Cartoon
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この項目では、芸術形式の呼称の1つであるカートゥーンについて説明しています。KAT-TUNのテレビ番組については「カートゥンKAT-TUN」をご覧ください。

カートゥーン(cartoon)は、ある語源から発展した複数の芸術形式についての呼称。

現代における狭義のカートゥーンは、アメリカ合衆国ヨーロッパ一コマ漫画か、ユーモラスな傾向を備えた子供向けのアニメーション作品を指し示す言葉である。この項ではこれら2つについて記述する。
歴史的用法

歴史的な語源におけるカートゥーンとは、油絵のような絵画作品の制作に際し、の上に原寸大で描かれる下絵(下書き)の意味である。厚紙を意味するイタリア語「カルトーネ」“cartone” あるいはオランダ語の「カルトン」“karton”に由来する。日本語では通常この意味でカートゥーンを用いず、フランス語読みでカルトンと称する[1]

カルトンは幾日にもわたる漆喰の上への彩色に際して、構成部分を正確に連結させるために、専らフレスコ画の制作に使用されていた。ラファエロレオナルド・ダ・ヴィンチのような画家によるカルトンは、それ自体が高い価値を持っている。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}ラファエロのカルトン

『ペテロに天国の鍵を授けるキリスト』のカルトン

カルトンをもとに作られた『ペテロに天国の鍵を授けるキリスト』のタペストリー
ラファエロがタペストリー作成用に作成した下絵
印刷媒体

現代の出版業界におけるカートゥーンは、一般にユーモラスな傾向を備えたイラストレーション戯画)のことを指す。
前史「漫画」および「カリカチュア」も参照

15世紀末の宗教改革時に描かれたパンフレットの挿絵や、イギリスホガースギルレイらのユーモラスな風刺画、といったものをカートゥーンの祖とする見方がある[2] が、あくまでも現代的な意味でのカートゥーンの源流を過去のメディアに求めての評価の結果であり、当時これらのものをカートゥーンと呼んだわけではない。
風刺イラストとしてのカートゥーンジョン・リーチ(英語版)による、新ウェストミンスター宮殿のフレスコ画下絵展示会を風刺するカートゥーン(1843年)「風刺漫画」も参照

印刷技術の発達とともに新聞というニューメディアが勃興し、フランス、イギリス、アメリカ合衆国で政権攻撃の手段として風刺画が盛んに用いられるようになった。フランスではオノレ・ドーミエ、アメリカではトーマス・ナスト、『パック(英語版)』の創刊者ジョセフ・ケプラー(英語版)が大衆の支持を得た[2]

現代的な意味で、この種の風刺画を「カートゥーン」と呼ぶようになった最初は、1843年にイギリスの風刺漫画雑誌『パンチ』誌上における風刺画コーナー、とりわけジョン・リーチ(英語版)によるスケッチ調のペン画である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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