Cytus
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Cytusジャンル音楽ゲーム
対応機種iOS
Android
auスマートパス
開発元Rayark
運営元Rayark
プロデューサーMing Yang
バージョン10.0.0(iOS・2016年9月6日[1]
10.0.10(Android・2018年2月9日[2]
8.0.0(auスマートパス・2015年8月)
人数1人
運営開始日2012年1月7日(iOS版)
2012年4月4日(Android版)
2013年1月4日(auスマートパス版)
対象年齢iOS:4+[1]
Android:3+[2]
売上本数2000万ダウンロード(2018年時点)[3]
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『Cytus』(サイタス)は、台湾のゲームソフト開発会社Rayarkが開発・発売した音楽ゲーム2012年1月7日iOS版が配信開始され、その後、同年4月4日にはAndroid版が、2013年1月4日にはauスマートパス版が配信された。

本稿では、本作のPlayStation Mobile版『Cytus Lambda』(サイタス ラムダ)、日本でカプコンと共同開発していたものの開発中止となったアーケードゲーム版『Cytus Ω』(サイタス オメガ)、Nintendo Switch版『Cytus α』(サイタス アルファ)についても記述する。
概要

2011年9月に設立されたRayarkの初リリース作品。SF的な世界観の中で硬派な物語が展開される。作品の構想はRayarkの創設者でもあるプロデューサーのMing Yang(ミン・ヤン)によるもので、ゲームのプロトタイプはおよそ2週間で制作された[4]

App Storeの説明文によれば、Cytusは日本オランダ台湾韓国タイ香港マカオ中国シンガポールのApp Storeにて1位を獲得した[1]

2018年1月17日には、本作の続編となる『Cytus II』のiOS版がリリースされた[5]
仕様

以下の記述は全て2016年11月現在のものである。
iOS版
2012年1月4日リリース。現在のバージョンは10.0.0。ナンバリングされているチャプターとChapter S・K・Mは初めから開いている。その他のチャプターはチャプター毎に課金により解禁可能。
Android版
2012年4月4日リリース。現在のバージョンは10.0.6。基本無料だが、楽曲プレイまでの待ち時間があるなど制約がある。課金によって制約は解除できる。初期から無料解放してあるチャプターはiOS版と同じ。その他はチャプター毎に解禁可能。
auスマートパス版

ルール

プレイヤーは、音楽に合わせて上下する「アクティブスキャンライン」(以降「ライン」)に、「ノート」と呼ばれるオブジェクトが重なった時に適当な対応をしていく。ノーツの種類は以下の3種類。

Click…1個の円形のオブジェクトからなるノート。ラインと重なった時にタップする。

Hold…円形のオブジェクトに直線が伸びたノート。ラインと円形のオブジェクトが重なった時から直線の終わりまでオブジェクトをタップし続ける。

Drag…円形のオブジェクトが連なったノート群。ラインの動きに合わせてノートの上をスライドする。


ノートは、上から下にラインが降りるときに使うものは黄色と緑色を、下から上に昇ってくるときに使うものは青色と紫色をしている。

ノート判定は、良い順に「PERFECT」「GOOD」「BAD」「MISS!」。「BAD」以上で得点が入る。「GOOD」以上を取るとコンボが続き、ノート毎の得点の上昇も大きくなる。また「PERFECT」の判定も、正確なタイミングのときは虹色の、少しずれたときは黒色のエフェクトがかかる。これは後述する「TP」に関係する。

各楽曲ごとに満点は100万点。満点のときのランクは「Milion Master」となり、?95万点が「S」、?90万点が「A」、以後10万点下がるごとに「B」「C」となり、70万点以下は「Fail」となりクリア失敗の扱いになる。

Cytusにはスコア以外にも「TP(Technical Point)」という採点方式がある。こちらはノートを取った精度を見ており、スコアとは基準が異なる。また、こちらはコンボ数に影響されない。0.01刻みで測定され、最高は100。先述した2種類の「PERFECT」は、得点は同じだが、TPが虹色のエフェクトのほうが高く得られる。

難易度は「EASY」と「HARD」の2種類。レベルはどちらも1から9までの9段階に分かれている。

プレイヤーは楽曲開始前に、ノートの出現方法を次の3種類から選べる。

Default…ノートが徐々に浮き出て来て、タップするときに最大になるような方法。初期状態はこの方法になっている。

Grouped…次にタップすべき半往復分のノートが、ラインが折り返したときにまとめて最大の大きさになる方法。

None…出現し始めたときから常に色づいていて最大の大きさであり、ラインが折り返したときに色が濃くなる方法。


また、プレイヤーは開始前にタップ音をつけることができる。これをオンにすると、ノートをタップなどしたときにタンバリンのような音が鳴るようになる。ただし、Android端末でプレイする場合タップ音は鳴らず、代わりに判定時にバイブレートする仕様になっている。

ストーリー

遠い未来。人類に代わってロボットが世界の中心を担うようになった世界。

人類は決して滅亡したわけではなかったものの、その機能はほとんど失ってしまった。ロボットは、かつての人間たちの魂の名残なのである。人間がロボットに記憶を転送させるプログラムを作ったことによって、彼らは人間の記憶や感情を知ることができたのだった。

しかし、記憶を保存できる場所は限られており、新しい記憶が入れば古い記憶はいずれ消えていってしまう。そこで、ロボットたちは人間の感情を音楽に変換し、Cytusという場所に保管することにした。そうすることで、彼らは人間の魂の存在を確認し、彼ら自身が本当の魂を持つことができる日を夢見ているのだ。

このゲームでプレイできる楽曲は、すべて「Cytus」に保存されているものという設定である。
チャプター

Cytusには、2017年6月時点で19のチャプターがあり、それぞれの中に10曲から13曲の楽曲が収録されている。リリース当初は楽曲をプレイするたびに新たな曲が解禁される仕組みだったが、バージョン2.0.0のアップデートと共にチャプター制に変更された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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