WordPerfect の元開発会社であるノベルは、2004年11月、マイクロソフトを独占禁止法違反でユタ州連邦地方裁判所に提訴している。ノベルの主張は、同社が「WordPerfect」「Quattro Pro」を所有していた期間に、マイクロソフトがオフィス向けアプリケーション市場の競争を排除する行為によってノベルに損害を与えたというもの。シェアが当時50%あったものが、コーレル売却時には10%になっていた。
2008年3月17日、米最高裁は、Microsoftの上訴を棄却した。Microsoftを提訴する資格があると判断した下級裁判所の裁定がそのまま効力を持つことになる。
2016年1月4日、Microsoftは、Microsoft Officeに搭載されている「リボン」(拡大縮小のスライダーデザイン)を許諾を得ず「Corel Home Office」に使用したとして同社を訴えた。またCorelは2015年7月に「Officeに搭載されている Live Prevew機能はCorelのRealTimeプレビューの特許を侵害している」としてMicrosoftを訴えている。遡るとQuattro Pro(当時はボーランド社)がはじめて採用したSheetをタブで切り替えるユーザーインターフェイスをExcelが真似た時のように訴訟合戦が今なお続いている。 かつて日本での販売は、イーフロンティアやメディア・ビジョンなどが代理として行っていた。2005年1月、東京都港区虎ノ門に、下村慶一を社長として、完全子会社の日本法人が設立される。 それまでの企業体制は、ハードウェア会社へソフトウェアバンドルを許可・依頼することはほとんどなかったが、日本市場においては、Wacom製品に Painter Essentials が。国内製のパソコンにはWinDVD、VideoStudio、Digital Studio、Paint Shop Proなどがプレインストールされることも増えた。 2012年10月14日のPaintshopPro発売から2015年VideoStudioX8の発売まで、日本での販売・サポートはイーフロンティアに委託されていた。2015年のVideoStudio X8発売から再びコーレルからの発売となっている。 一時期からCorelのWebサイトは、Corel.com/jp/とCorel SSBBが共存していたが、2019年5月にSSBBが廃止されることとなり、Corel.com/jp/ に一本化された。現在は屋号の変更に伴い alludo.com/jp/ を使用している。
日本法人
製品
現行製品
DTP
CorelDRAW Graphics Suite(統合製品)
CorelDRAW
Corel PHOTO-PAINT
Corel CAPTURE
Corel PowerTRACE
CorelDRAW Essentials
テクニカルイラスト、CAD
Corel DESIGNER
CGイラスト、写真編集
Corel Painter
Corel Painter Essentials
Corel Paint Shop Pro
AfterShot Pro (旧Bibble
AfterShot
動画編集・変換・オーサリング
VideoStudio
MotionStudio 3D (旧Cool3D)
Pinnacle Studio
動画再生
WinDVD
データライティング 、マルチメディアスイート
Roxio Creator
Roxio Toast
圧縮・解凍
Corel WinZip
オフィス
WordPerfect Office
Paradox
WordPerfect
Quattro Pro
Presentations
業務効率化