Core_2_Duo
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Intel Core 2Core 2 Duo E6300
生産時期2006年から
生産者インテル
CPU周波数1.06 GHz から 3.33 GHz
FSB周波数533 MHz から 1600 MHz
プロセスルール65nm から 45nm
マイクロアーキテクチャCore
命令セットx86, x64
コア数1、2、4
ソケットLGA 775
Socket M
Socket P
Micro-FCBGA
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Intel Core 2(インテル コア ツー)はインテル2006年7月27日に発表した、x86命令セットを持つCPU用のマイクロプロセッサ

元々はモバイル向けとして開発され、そこからデスクトップワークステーションサーバ向けの製品が派生的に開発されている。そのため、Coreマイクロアーキテクチャ内での世代を表す開発コードネームは、モバイル向けの標準ダイのものが用いられる。しかしそれぞれの用途向けであっても内容的にはほぼ同じであり、先行して開発が進んでいたモバイル向けにそれぞれの用途向けの機能が追加されていったり、組み込まれた機能を無効化することでそれぞれの用途向けに作り分けられている。

2008年の第4四半期より出荷が始まったCore i7をはじめとする、Nehalemマイクロアーキテクチャの各CPUに順次置き換えられた。
製品ラインナップ

主な用途製品名Meromファミリ
プロセスルール65nm、第一世代Penrynファミリ
プロセスルール45nm、第二(最終)世代
デスクトップ向けデュアルコアCore 2 ExtremeConroe-XE
クアッドコアCore 2 ExtremeKentsfield-XEYorkfield-XE
Core 2 QuadKentsfieldYorkfield
Core 2 DuoConroe/AllendaleWolfdale
Pentium Dual-Core
(後にPentiumに改称)Conroe-1M/Allendale-1MWolfdale
Celeron Dual-CoreAllendale-512KWolfdale
CeleronConroe-L(Conroe-512K)Perryville
モバイル向けデュアルコアCore 2 ExtremeMerom-XEPenryn-XE
クアッドコアCore 2 ExtremeYorkfield-XE
Core 2 QuadPenryn
Core 2 DuoMeromPenryn
Core 2 SoloMerom-SCPenryn-SC
Pentium Dual-Core
(後にPentium に改称)Merom-1MPenryn
Celeron Dual-CoreMeromPenryn
CeleronMerom-1MPenryn-L
サーバ / ワークステーション向けCeleron445Conroe-CL
Core 2 Duo E6x05Conroe-CL
デュアルコアXeon (E)3000番台ConroeWolfdale(-CL)
クアッドコアXeon X3000番台KentsfieldYorkfield(-CL)
2CPUを搭載するサーバ向けデュアルコアXeon DP 5000番台WoodcrestWolfdale-DP
クアッドコアXeon DP 5000番台ClovertownHarpertown
4CPU以上を搭載するサーバ向け
デュアルコアXeon MPTigerton-DC
クアッドコアXeon MPTigerton-QCDunnington-QC
ヘクサコアXeon MPDunnington-hexa

デスクトップ向けラインナップ

個々の製品は概ね、コアの数、キャッシュの容量、FSBの速度、そして消費電力で差別化が行われている。これら差別化を反映して、熱設計電力 (TDP) に製品差異が生まれた。
Core 2 Extreme (デスクトップ向け)

ハイエンドデスクトップ/ワークステーション向けCPU「Pentium Extreme Editionシリーズ」の後継製品。コアユーザー、ゲーマー向けのハイパフォーマンスCPUとして発表された。Extremeは、その他の製品と違い内部コアクロックの倍率が固定されておらず、変更が可能となっている。
Conroe-XE (コンロー・XE)
Intel Core 2 Extremeの第一世代の製品。Core 2の最上位製品であるが、Core 2 Duoとの差はほとんどない。相違点は動作周波数が1段上回り、コアの動作クロックの倍率が固定されていない点のみである。行き詰まっていたPentium Extreme EditionPentium Dの速やかな更新が必要で、Core 2 Duoと差別化をする余裕がなかったためと考えられる。

プロセッサ・ナンバ動作周波数コア数FSB2次キャッシュVT対応TXT(英語版)対応ソケットTDP備考
X68002.93GHz (266MHzx11(倍率は変更可))2コア1066MHz
(1066 MT/s)4MB○×LGA77575W2006年7月27日発表(JP)

Kentsfield-XE (ケンツフィールド・XE)
2006年11月14日に発表されたCore 2 Extremeの新製品。2個のConroeの半導体ダイを1個のパッケージに封入したMulti-Chip Module (MCM)方式のクアッドコアプロセッサ。複数のダイを一つにパッケージングするMulti Chip Package(MCP)は、開発期間短縮と歩留まりの向上に効果がある。しかしダイ間の通信はFSBを介して行うので、ダイ間の通信速度は同ダイ上のコア間より遅くなってしまう。また同ダイおよび別ダイでコア同士の関係が同一ではないので、状況により処理能力に違いが発生する場合がある。この問題はWindows 2000までのWindowsで顕著であった。Windows XPにおいてHyper-Threading Technologyのサポートが行われた際に、この不均質な関係を持つCPUのサポートが追加され、System BIOSから各CPUの情報を得てタスク割り当ての参考とするようになった。これにより処理内容によっては処理効率が大きく向上した。

プロセッサ・ナンバ動作周波数コア数FSB2次キャッシュVT対応TXT対応ソケットTDP備考
QX68503.00GHz (333MHzx9(倍率は変更可))2コアx2ダイ1333MHz
(1333 MT/s)4MB×2○×LGA775130W
QX68002.93GHz (266MHzx11(倍率は変更可))1066MHz
(1066 MT/s)
QX67002.66GHz (266MHzx10(倍率は変更可))

Yorkfield-XE (ヨークフィールド・XE)
第2世代(最終世代)であるPenrynファミリーで最初に発表された製品の一つ。2007年11月11日に発表された。この時点ではQX9650のみ。


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