Cinnamon
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この項目では、デスクトップ環境について説明しています。香辛料については「シナモン」を、その他の用法については「シナモン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

Cinnamon
Cinnamonデスクトップ環境
作者Linux Mintチーム
開発元Linux Mintチーム
初版2011年 (13年前) (2011)

最新版6.0.4[1]  - 2024年1月4日 (4か月前) [±]
リポジトリ

github.com/linuxmint/cinnamon

プログラミング
言語CおよびJavaScriptPython
対応OSLinux (X11)
プラットフォームGNOME 3
サポート状況開発中
種別.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

デスクトップ環境

元々はグラフィカルシェル

ライセンスGPL v2
公式サイトCinnamon Spices
テンプレートを表示

Cinnamon(シナモン)は、GNOME 3をベースとしたデスクトップ環境であり、2011年に初版がリリースされた。Cinnamonのプロジェクトは元々GNOME Shellフォークすることで、単なるグラフィカルシェルとして開始されたが、Cinnamon 2.0で固有のデスクトップ環境となった。Cinnamonは元々Linux Mintのために開発されたが、時が経つにつれ他のLinuxディストリビューションへも広く普及している。

Cinnamonデスクトップ環境はGNOMEとは異なるGUIを実装することを目的としているため、GNOME Core Applicationsの多くはフォークされてGUIは適切に書き換えられた。
歴史.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節の出典や参考文献は、一次資料や記事主題の関係者による情報源に頼っています。信頼できる第三者情報源とされる出典の追加が求められています。
出典検索?: "Cinnamon" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年11月)

Linux Mint開発チームは最初、GNOME 3リリース後におけるLinux Mintディストリビューションの今後を心配していた。GNOME 3の新しいグラフィカルシェルのGNOME ShellはLinux Mint開発チームがLinux Mintに対して念頭に置いたデザインの目標にふさわしくなかったが、当初はそれ以外に選択肢がなかった[要出典]。Linux Mint 11 "Katya" は、GNOME 2が付属したLinux Mintの最後のリリースとして2011年にリリースされたが、GNOME パネルが既に開発されていないためより良い解決策が必要であることは明らかだった[要出典]。このため、Linux Mint開発チームはGNOME ShellをLinux Mintの目標にふさわしいように改善を手がけることにし、その結果として "Mint GNOME Shell Extensions" (MGSE) ができた。その間にMATEがGNOME 2からフォークされた。Linux Mint開発チームはLinux Mint 12 "Lisa" に、従来のGNOME 2デスクトップを使うかGNOME 3ベースのMGSEを使うかをユーザーが選べるようにするため、MGSEと並んでMATEを組み込むことに決定した[要出典]。

しかしながら、MGSEは予想を下回った。GNOME ShellはLinux Mint開発チームが念頭に置いた方向性とは異なった方向に向かっているため、MGSEが長期で存続できないことが明らかであった。この問題に呼応して、Linux Mint開発者が開発プロセスをより良く制御できるようにし、かつLinux Mintの将来リリースでの使用のために彼ら自身のGNOMEインターフェイス未来像を実装するため、Linux Mint開発チームはCinnamonプロジェクトを作りGNOME Shellをフォークした。このプロジェクトはLinux Mintのブログで2012年1月2日に公式にアナウンスされた[2]

バージョン1.2より、CinnamonはウインドウマネージャとしてGNOME 3から導入されそのウインドウマネージャとなったMutterのフォークであるMuffinを使っている[3]

Cinnamon 1.6は2012年9月18日に導入された。Nautilusを新しいデフォルトファイルマネージャであるNemoに置き換えた。ただしまだNautilusはオプションとして使用できる[4]

Cinnamon 1.8は2013年5月5日にリリースされ、GNOME コントロールセンターはフォークされた。それは現在Cinnamon-Control-Centerと呼ばれGnome-Control-CenterとCinnamon-Settingsを結合した。Gnomeスクリーンセーバーもフォークされ現在はCinnamon-Screensaverと呼ばれる。現在、.themesフォルダの中にある凡例のテーマの代わりにコントロールセンターを通じてアプレット、拡張機能、デスクレット、テーマのインストールと拡張が可能である。Cinnamon-Screensaverは修正されたNemoインタフェースも扱え、リリースと共にもたらされたデスクレットはウィジットのようである。

Cinnamon 2.0は2013年10月10日にリリースされた。このバージョンからCinnamonはUnityGNOME ShellのようにGNOMEデスクトップのトップにあるフロントエンドではなくなり、「完全なデスクトップ環境」になった。CinnamonはまだGNOME技術上でビルドされておりGTKを使うが、インストールにはGNOME自体を必要としなくなっている。このリリースの最大の変更は改善されたエッジタイリング、改善されたユーザー管理、フルスクリーンアプリケーション用の設定可能な個別のサウンド効果とパフォーマンス改善である。

Cinnamon 3.2は2016年11月7日にタグ付けされ[5]、同年11月13日に最初のMint環境であるLMDE2にリリースされた。このリリースの最大の変更はメニューシステムの見栄えの変更、スクリーンセーバーの改訂、入力メソッド選択の変更、画面端にパネルを置けるようになったこと[6]、背景遷移の改善、アプレット設定処理の変更、そして画面回転に基づく加速度計などの機能をもたらすlibinputライブラリを使うための変更[7]である。
リリース履歴

リリース履歴
バージョンリリース日依存する
GTK利用可能なOS詳細
1.42012-05-223.4 (2012-03-26)Linux Mint 13Cinnamonの最初のメジャーリリース[8]
1.62012-11-20Linux Mint 14
1.82013-05-13Linux Mint 15
2.02013-11-303.8 (2013-05-13)Linux Mint 16, Fedora EPEL 7[9]このバージョンからCinnamonは完全なデスクトップ環境になる。
2.22014-05-31? 3.9.12Linux Mint 17, Debian 8 Jessie[10]
2.42014-11-29Linux Mint 17.1
2.62015-06-30Linux Mint 17.2、Fedora 21および22
2.82015-12-05Linux Mint 17.3, Fedora 23
3.02016-04-26Linux Mint 18(Ubuntu 16.04 LTSベース)、Debian 9 "Stretch"、Fedora 24
3.22016-11-07GTK ? 3.12 (2014-03-25), GIO ? 2.35.0, Clutter(英語版) ? 1.10.0, GOBJECT_INTROSPECTION ? 0.9.2, GJS?2.3.1Linux Mint 18.1, Fedora 25, Ubuntu 17.04
3.42017-05-07Linux Mint 18.2デスクトップグリッド、ファイル検索におけるワイルドカードのサポート、マルチプロセス設定デーモン、パネルランチャーにおけるデスクトップアクション、Nemoにおいてデスクトップ操作とファイルマネージャのプロセス分離。
3.62017-10-24Linux Mint 18.3
3.82018-04-24Linux Mint 19
4.02018-10-04Linux Mint 19.1ウィンドウリストやパネルレイアウトのカスタマイズ強化。
4.22019-06-29Linux Mint 19.2
4.42019-11-25Linux Mint 19.3
4.62020-05-13Linux Mint 20
4.82020-11-26Linux Mint 20.1
5.02021-06-01Linux Mint 20.2
5.22021-11-28Linux Mint 20.3

ソフトウェアコンポーネント「GNOMEアプリケーション一覧」も参照NemoファイルマネージャはGNOMEのファイルをベースとしている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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