]芸能界引退につき事務所離籍
高橋龍輝たかはし りゅうき2016年6月30日卒業2008年7月芸能界引退につき事務所離籍
阿久津愼太郎あくつ しんたろう2016年9月30日卒業2013年10月[注 2]芸能界引退につき事務所離籍
柳浩太郎やなぎ こうたろう2016年12月20日卒業結成時事務所離籍
三上真史みかみ まさし2017年4月30日卒業2007年12月事務所離籍、園芸デザイナーに転身
土屋シオンつちや しおん2018年9月28日卒業2013年10月[注 2]事務所離籍、卒業後はフリー活動
根岸拓哉ねぎし たくや2018年12月26日卒業2013年10月[注 2]事務所離籍、卒業後はフリー活動
白又敦しらまた あつし2019年3月29日卒業2013年10月[注 2]G-STAR.PROに移籍
牧田哲也まきた てつや2020年7月31日卒業2007年7月カクトエンタテインメントに移籍
柳下大やなぎした とも2020年9月30日言及なし2006年12月芸能界引退につき事務所離籍
山田悠介やまだ ゆうすけ2021年3月31日卒業2009年7月事務所離籍、卒業後はフリー活動
西井幸人にしい ゆきと2021年9月30日卒業[12]2013年10月[注 2]事務所離籍、卒業後はフリー活動
2022年4月、プロダクションflanelに所属
前山剛久まえやま たかひさ2022年6月30日[13]言及なし2013年10月[注 2]芸能界引退につき事務所離籍
荒井敦史あらい あつし2023年3月31日[14]卒業2013年10月[注 2]事務所離籍、卒業後はフリー活動
三津谷亮みつや りょう2023年9月30日[15]卒業2013年10月[注 2]芸能界引退につき事務所離籍
志尊淳しそん じゅん2023年12月31日卒業2013年10月[注 2]事務所離籍

D-BOYSオーディション

第1回D-BOYSオーディション

ファイナル開催日:2004年7月27日

受賞者:

グランプリ:中村優一

準グランプリ:五十嵐隼士・中村勝樹

審査員特別賞:和田正人


主な最終選考出場者:荒木宏文・鈴木裕樹

第2回D-BOYSオーディション

ファイナル開催日:2005年7月31日
[16]

受賞者[16]

グランプリ:熊井幸平

準グランプリ:瀬戸康史

審査員特別賞:佐藤雄一[注 6]・中川真吾

第3回D-BOYSオーディション

ファイナル開催日:2006年9月3日[17]

受賞者:

グランプリ:柳下大

準グランプリ:牧田哲也

月刊デ・ビュー賞:牧田哲也

smart賞:三好真[注 7]


主な最終選考出場者:橋本汰斗

第4回D-BOYSオーディション

ファイナル開催日:2007年5月26日[18]

受賞者:

グランプリ:碓井将大

準グランプリ:三上真史


主な最終選考出場者:山口賢貴[注 8]

第5回D-BOYSオーディション

ファイナル開催日:2008年6月1日[19]

応募者総数:約2万2千人[19]

受賞者:

グランプリ:山田悠介

準グランプリ:西井幸人[注 8]

審査員特別賞:三津谷亮[注 8]

第6回D-BOYSオーディション

コンセプトは「毎週がオーディション」[20][21]

ファイナル開催日:2009年9月6日[21]

応募者総数:約2万5千人[21]

最終選考出場人数:10人[21]

受賞者:

グランプリ:阿久津愼太郎[注 8]

準グランプリ:池岡亮介[注 8]

審査員特別賞:近江陽一郎[注 8]・谷川竜一[注 6][注 9]

D☆DATE新メンバーオーディション

スペシャルユニット・D☆DATEの新メンバーを選考するオーディション。全国での予選やネット投票などを経て、最終選考会会場ではファン約500人による投票が行われた[22]。「D-BOYSオーディショングランプリ」部門は、ファイナル開催当日に急遽設けられたものである[22]

ファイナル開催日:2010年9月19日[22]

応募者総数:約3万人[22]

最終選考出場人数:6人[22]

受賞者:

グランプリ:堀井新太

D-BOYSオーディショングランプリ:山田裕貴[注 8]


主な最終選考出場者:今野良太郎[注 8]・前山剛久[注 8]

D-BOYSオーディション10th

D-BOYS結成10周年に先駆けて開催されたオーディション[23]。ファイナル開催の翌日、TBSにてオーディションに密着した特別番組『THE・オーディション?夢はD-BOYS・少年たちの戦い?』が放送された。本オーディション受賞者および最終選考進出から事務所に入所した者はすべて、2014年5月にワタナベエンターテインメントから新設された系列事務所「DIVE'」に移籍となった[24]

ファイナル開催日:2013年11月3日[23][25]

応募者総数:約3万人[23][25]


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